劇場公開日 2025年2月28日

TATAMIのレビュー・感想・評価

全88件中、81~88件目を表示

5.0文句なし❗️改めて考えさせられる政治とスポーツ

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

イラン映画は熊は、いないに続いて2作目。
熊は、いないも色々考えさせられた作品だが、この作品も然り。
改めて、スポーツと政治はつながっていると
思い知らされた。柔道イラン代表のレイラとコーチマリアムは柔道世界選手権に出場し、優勝を目指していたが、イスラエルの選手との対戦を避けるために棄権しろとイラン政府から圧力がかかる。試合に勝ちたいが、家族を守りたいレイラの葛藤とレイラを優勝させたいが、政府から圧力を受けたマリアムの苦悩が分かりやすく描いていた。レイラとマリアムの心境の描き方が素晴らしかった。白黒、音楽も◎。見事な作品。2025年上半期、いや年間ベスト候補にふさわしい作品。おすすめします。

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ナベさん

4.0傑作、悲しい物語

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

これほど不条理な話はあるだろうか?国家によって勝敗が決まるなどあってはならない。
メッセージ性の100%の映画であり、リアルな現実の話。
演出、カメラワークなど面白く、ファーストカットとラストカットが同じなのも面白い。
ストーリーも結局はどちらも勝ち上がらず何をしたのか、していたのかの不条理が現実と重なっていて良い。
ラストの試合相手もかなりの皮肉を語っている。
この映画が万人に観られてこの問題を少しでも話し合いの機会があると世の中少しでも平等で平和な世の中になると思う。

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るい

4.0理不尽、不条理、怒り

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

前日に「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」を見てなんて理不尽な話だと思ったが、この映画もなんて理不尽と不条理に満ちているんだと思った。
また実際の事件が元になっていてそれが日本で起きたことだったということに驚いたと同時に知らない自分が恥ずかしくなった。
「聖地には蜘蛛が巣を張る」でザーラ・アミールを知ったのだけれど、彼女自身の経験と心情がこの作品にも色濃く出ているように思う。

全編白黒だしなんか画面ちっちゃくないか?と思ったがこの作品全体を包むどうにもならない閉塞感を表しているのかなと段々違和感はなくなった。
むしろ白黒であることで試合シーンなんか特に迫力が増しているように感じた。
レイラの状況を知らないはずなのに彼女の心情とリンクするかのような実況が没入感を生みつつもちょっとわざとらしいかなとは思った。

喜怒哀楽なら怒りが一番エネルギーになると私の夫はよく言う。これはまさにそんな映画だ。それと同時にレイラや監督の、家族や故郷やなにもかもを捨てるしかない計り知れない悲しみにも満ちている。
ぬくぬくと暮らしている私にはその怒りも悲しみも全てを理解することは難しいのかもしれないけれど、全てのスポーツ選手の自由を願わずにはいられない。

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クロネコ。

5.0タイトルなし

2025年2月28日
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鑑賞方法:映画館

コーチと込みでの映画。コーチが選手によって変わる物語が感動する。

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Emiri

3.0レイラ

2025年2月27日
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鑑賞方法:映画館

政府に止められ、棄権を監督にも勧められた。

試合に出続けた。

準々決勝で涙。

1年後、監督と一緒にイランと戦った。

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完

4.5柔道試合の迫力満点

2025年2月22日
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鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

難しい

イランの女子柔道選手の物語
モデルは、実際に男子柔道でおきたことだそうで、
棄権させようとする国家権力にたちむかう・・・
迫力ある試合シーンと棄権を迫る国家権力の手先との展開が迫力です。
#TATAMI

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わせい

5.0栄光と自由を奪われた柔道家のプライド

2023年10月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

『SKIN/スキン』のガイ・ナッティヴ(ナティーヴ)監督が、『聖地には蜘蛛が巣を張る』でカンヌ映画祭女優賞を受賞したザル・アミールと共同でメガホンを取ったスポ根ドラマ…というよりサスペンスドラマとして括った方が適切。イランの柔道代表選手が国際大会でイスラエル代表との対戦を棄権するよう政府から命じられたという信じがたい実話をベースにしており、緊迫感がある上に柔道の試合を劇的に魅せている。ボクシングやMMAなどと比べると地味だが、やっぱり柔道も格闘技の一種。柔道経験者の自分としては、初めて画的に生える柔道映画が観られたという喜びがあった。
『SKIN/スキン』ではネオナチグループから脱退しようとする青年を描いたが、本作はまさに宗教からの解脱。ネオナチ青年はグループ脱退の証として顔中のタトゥーを剝ぎ取ったが、柔道家もまた最後にある物を剥ぎ取る。それは栄光と自由を奪われた柔道家のプライドだ。
イラン・イスラム政権が強いる抑圧と支配を痛烈に批判した骨太な一本。観る事が出来た東京国際映画祭出品作の中でもトップクラスの出来栄え。日本での一般公開を切に望む。

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regency

3.5〇〇が

2025年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

驚く

 ジョージアのトビリシで開催される女子柔道世界選手権。イラン代表のレイラは、快進撃を見せる。しかし、勝ち進めばイスラエルの選手と対戦する可能性があるので、棄権しろとコーチのマルヤムに命令される。本国の家族をも盾に取られ脅迫される中、レイラとマルヤムは追い詰められる。
 イスラエル出身とイラン出身の二人の監督による、実話をもとにした物語。イランの監督は、作中でマルヤムを演じています。実際の事件の舞台は、東京。
 終始、非常にヒリヒリした緊迫感にさらされました。国同士は敵対していても、一般市民は友好的であることも多い。作中でもそういったシーンがあります。そして「テルアビブ・オン・ファイア」や様々な韓国映画などを観ると、実感します。しかし上に立つ人間やそれに同調する〇〇どもが、邪魔。スポーツぐらいおおらかにできないのか、〇〇が!

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sironabe
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