「期待度△鑑賞後の満足度△ あまりの(露)悪趣味ぶりに笑って良いのか呆れて良いのか。スケキヨおばさんにスケタケお兄さん、その他諸々で横溝正史風に言えば「悪魔の感謝祭」ってとこかな。」サンクスギビング もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度△鑑賞後の満足度△ あまりの(露)悪趣味ぶりに笑って良いのか呆れて良いのか。スケキヨおばさんにスケタケお兄さん、その他諸々で横溝正史風に言えば「悪魔の感謝祭」ってとこかな。
①犯人はキャストを観れば大体当てがついて、やっぱり思った通りでした。
去年の感謝祭の惨事の元凶である継母(店を開けようと言ったのはこの人)を人間ローストチキンにした(人間ローストはジャクリーン・ビセット(別の意味で美味しそうでした)主演の『シェフ殿ご用心』であったけど、あっちは調理後の描写だけだったけど、こちらはご丁寧に調理中の描写もあるし、七面鳥さながらテーブルに供された上に脚の肉をカットされます。いやはや露悪趣味を通り越して笑ってしまう)のと、冒頭の○○のローストチキン(じゃなくて七面鳥ですね)ネタとが呼応してるんだね。
ブラックジョーク👍️
②普通は休みである感謝祭の日(ブラックフライデーの前日)にスーバーマーケットを開けたことから起こった惨事を導入部にした構成は上手いと思う。
特売りに目の色を変える消費者というか買い物客の醜悪さは洋の東西を問わず。
ワッフル焼き機がそんなに欲しかったのか、兎に角タダで貰えるものが欲しかったのか。その醜悪さをこれでもかと描くところから(露)悪趣味ぶりははじまっていたとは言える(割れたガラスで首を切って出血死したお兄ちゃんから抱えていたワッフル焼き機を掠めとる姿も悪趣味なら、その姿をSNSに上げて揶揄するのも悪趣味。)
ただ、その後の(露)悪趣味のオンパレードとなる連続殺人シーンは別物感あり。
③フェイスリフトも痛々しいジーナ・ガーションはメインキャストかと思いきや、冒頭のスーパーマーケットの騒動中に突進してきてぶつかった2つのカートに挟まれてまさかのお陀仏(しかも一方のカートの足に髪が絡まって頭の皮ごと引きちぎられるー痛っ~―という悲惨さ且つ露悪趣味ぶり。この時点では此の後同じ様な露悪ぶりが続くとは思いもしませんでしたわ。)
最初に殺られるスケキヨおばさんも顔が冷凍庫の扉に貼りついたので逃げようとして顔の皮膚ごと捲れてしまうというこれまた(痛っ~―何となく分かるだけによけ痛そう…)(露)悪趣味ぶり。
挙げ句にゴミコンテナの蓋で胴体真っ二つ、腸がどばーっ。(悪趣味ですねぇ)
④