「「一月の声に歓びを刻め」観てきました❗️」一月の声に歓びを刻め なごやんさんの映画レビュー(感想・評価)
「一月の声に歓びを刻め」観てきました❗️
「一月の声に歓びを刻め」2回目観てきました❗️
2回目観れて良かったです
1回目、色んなレビューを読んでいたので、それをなぞるような確認するような感じで観てしまっていたかなぁと。。
やっぱり実体験がベースというインパクトも強いから、どうしてもそこに感情が揺さぶられてしまうけど、
2回目は、もっと映画を素直に観れた感じでした。
映像も本当に綺麗で素晴らしいなと思うと同時に、
更に印象的だったのは、「音」でした。
マキさんが、れいこを助けられなかった想いに、一人もがき苦しんでいる時の、詩を「書く」というより「刻みつける」ような万年筆の音がすごく印象深く。
雪を踏み締めながら歩く音も。
太鼓の響きがあんなに悲しみを訴えているように聞こえるなんて
すごいです。
日常に溢れる色んな罪、
意図せずに傷つけてしまったり、傷ついたり、
許しがたい罪、優しさ故の物、
それでもやっぱり日々は過ぎていくし、
生かされている、生きている、
大切に思う想いが苦しみにもなる
でも、全て否定するのではなく、
受け入れて浄化させる
マキが最終章で冷たい湖に向かって叫ぶのも、怒りや憎しみというより、傷ついた娘を守ってやれなかった、抱きしめて辛さを共有してやれなかった、親の子供を愛おしむが故の苦しい想いが痛いほど伝わってきました
映画には
もがきながらも前に進もうとしていることも特別じゃなくて日常で、そんな日常を苦しくても愛おしいものなんだと、そこに寄りそいたいと思う監督の、作成された皆様の愛情が溢れてました。
観れて良かったです。
心に響く映画をありがとうございました
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