劇場公開日 2025年4月25日

「あまり中国映画と意識しないで見れたかな」来し方 行く末 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あまり中国映画と意識しないで見れたかな

2025年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

中国映画。
脚本家になれなかった男が、弔辞の代筆業を行う話。
身近な人が死んで弔辞の代筆を頼む人達の話。
いろいろな人間ドラマが描かれる。

あまり期待してなかったけど、良い映画でした。
中国も、こういう感性の映画も作るんですね。
基本、日本と感覚は同じなんだと思った。

でも、実際は、弔辞の代筆は難しいと思うし、いろんな人からの聞き取りが必要になるから時間はかかるし、そうなれば費用も高額になると思う。
結局は一番関係が深い人しか書けないと思うのだけど、中国の文化では違和感は無いのだろうか。。
最後には分かったのだけど、誰だか分からない同居人。
その二つが気になりながら見ていた。

映像やテンポは、とても良い雰囲気でした。
あまり中国を意識しなくても見れた感じでした。
北京が舞台だったからなんでしょうね。
中国映画というと貧しい農村をイメージしてしまう。
パソコンにスマホでフードデリバリーと、出てくる日常生活は日本と同じでした。

いろんな出来事を通して主人公は、、ファーストシーンよりもラストシーンでは確実に成長していた。
出てくるキャラ・役者さん達も良い感じだったし、楽しく見れました。
ラストシーンは、もう一度、夢に挑戦するという事なんでしょうね。
後味の良い映画でした。

中国映画も面白いものがたくさんありそうですね。

はりー・ばーんず