「島しま縞」一月の声に歓びを刻め またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
島しま縞
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カルーセル麻紀(最初はそうと気づかなかったのだが)が一人で暮らす姿を丁寧に描く美しいシークエンスに、傑作の予感。しかし宇野祥平と片岡礼子の手慣れた演技に「むむむ?」。
苦手な前田敦子だがモノクロできれいに撮られていて期待させるが、ちらりと映る役者がすぐ後で絡んでくる演出の連発などで乗り切れず、前田敦子もキザな男も急に自分語り。はっきり言ってこの男は普通いいヤツにしておいたほうが前田敦子のドラマが活かせたのではと。
で、第二幕。幼児期に性被害にあってしまったレイコの悲劇を背景に描く第一幕と第三幕の間に、ごく普通の父娘のドラマが挟まった。ここは明るい結末で良かった。けど太鼓がどうのというのは浅かったな。
映像は美しかったが評価はムムム。「中島 八丈島 堂島」の三島が舞台だったが、中心にハッピーエンドを挟む縞模様になっていたという。
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Mさんのコメント
2024年2月10日
「縞模様」おもしろい表現ですね。
評価が高かったので、みんなはこれがおもしろいのかな、と不安だったので、自分と同じような評価の人がいて安心しました。ありがとうございました。