「ラストの再会が見事 このまま日本一周ご当地巡りへ」劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの再会が見事 このまま日本一周ご当地巡りへ
2024年劇場鑑賞41本目 秀作 68点
皆ご存知情熱漢市原隼人主演おいしい給食シリーズ3作目となる劇場版
結論、個人的には前作の劇場版2作目の方が好みでしたが、ドラマシーズン3含め楽しめました
武田玲奈に変わり大原優乃も教育実習上がりの新任教師感もそうだしルックスと声の可愛らしさは適役でした
ストリートでいうと、初代劇場版は給食廃止について、2代目が栄養食についてで、今作が食のありがたみについてで
概要を簡単にまとめると、選挙アピールの場に選ばれた学校が今までの給食のメニューや食べ方、給食の時間までもが覆り、正しさではなく豊かさや楽しむ心を称えるストーリー
1作目より2作目よりのメッセージ性を強めた中にシリーズの色を組み込んだ良い次回作になっていると思うが、いかんせん今後の展望が難しいと思う
というのは、良い点を挙げると小学校の先生なので市原隼人が老けても配役的には問題ないし、誰もが想像できる様に全国の名物であったり郷土料理なんかを今作の様に掲げて打ち出せば向けに可能性は広がるだろう
だがしかし、前述した通り2時間もたせる上での土台となるストーリーであり事件が給食廃止や栄養食化、ありがたさや豊かさを感じよう、などもうネタ切れな気がする
というか、正直初代の給食廃止と次作の栄養食化は道理としてわかるというか、いったら誰もが思いつく給食に携わる事件になりうる事件(?)だが、今回のテーマははなから破綻している気がする
おいしくないけど、ありがたく頂こう!なんて打ち出しでまずい顔して食べて給食はこんなのじゃない!なんて悪役側の言いたいことは理解できるけど、説得力が前作の栄養食のテーマより弱いしやられにいってるテーマな感じがする、言語化ができないのが悔やまれるが
映画として成立させるのに紐付ける事件が必要なのかもしれないけど、ファンはこのシリーズを通して何を観たいのだろうか、、次第に伸び代を示唆して飽きて離れていく人も少なくない気がするけど、個人的には全国展開してほしいし、初代のライバルであり教子とラスト再会を交わしたので、せめて教育実習生編くらいまではみたいですね