劇場公開日 2024年1月5日

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「画的に楽しめるアクション」シャクラ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5画的に楽しめるアクション

2024年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

内容は熱い!
昔、日本で翻訳刊行されていた金庸武俠小説集に収録の、『天龍八部』をアレンジしたもの。

敵の罠によって仲間や育ての親を殺した犯人にさせられ、また宋の敵国人の血を引くことを暴かれて追放された主人公が、カンフーでその敵の陰謀を暴くという、シンプルな内容。
主人公と、恩師や弟子ら、武の達人同士を殺し合いさせる展開はなかなかのものではありました。

その主人公であるドニー兄さんが、ほとんど無印時代の『ドラゴンボール』孫悟空+『Gガン』ドモンで、敵は桃白白みたいな汚い男。
『るろうに剣心』のワイヤーアクション+気功のCGは、ほぼ超能力格闘戦で、『少林サッカー』の領域。
掌から火を出し、片手を振れば天井ごと敵は吹き飛び、遠く離れた場所から内臓に致命的ダメージを与える。
敵の投げた武器は、気で跳ね返すのは[理力]フォースで、『ローグ・ワン』のリベンジ達成という。
もちろん、軽功空渡で、3階くらいまでひとっ飛び、勢いで屋根から屋根へ5軒くらいは一跨ぎで走れて、『カリオストロ』のルパンもびっくり。
など、アクションは画的に楽しめました。

ただなぁ、面白いかと言われたら、微妙な……
前述のようにパートごとは熱いのだが、演出が冗長、繋がりが悪く、無駄に長い。
あと20〜30分は短くできる。

それに、原作をかなり改変しすぎ。
たしか、敵側についた裏切り者は、原作だと全冠清だったような。
厳格公正な頼れる長老・白世鏡が、何故か単なるスケベ親父に。

で、続編へ「続く」!
なんじゃこりゃーーー!
いろいろ、とんでもなかった印象でした。

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コージィ日本犬