「チャラそうな夫」TATAMI Mさんの映画レビュー(感想・評価)
チャラそうな夫
柔道の技などと国旗、大会名以外は日本や日本人が出てこなかったのは違和感あるし、監督のガンバリの心変わりが突然すぎて、どうにも消化できませんでした。エピローグも全く必要なかったように思います。
イランとイスラエルの監督の共同作品だそうですが、イランへの攻撃プロパガンダ映画とも言えるような内容でした。
なのに、とても印象に残る映画でした。というか、私にとっては、今年見た中では屈指の作品の1つです。白黒の画面で常に緊張感をもって見ることができました。
個人の評価って、結局、好き嫌いで決めるしかなく、逆に、だから面白いのかなとも思いました。
追記
2回目の鑑賞。なぜか最初から涙目で見てしまった。
監督の突然の心変わりや蛇足としか思えない最後のシーンなど、修正して欲しい所はあるし、相変わらずプロパガンダ色は強いなあとは思いつつ・・・、それでも、やっぱりよかった。
今回、改めて強く感じたのは、チャラそうな夫の素晴らしさ。自分なら、日和って、「次のチャンスを活かそう」くらい言ったかもしれない。心底カッコいい人だった。
それから一見冷たそうな事務員さんもよかった。
今回気づいたことは、本当の主役はガンバリだったということ。
最後の蛇足をカットして、電話のシーンで終わってくれていたらなあ・・・。
あと、何故「畳」?
コメントありがとうございます。
対戦が決まってからの棄権じゃ逃げた様に思われる・・・確かにそうかもしれませんね。
でも、突然の腹痛とかあり得るし、どうとでも理由は作れそうだけど。
そもそも、イスラエルと対戦してはいけないなら、参加するな、って思いますよね。
共感&コメントをありがとうございます。圧力に屈しない信念はすごいなと思いましたし、そういう環境におかれている精神状態も並大抵ではないなと感じました。白黒は私も良かったと思います。余計な情報が削ぎ落とされて映画世界に集中できました。





