アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家のレビュー・感想・評価
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哲学的で超難でした・・・
これほどまでに眠くなる3D映画を作り出すことができるのは、この巨匠しかおりません。非常に洗練された映像に詩的で哲学的なスクリプトがぽつりぽつりと添えられ、なかなか高尚で斬新でフォトジェニックな作品なんですが、ほとんど意味が分かりませんでした。単にドキュメンタリーという枠に留まらないような劇的な構成も非常に野心的で、さすが、と思ったりもするのですが、それでもやっぱ意味不明すぎるような・・・そもそも、アンゼルムという作家さえもよく分からないで観賞したわけだし・・・でも、分からないからこそドキュメンタリーで知ろうと思って観賞したわけだし・・・でも、アンゼルムを知った上で見て、さらに深くこの芸術家を知るといったような作品かなぁと思いました。とはいえ、アンゼルムを知った人が見て本当に納得するような作品なのでしょうか・・・ドイツの歴史もある程度知っていることが前提のような気もしたので、私には難しすぎます。
歴史的な資料映像以外は、アンゼルム本人、アンゼルムに扮した演者、そして彼の作品のみでほぼほぼ作品が構成されていたわけで、やっぱ相当斬新な作品で見終わった後でも興味深い作品だと思っているのですが、見終わった率直な感想は、よく分からなくて残念ながらつまらないとも想ってしまいました。それでも、この作品は捨て置けない気が・・・でも・・・
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