彼方にのレビュー・感想・評価
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「え?」
アカデミー賞候補ということで観てみた短編は、すでに感動ポルノと書かれている方がいたが、確かにスレスレかギリギリアウトくらいの作品だとは思う。大切な家族を失った喪失を、じゃあどうすればとかではなく、本当にただそのままに、悲しみの沼を漂っている感覚を味あわせてくれる18分。長編化すれば、それなりに物語めいたものが付け加えられるのかも知れないが、このさっくりとした感覚はあまり知らない。ムーディーでベタな音楽を差し替えれば、相当な実験的作品に見えるのかも知れない。
しかしなによりも鮮烈に印象に残ったのは、突発的に起きる惨劇の、あまりにもあっけない殺され方の描写。正直、ほかの映画であまり見たことのない2連発であり、「え?」となるしかない怖さにおいて、この監督は今後すごい演出を見せてくれるかも知れないなと思う。
泣くって大事
大切な2人を亡くして
それはそれは
辛くて苦しいし
「あの時、こうしていれば」の
後悔は永遠に続くとよね(涙)
ラストシーンで、
娘ちゃんと似た子からのハグで
一気に感情が溢れてしまっての号泣。
涙には、
ストレス成分が含まれているとのことで
私自身、「泣いていいとよ~」って
日常でも、自分や家族と
泣くことの大切さを感じています。
彼も、号泣したことで
押さえ込んでいた感情を
しっかり吐き出して
ちょっとだけ、
前を向いていこうってなったのかな~って。
18分という短い映画だけど
観る人によって、
主人公の視線、表情の
言葉にならない表現に、
感じ方もずいぶん
違ってくるんやろな~って思いました。
それにしても、
あんな事件を起こす犯人って
どういう背景で育ったんだろう?って
職業柄、いろいろ考えてしまいますたいね~(涙)
感動ポルノ
母と子の無惨な死に方は幸福と悲しみとの落差を強く演出したいだけに設定されたものとしか思えなかった
家族がこの死に方したらつらいって思うのは大量のわさび食べて涙流すくらい自然に出ちゃう反応なので映画が良いとかじゃない
本人のみが決断できる”手放す力”
「どうして壊れなきゃいけない
でも、もし私たちに受け入れる力があるなら、
手放す力もあるはず
すべて手放して 今すぐ手放して」
あの時握った手を離さなければいけない決断(The After)までの物語。
エンディング曲のバーディ&Rhodes”Let It All Go”の歌詞で崩れます…
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