「やっぱり昔からズンチャズンチャ音楽」ドリー・ベルを覚えているかい? La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり昔からズンチャズンチャ音楽
2024年の映画は、「閉館待ったなし」と厳しい窮状を訴え広くクラウドファンディングを募った神奈川ミニシアター界の牽引車「横浜ジャック&ベティ」での応援鑑賞からです。館内には多くのファンからのメッセージが掲げられていました。当面の目標額3000万円はクリア出来たそうですが、これから長らく上映を続けて頂く為には、我々が足を運んでチケットを買う事が何よりの支援です。
そして、新年第1作は、旧ユーゴスラビアの鬼才エミール・クストリッツァ監督のデビュー作で、今回が日本初公開となる『ドリー・ベルを覚えているかい?』です。
不良の少年がタバコを吸い、ズンチャズンチャの音楽が耳に残り、動物が出て来て、あけすけなスケベ場面があり、どこか軽みがあるけどどこか切ないと、デビュー作からクストリッツァはやっぱりクストリッツァだったんだなぁと感じ入りました。それにしても、クストリッツァ映画には必ず登場するあの調子の音楽は監督の好みなのかな、それともサラエボ地方のモチーフなのかな。癖になるわぁ。 (2024/1/2 鑑賞)
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