STORY GAME ストーリー・ゲームのレビュー・感想・評価
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怪談はオマケ
昨日アップリンク京都で鑑賞してきました。
まあ分かりやすく解説するならば、海外の方が日本の怪談や都市伝説をよりリアルホラーに近付けた印象がありますが、ストーリーゲームの設定にある"緑の目"の"超常現象"に当てはまるかとなるとそこは最後の管理人が"君たちが話しているのはテーマから外れているでしょとばかりの岩を見せつけ化学では説明できないものを証明してみせたところで、恐らく自身も後を追うようにして異次元へ行ったとしたら、そもそも最初の嵐が近づいているから予約されていた方は皆ホテルに行ったぞという話の信憑性はますます怪しくなる。つまり、ホテルに行ったではなく呑み込まれていないが正解だったのかなあと、そう考えれば怪談が怖いのではなく管理人のほうがストーリーゲームだったのかしれない、そんな映画だと思いました。
ドヤァ
日本の怪談をストーリー・ゲームというアプリを用いて改変しながら話していくといった話です。ホラー要素は特段強くありませんでした。トイレの花子さん、口裂け女、お岩とお菊と日本の怪談でもメジャーな方な作品を取り上げていました。
ストーリー・ゲームのアプリが頓挫したー!とジェームズは言っていましたが、そりゃルーレットするだけのアプリなんて世の中蔓延ってますし、そりゃ破綻しちゃうよ〜と思いました。
1つ目の話はトイレの花子さんなんですが、序盤からいきなり英語で喋り出してずっこけました。授業の中で剣道や弓道をガチでやるのもとんでも日本が出ていたなと思いました。
いじめられている緑の目の転校生が、なんか不思議な力に目覚めてトイレの花子さんになった!という全体的に唐突、唐突の連発でした。トイレの中にぶち込まれたいじめっ子たちが全員死んで、なんならアンも死んでて墓を研ぎまくっているシーンで終わりますが、ツッコミどころだらけで気楽に観れました。でもこの語り手は日本人のはずなのに、どうしてあんな描写になったんだろと思いました。
2つ目の話は口裂け女ですが、別に口裂け女である必要はない物語でした。電車でなんか幻聴が聞こえてきて、その女の人を追いかけていったら口裂け女でした〜といった感じで、別に怖くはなかったです。今年は「先生!口裂け女です!」という傑作がいたのもあって、ちょろっとしか映らない口裂け女にはガッカリでした。ジェームズの実話という割には、ジェームズは女性といちゃついていただけなので、なんでこんなに自慢げに喋ったんだろうと不思議でたまらなかったです。
3つ目の話は仮面を数え続けるお岩と井戸に落とされたお菊を合体させた謎の怪談です。もうゴリッゴリに戦とかがあった時代のはずなのに、バリバリ英語でしか喋らないのでもうズッコケるのを通り越して地に足ついてました。
なんか呪いがーとか旦那の気を引いてるだーとかなんとか言ってるんですが、お菊!と言った後にmy masterとか英語で言っちゃうので世界観がしっちゃかめっちゃかでした。突然のアクションも出てきますが、取ってつけた感じのアクションなので見応えはありません。お菊を井戸にぶち込んだら、お菊の霊が見え出して、最後の仮面が何回数えても全て揃わずに発狂するお岩の姿を見せられるという謎の時間を過ごしました。一つでしっかりまとまってる話をドッキングさせた結果、今作みたいなものが生まれてしまうんだなと思いました。
最後、なぜか不思議な岩に手を突っ込んだら変な世界に飛ばされたみたいなSFな話が展開されるんですが、実はこういう話でしたーみたいなオチだったのはかなり肩透かしをくらいました。これいるか?とまで思ってしまいました。
ただ全員話終わった後にドヤァって顔するのもなんだか滑稽で面白かったです。
ツッコミどころしかないですし、積極的に観にいってと進めれる作品ではありませんが、飽きずに観れたのと、トンチキ日本がガッツリ楽しめたのは良かったかなと思いました。
鑑賞日 11/24
鑑賞時間 20:45〜22:30
座席 G-10
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