「モノクロのあっちゃん カルーセルのレトロ」一月の声に歓びを刻め 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
モノクロのあっちゃん カルーセルのレトロ
2024年公開作品
監督と脚本は『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』『少女(2016)』『Red』の三島有紀子
彼女の自伝的作品らしい
オムニバス形式だがオムニバスではない
難解な脚本
難解な演出
眠気を誘うであろう見づらい映像
全国のイオンシネマで華々しく上映されるような代物ではなく宮城県ならフォーラム仙台しか上映しなかったであろう作品
新人でもない商業映画に関してはそこそこ実績豊富な彼女がこんな作品をプロデュースしてまで劇場公開したのかよくわからない
事実に基づいてありのまま描くと色々と多くの人に迷惑をかける事になるのでそこは大人だからかなりぼやかしたために玄妙な仕上がりになったのではないか
でもそうしなければ前に進めない苦悩があったのだろう
ちなみにカルーセル麻紀のカルーセルの意味は回転木馬
働いていた店の名前から拝借したらしい
ココリコは待ち合わせの店が由来だしその点は似ている
配役
【北海道洞爺湖】
娘を亡くした父のマキにカルーセル麻紀
マキの娘で長女の美砂子に片岡礼子
美砂子の夫の正夫に宇野祥平
美砂子の娘のさらに長田詩音
【東京八丈島】
海の父で酪農家の誠に哀川翔
誠の娘の海に松本妃代
誠の友人の龍に原田龍二
観光客の山下恵理子に金野美穂
恵理子の娘に米田登貴
恵理子の夫に小野寛幸
【大阪堂島】
真歩の娘で次女のれいこに前田敦子
レンタル彼氏のトト・モレッティに坂東龍汰
れいこの母の真歩にとよた真帆
刑事の上田に生田有我
刑事に藤井愛希子
れいこの元カレの伊藤拓人に八木拓海
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