「市原隼人を活かした作品」劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
市原隼人を活かした作品
市原隼人は《邦キチ!映子さん》のかなり早めの回でも揶揄られてるけど、ちょっと癖のある役が多いよね。この作品は、その癖を最大限に活かしてる作品だと思うの。当て書きだろうな。
市原隼人は給食が好きすぎる中学教師の役なんだよね。給食の時間になると、一人ですごく盛り上がるの。でも一人だからモノローグになるんだけど、そしてすごく長いモノローグなんだけど、成立させてくるね。脚本と演技がすごいと思うの。
それでなんか訳が分からない学芸会の劇やるよね。ほんとに訳分かんないの。でも、なんとなく面白い気がするから、これもレベル高いね。
演技指導で市原隼人が披露するベタベタ演技は、「うまい」とは思うけど「そこまでベタだと流石にダメだろ」とも思うのね。でも生徒はみんなついていく。その設定もいいね。
市原隼人は設定として「厳格に指導するから生徒に嫌われてる」となってたんだと思うけど、好かれてるね。なんだかんだで、市原隼人を中心にまとまったクラスになってる。
その辺から町長とのぶつかり合いが描かれてくるね。「残食は良くない」ってことで、グループで食べるのをやめさせる派の町長とそうじゃないだろ派の市原隼人。なんとなく市原隼人が勝つね。
「僕が嫌いだったのは給食じゃなくて給食の時間だったんだ」と言う外国から来た感じの生徒もいるんだけど、なんか無理やりだったね。ドラマ観てたら分かるのかな。
ストーリーはあるようなないようなだけど、細かな笑いは面白くて、寝られた脚本だったと思うよ。また映画化されたら観に行くよ。
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