劇場公開日 2024年2月9日

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「何を述べているか理解がしがたい」一月の声に歓びを刻め yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5何を述べているか理解がしがたい

2024年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年81本目(合計1,173本目/今月(2024年2月度)34本目)。
(ひとつ前の作品「THE WILD 修羅の拳」、次の作品「ザ・フェイス」)

 このあと、さらに珍妙作品「ザ・フェイス」(詳しくはそちらのレビューにて)で色々精神的に力尽きるのですが、そのことは知る由もなく…。

 映画の趣旨としては「島」を一つのテーマにしたのかな。120分ほどで3話か4話の分割方式で、分割されているといっても舞台は違うし共通項もあります。

 ただ、極端にストーリーがわかりにくい…よってここで感想を書き込むのも難しい…のですが、これら3~4話の中に、なぜか全編モノクロという謎のチャプターがあります。大阪市でこれらモノクロ映画といえば、当時のフィルムをそのまま放映していますというシネヌーヴォさんくらいしかなく、一方で「演出を高める効果から」モノクロにしている映画も一応ありますが(ゴジラ・ゼロや、せかいのおきくほか)、この映画は具体的な時代背景は示されないものの「レンタル彼氏」という語は出てくるので昭和の敗戦ころというのは考えにくいです。かつ、これら「演出上モノクロにしている映画」は演出上の扱いで、カラー映画と比べて見やすさに問題が生じないように濃淡はっきりと描かれますが、この作品はその配慮がないので、そのモノクロパート(大阪の堂島パートだったはず)の部分で何を言いたいのかがわからずかなりの方が理解に詰まるのではなかろうか…といったところです。

 何度か見ればまぁ理解度はあがるのかなといったところですが、120分ちょっとという映画を何度も見るのは厳しいところです。まぁあえていえば「癒しか何かのタイムか」とは思いますが(実は会話自体はそれほど多くなく、上記の映像が読み取りづらい事情とあいまって、映画なのかヒーリングタイムなのかすら怪しい)、映画館は「本来は」そういう場所ではないので…。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/映画の趣旨が理解しがたい)

 モノクロにしたこと、会話が極端に少ないことなどが多くを占めているのでは…と思います。特にモノクロチャプター(大阪編だったはず)は、場所の推定(映画内では堂島という扱いだが、この映画の共通項「島」に対して、堂島を「島」というかは怪しい。大阪市立科学館があるあたりの部分は法律上はともかく、あれを「島」というかは一般常識論でも微妙かと思える)も困難で(モノクロである上に、ヒントになる描写が存在しない。「レンタル彼氏」という語はここで出るので、さすがに昭和後期から令和くらいと思えるが幅が広すぎる)、大阪パートも理解が難しく、うーん…といったところです。
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yukispica