劇場公開日 2025年6月6日

年少日記のレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

3.5スケープゴート

2025年7月14日
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鑑賞方法:映画館
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かばこ

3.5多くは語れない気分

2025年7月10日
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見終わった後、「 そっか⋯」という言葉が漏れました。
現在は、良い方向に動き出したようですが、
過去の出来事が重く残るので、やはり、悲しいですね⋯。

大人のチェンが、幼い時の兄とも弟とも似てる感じが、
こちらを惑わせるところは上手いなーとか、
細かいところで、いろいろと思うところはあったんですが、
最終的に多くは語れない気分だなぁ⋯。
それでも、何とも言えない感情が深く心に残りました。
忘れない作品だと思います。

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hkr21

5.0巧みな構成による兄弟の愛情の深さの表現

2025年7月1日
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鑑賞方法:映画館

親の過剰な期待に答えられず、叱責され続けた少年が心に傷を抱える、
というストーリーの基本線はそれほど目新しいものではないと思うが、
それを描写している個々のエピソードが印象深く、
情緒豊かな映像で綴られるため、最後まで集中力が途切れない。

加えて、冒頭やラストなど主要な場面における高い建物から
空を眺めている背中からの構図の対比や、
なによりヒッチコックのような観客の思い込みを誘う転回など構成が巧みで、
それが単にどんでん返しの面白さだけでなくて、
一心同体とまで言える兄弟の愛情の深さをも表現しているようで本当にすばらしい。

ピアノ曲も主人公の心象風景にマッチしていて良かった。

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HK

4.0驚きの展開

2025年7月1日
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ああ、そういうことなんだ、というのが中盤の驚き。
最後の父親のところがぐっと来た。
父は父で一貫してて悪くない。でも一番ずしんと来たのは父だろうね。
それにしても、お嫁さんもピアノの先生もかわいかったな。

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khapphom

4.5ハッと気付かされる展開が面白く徐々に引き込まれるストーリー

2025年6月28日
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nxnxbxb

4.5違和感の答えを探して。

2025年6月24日
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とある高校教師が生徒を職員室に呼び出している。その時感じた違和感。その答えを探しながら物語が進んでゆく。

小さな兄弟。父親から体罰を受ける兄とそんな兄をどこかで見下している優秀な弟。封印していた1冊の日記があの頃の辛い記憶を蘇えらせる。今は離れて暮らす妻への愛を捨てられない、生徒想いの教師が歩んで来た道程に途中から涙が止まりませんでした。

過去と現代を行き来する巧みな構成と確かな演技で最後まで引き込まれました。主演の俳優さん演技も含めてめちゃくちゃ素敵でした。そして同時に複雑な香港の現状を垣間見ることもできます。とても良質な映画でした。

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はるたろう

2.5近代の悩み映画

2025年6月22日
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テーマはよくある話。幼い頃から競争社会で落ちこぼれは駄目だとふるいにかける物語。
話が地味だけになかなか感情移入出来ない。
しかもこの様なテーマは手垢がつきすぎていて全く新鮮味がない。
多くの国の映画に共通の話題がある。
手持ちカメラは初めは良かったが、後半は眠気を誘う感じに。
ラストの種明かしは面白かったがそれだけの一発ネタの様。

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るい

4.0切なくて優しい話、そういう事か、、

2025年6月21日
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泣ける

幸せ

癒される

2023年の映画とのこと。2年越しで日本でも公開されるということは、良い映画なのだろうと、新宿遠征です。

香港の話ということですが、日本にも通じる切なさがありますね。

後半になって、そういう事かとちょっとウルっとしました。いい先生だな。

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だるまん

1.0宣伝の内容はフェアではないと思います

2025年6月21日
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ねこたま

4.5あの日の君を探して

2025年6月19日
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悲しい

知的

難しい

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レント

4.0「ルフィ」になれなかった「まことちゃん」😭

2025年6月18日
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泣ける

悲しい

カワイイ

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カールⅢ世

4.5まさかの、そっち目線だったのね〜涙活女子集合!

2025年6月18日
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ユメ

4.0勘違い?してたから余計に泣けた

2025年6月16日
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現在の学校の教師としての自分と子供時代の自分とを交錯させながら進んでいきます。
壮絶な子供時代の境遇が、いかに人生において大きな影響を与えていくのか。
優秀な弟と不出来な兄。親や周りの大人が兄に対して厳しく、一緒に暮らしているものの拠り所はなかったんだなあとなんとも辛い。「避難場所」となっていた漫画の作者が自殺をするというこれまたなんとも辛い内容。死、とりわけ自殺というのがポイントとなるこの映画。香港でも自殺というのは社会問題なんですね。
一つ、私自身が勘違い?していたからか、余計に涙が出てきてしまいました。そっちだったのか〜。これは監督の狙いだったのか。他の方もレビューに書いていたのでそういうことなのかと思いました。だからこそ余計に涙が出てしまいました。
弟の進んだ道は、まだ人生途中ですが間違っていない。幼少時代に、兄に対しては見下してるようなところはあったのですが大人になってからの生き様でそうでもなかったんだよと示してくれてる気がします。
チェン先生が、ずっと星野源に見えてました。

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Tarik

4.0せつなくて悲しくて

2025年6月16日
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泣ける

悲しい

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いちごのチョコレート

4.0「最大の悲劇は善意の人の沈黙と無関心」(マーティン・ルーサー・キング)

2025年6月15日
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高校教師のチェンの勤務校のゴミ箱から生徒が自殺をほのめかす文章がみつかる。その中に「私はどうでもいい存在だ」という言葉を見つけがく然とする。それが長いこと封印していた幼少期の日記(年少日記)に記していた言葉とまったく同じだったことにショックを受ける…という場面から物語は始まり、子ども時代の体験やトラウマを引きづりながら成長する過程などがフラッシュバックとして描かれていく。

監督のインタビューによれば、香港の学生の自殺問題をきっかけに本作を撮ろうと思ったそうで、学業や家族、社会からのプレッシャーに直面する子どもたちへの理解を促進したいとのことだ。

この問題は当然ながら対岸の火事ではなく、2024年度の小中高生の自殺数は、厚生労働省の統計によれば、前年度比で16人多い529人で、1980年に統計を取り始めて以来最大数になっているとのこと。その原因のトップ3は「学校問題」「健康問題」「家庭問題」で、本作での課題とも重なる部分は大きい。

エンドロールの Special Thanks にいろいろな学校や先生たちの名前が多数列挙されていることから、かなり多くの取材を丁寧に重ねてから作ったのだろうことがうかがい知れる。

日本では少子化に伴い、かつての「受験戦争」と言われていた時代よりは競争が緩和されているのかも知れないが、逆に一人の子どもに対する親の期待とプレッシャーは従来とは比べ物にならないはず。そこに誰がどのように寄り添えるのか、それこそが子どもたちを救う唯一の道かも知れない。

そのように考えると、「負の連鎖」を生まないためにも、子育てをしている人や、教育関係者・子どもと関わる仕事をしている人は観ておくべき作品だと言えるだろう。

なお、兄弟間の出来・不出来の差が父親の愛情の示し方の違いになって表れる物語は古くは聖書の「カインとアベル」の逸話にまで遡れるし、それを基にした(映画化もされた)スタインベックの『エデンの東』も当然そうだ。これも世界中で普遍的な課題なのであろう。

事前に「泣ける話」だという評判を聞いていたのだが、いろいろな意味で胸に刺さり過ぎて、自分には「泣く」という感情が逆に生じてこなかった。(ハンカチ持っていったのに…)

余談だが、広東語の「はい(yes)」は「はい(漢字で書くと「係」)」って言うんだ!というのが今回一番驚いた発見。笑

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Tofu

5.0傍観の否定

2025年6月15日
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泣ける

悲しい

癒される

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ミカ

4.0重すぎた。そして良かった。 時代、環境、家庭。 多分これがピンとこ...

2025年6月14日
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重すぎた。そして良かった。
時代、環境、家庭。
多分これがピンとこない人生のほうがよほどマシなんだとは思うが、生まれた以上選べない環境での戦いが始まるのは少なくとも現在においても全世界共通と、、、。
喪失について、映画でこそ表現できる世界を形にした作品だと思う。

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とりから

5.0生涯ベスト級、父と息子・兄弟の話、驚きの展開

2025年6月14日
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泣ける

驚く

癒される

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オカポン

4.0加油!

2025年6月12日
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泣ける

悲しい

やればできる子なんてよく言うけど
どんなにやってもできない人はいる
特に勉強、スポーツは才能がないとすぐ諦めるけど・・・
こどもにいろいろ押しつけて潰してしまうダメ親
香港も学歴社会なんですね
先生になって生徒の遺書がきっかけで年少のころ
の家族を回想しながらストーリーが進む
中盤であれっ勘違いだった?って思う展開があり
やられたーって感じ
ほとんどの人が途中まで勘違いして観てたと思う
悲しく苦しい話だけど最後の方はちょっと光が見えました

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かちかち

4.0子供の心の壊し方

2025年6月12日
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一人の少年の日記を通して、親の体罰によって、人生に前向きだったはずの心が少しずつ壊れていく衝撃的な物語。

Yahoo!ニュースで教師による体罰のニュースが出ると、コメント欄には教師を擁護し、体罰を肯定する意見が少なくない。
そうした人々がよく口にするのは、「自分も体罰を受けて育ち、それが成長につながった」というもの。
この映画に出てくる浅野忠信似の父親も同じようなことを言っていた。
彼らはこの映画を観ても、同じ意見のままなのだろうか。
もし体罰で成長する人間がいるとしても、その陰で命を絶つ人間がいても許されるというのだろうか。

人は誰しも得意不得意がある。
親の役目は、子供の得意なことを見つけ、学ばせ、伸ばし、社会で活躍させることだと思う。
しかし、世の中には、自分の理想を子供に押し付け、うまくいかなければ子供を責め、結果として生きることに絶望を感じさせてしまう親も少なくない。
この映画の兄弟がまさにそうだが、向いている子は体罰がなくても結果を出すし、向いていない子供は、いくら体罰を与えても結果を出すのは難しい。
体罰を振るう大人は、子供が思い通りにならないことにイライラし、その感情をぶつけているようにしか見えない。
それを「子供の成長のため」と言うのは、あまりにも卑劣だと感じる。

確かに、努力を怠り、結果を出せていない子供も多くいる。
そういう場合、勉強するようになれば飛躍的に結果を出すことも珍しくない。
『ビリギャル』の主人公がその典型。
しかし、この映画の主人公は違う。
次のテストで良い点を取ればどんな望みも叶えると言われ、彼は今までの人生で最も勉強したはず。
それであの結果だった。
この時点で、親であれば別の道を考えるべきだった。
子供をさらに傷つけ、結果を出させようとするのは、人間としてあるまじき行為ではないだろうか。

物語の途中に出てくる若い女性のピアノ教師は、性別や年齢は違えど、普段の自分を見ているようだった。
自分も人に物を教えるときは、あのような感じなので。
だからこそ、子供に結果を出させてあげられない彼女の苦しみが痛いほどよく分かる気がした。
葬儀場での彼女の姿を見て、涙が止まらなかった。

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おきらく