「酒と男と男と息子」ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
酒と男と男と息子
31分、84分、83分と短め映画をヒューマントラストシネマ有楽町で3本立て。
やはりアルモドバルは男を艶っぽく撮るのが上手。
『バッドエジュケーション』のプールのガエルや『ペイン・アンド・グローリー』の水浴び兄さん等、で今度はワインプレイ?
31分しかない短編なのに、オープニングの歌唱シーンにたっぷり時間を割き、残り20数分に2人の男の現在と過去をぎっちり詰め込んだ。
まあ短編なので少しばかり物足りなく感じるのは致し方なし、事後に揉めんのかいとツッコミどころもあるのだけど、現在と過去が上手くリンクしているし、ラストもなかなか策士で良い。
同じく短編の『ヒューマンボイス』は抽象的な一人芝居といった感じだったけど、今回はなかなかにドラマチック。
31分でここまで出来るのは流石ですね。
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