ゴンドラのレビュー・感想・評価
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退屈な日々のルーティンに創意工夫を
珍しいドイツ·ジョージア合作 ジョージアと言えばオタール・イオセリアーニ監督以来やっぱり独特な雰囲気
でもまだまだバリアフリーでは無いのですね ロボットドリームに続けてセリフ無し、流行ってるのかな?
乗客ほとんどいないのに何度も往来してるのでコストとても気になりました そして長閑で風光明媚、今にも落っこちそうだけど
2人の森泉やヒロミも顔負けのDIYには驚き、次はどう出るんだろうでとても愉しかった
最後の子供達はあれは無事か?
やりたい放題 笑
台詞なし(唯一「OK」だけ)効果音と自然の音のみ
アメリみたいな、若い女子のいたずら(過激だけど)で笑う、そしてシチュエーションを楽しむ映画と思いました。
ジョージアの山間の長ぁ~いゴンドラが運ぶのは、人だけじゃなく、貨物はもちろん、鶏や家畜、棺桶、時には小さい恋も。
あの嫌味な未亡人は誰なんだろう? 制服返してたから亡くなったのはゴンドラの車掌らしいが、彼女の夫? あるいは娘か、制服受け継いだイヴァの制服はスカートだったので、女性かな
イヴァとニノのすれ違いざまのコスプレ合戦からのやりたい放題に笑う
仕事はほとんど立ってるだけでヒマだからね。大真面目に色々準備してすれ違いの一瞬に賭けてる二人、どんどんエスカレートして過激になっていったいどこまで行くんだか、なるほど確かに「どこにも行かないけど、どこにも行ける」ですね。火星まで行けるらしいです。
しかしやりすぎ。諸々普通に犯罪になるんでは?
ゴンドラの車体に勝手に溶接しちゃって大丈夫か? 花火だろうが稼働中の車体から火花噴いても? ワイヤーにも手を加えてましたよね?切れたのをシロウトが溶接しちゃって笑えないです。
ゴンドラのワイヤーに電球下げたり、ゴンドラの進行方向にでっかい紙の膜とりつけたり、動くゴンドラの屋根に潜んでるとかドア閉めないで体乗り出して果物狩とか演奏会とか、インドの満員電車より危ないと思う。
車椅子をゴンドラに取り付けて空中散歩、あのおじさんの悲願だったんだろうね、体にカラビナつけてたけど落下しなくても崖や木に激突とかないだろうか、ハイジのブランコみたいで是非やってみたいけど。
ゴンドラのワイヤー全部使ってイルミネーション、その中でおしゃれして二人でワインパーティー、素敵です。
同僚のロッカー勝手に開けてランチを差し替えても「なにそれ気持ち悪い」じゃなく、「美味しいのに差し替えてくれてありがとう」になるおおらかさ。住民みんなおおらかで良いです。空を行くゴンドラと家事道具使ってののセッションとか楽しそう。
ゴンドラの責任者のおっさん(嫌な奴)、どうなったんだろう。
二人はクビになったのか。責任者への反抗にしても売上金ばら撒いたのはぎょっとした。いくらなんでもやりすぎ、そして大事故ですから。でもあの二人、きっと懲りてないね。
車椅子のおじさんはうれしそうにゴンドラ回してたし、すれ違いざまのいたずら合戦は次世代に受け継がれたようです。
イヴァとニノが同性愛みたいな描写は不要だったのではと思う
愛すべき映画でした。
ニノはCAになれたかな。
いつもの時間がすごい輝いてる
危ないよ、ちゃんと仕事しようぜ。
11月27日(水)新宿シネマカリテで「ゴンドラ」を。
セリフ一切無し。自然音と音楽のみで展開する。ドイツのファイト・フェルマー監督のセリフ無し作品は初見。
父親?祖父?(台詞も説明も無いから不明)が亡くなり故郷に帰って来たイヴァは葬儀の後、ゴンドラという名前の会社?(制服に書いてある)のロープウエイの乗務員として働き始める。
ロープウエイには古い2つのゴンドラが行ったり来たり、真ん中ですれ違う。従業員は先輩の二ノと威張っている駅長。ゴンドラは、地元の人が羊や鶏を運んだり、子供同士の恋を運んだり。(「ジョージアで最も長い距離をつなぐゴンドラ」として知られているジョージア南部の小さな村フロに実在するロープウエイで撮影された。)
二ノは駅長のチェスの相手をさせられているが、盤をステーションに置いてイヴァと往復するたびに一手ずつ打って勝負する。ポーンを取ってナイトを取られ、とうとうチェックメイト。イヴァは二ノの弁当箱をみて美味しい弁当作ってあげたり段々と仲良くなって行く。
ゴンドラですれ違う一瞬のためにお互いコスプレするようになり、どんどんエスカレートしていく。(おいおい、ちゃんと仕事しようぜ)
映画のコピーは「どこにも行かないけど、どこにも行ける!」
そう、このゴンドラはニューヨークでも火星へでも行けるのだ。(コスプレだけど)
ロープウエイに乗りたくて駅まで来ても駅長に追い払われる車椅子の人をゴンドラの下にワイヤーで車椅子を吊して運んであげる。ゴンドラのうえから下の住民達と合奏する。この辺の高揚感はナカナカである。
しかし、である。ゴンドラの下に車椅子をワイヤーで吊してたら危険です。ゴンドラから火を噴いたり、花火をあげたら危険です。ゴンドラを勝手に改造しては駄目です。切れたワイヤーを素人が溶接してゴンドラを運行しては事故になります。人のロッカーの鍵開けて弁当箱の中身を確認したり、売り上げ金持ち出してゴンドラからばら撒いちゃうのも犯罪?
セリフ無しでも上手く出来ていたから寓話として見ているうちは良かったが、あまりにも羽目を外し過ぎて少し冷めてしまった。
おまけ
カールⅢ世さんが吉祥寺でファイト・フェルマー監督の前作「ブラ!ブラ!ブラ!」(「ゴンドラ」公開記念上映中)を観たとレビューに書いてあったので、明日にでも観に行こうかと思ったら上映は今日までだった!残念。
前半寝たけど問題ないよね
無音で淡々と流れるからね。寒いそとから入ってきて映画館あったかいと寝ちゃうんだよ。映画館で寝るのは最高だからしょうがないよね。
そんなわけで前半寝てて、なんか話が分かんないなと思ったんだけど、パンフレット立ち読みして内容確認した。問題なさそうだね。
映像がきれいだね。『俺のこの画を観ろ!』っていうきれいさじゃなくて、単純にきちんときれい。すごいね。
ファンタジーというかおとぎ話っぽい進み方もいいね。ゴンドラからものを投げると必ず相手に届くけど、実際はそんなことないよね。でも、そこはいいの。
最後は楽しく「よし!」という感じで終わるけど、駅長さんはちょっと可愛そうだったな。そこまで酷いことしてないんじゃ。寝てる間にかなり酷いことしたのかな。
スレ違いざまのネタ合戦。
コーカサス山脈の西に位置する小さな村ジョージアの村にある古いゴンドラステーションで働く者の話。
そのゴンドラ乗務員として働くことになった新人イヴァと先輩乗務員ニノ、そのステーションにいるイジワルな駅長、その駅長の目を盗んではゴンドラのスレ違いざまに笑わせ合うネタ合戦(サボり)。
ゴンドラステーションに置かれるチェスから始まり、スレ違いざまのネタ見せ、やる事はエスカレートしてくけど…。
個人的には駅長の覗くシリーズとナイトモードなスレ違いのやつがもっと欲しかったかな(笑)
ゴンドラを途中止めては下に住む住人との演奏練習するニノだったけれど、ゴンドラ内でイヴァと一緒にワインを満喫する為の演出だったのねって感じで…、直後の駅長の行動にはヤリスギでしょ!だった。
てかこのゴンドラ実在するみたいだけど、ちゃんとメンテされてるの?って思っちゃった。で、ニノは結局同性愛者でOK?
大人のメルヘン
素晴らしい景観と素朴な人々に癒される
ロープウェイが繋ぐ赤い糸
本作を鑑賞する前に監督の過去作二作品を鑑賞。「ブラ!ブラ!ブラ!」と「世界でいちばんのイチゴミルクのつくりかた」が最高に面白くてこの監督のファンになってしまった。本作自体はこの二作品には少し劣るけど面白かった。
天空で繰り広げられる欽ちゃんの仮想大賞とでも言いましょうか、良くも悪くも予告編の印象通り。
あの子供たちのカップルがこれまた作品の良いアクセントに。おさげの女の子がめちゃくちゃ可愛いかった。
昔々あるところに天空の村がありました。その村の交通手段は唯一ロープウェイのみ。そこでは暴君のような経営者が村人の弱みに付け込みのさばっていました。
祖父(?)の死をきっかけに村に戻った娘はそのロープウェイに就職します。エレベーターガールならぬロープウェイガールとして。暴君経営者はユニホームが女性ものにもかかわらず思わせぶりに男性の面接も受け付けておりました。当然男性は面接で落とされます。ほんと嫌な男です。
そして車いすのお客はお断りとばかりに階段から突き落とす冷酷非情ぶり。人々はこの独裁下でも文句も言えません。ロープウェイが使えなくなれば棺も運べないし羊や鶏も運べないからです。
でもロープウェイガールズの二人は果敢にもこの独裁者に立ち向かいます。奴隷のようにこき使われてるだけではありません。彼女らは仕事をしながら思い思いの装飾をゴンドラに施したり楽器を演奏したりしてお互いの愛をはぐくみます。仲睦まじい二人は時には喧嘩することもあったけど、最終的には村の人々の手も借りて暴君からロープウェイを奪い取ることに成功します。
新たにロープウェイを運行するのは村の唯一の幼いカップル。この二人が末永く村のロープウェイを守ってゆくことでしょう。めでたしめでたし。
イソップ、アンデルセン、グリム兄弟に続く現代の童話作家ファイトヘルマー。今後も彼の作品に期待大です。
ゆったりした気分で楽しめた
恋の綱渡り
元から居るお姉さんはCAの採用資料を航空会社から取り寄せたみたいだ。
それをみてしまった、おそらく前駅長の父親の葬式のために帰ってきて、添乗員に即採用となった娘が妬いて怒る展開から、ゴンドラがイッキに仮装大賞化する。
クィアのふたりはどこにも行かないけど、どこにも行ける。
なんて素敵なキャッチコピー。
何十年もチェスをしてないのでルールも忘れていてよくわからず、その分の可笑しみが半減したかもしれない😰
グルジア(現ジョージア)の山村に現存する日常的交通手段として現役で活躍するロープウェイ。
おとぎの国の家ような駅舎。
全長1700メートルもあるのに中間に一本も支える鉄柱がない。
こわい💢
それなのに、
ドア全開で。
恋の綱渡り。
疑いながら手を繫ぐのは嫌よ
大きくNG 小さくOK
今日は吉祥寺に久しぶりに行きます。ブラブラブラしに。
切れたワイヤーを溶接するのはこわいからよしてほしい💢
極端な高所恐怖症のヒトはダメかもね。
方向性というか見せたい世界観はすごくわかるのだけれども、映画として...
粋で、素敵で、優しくて
不条理!
大喜利
無声映画という情報だけ頼りで鑑賞。
直近で見たチャップリンみたいな感じなのかなーと思って観に行きましたが、無声映画という宣伝があんま良くない方向に行ったんじゃないかなーと思いました。
全体的に自然の音と身振り手振りで表現する作品だと思ってたんですが、息づかいとかはともかくリアクションを取ったり割と声を出すシーンがあって、無声映画というジャンルだから擬音でしか喋られないしで、喋ってないことが違和感になってしまっていたのが致命的でした。
ゲラッゲラ笑うからなんだかなぁってなるし、リアクションがイェーイェー!だからいっそのこと喋んない方が良いのでは?となってしまったくらいなのが惜しかった。
後半は完全にゴンドラでどれだけ限界まで遊べるかのゴンドラ大喜利になっていって、もうこの人たち仕事を忘れてるわと笑ってしまいました。
夜中なのに爆音鳴らしまくるし、花火も打ち上げるし、管理人がブチギレてゴンドラを戻そうとしたら飛び降りて、そのゴンドラが管理人に突撃するという謎すぎる絵面連発でお口ポカーンでした。
無声映画ならそれを突き通して欲しかったなぁと思いました。
それとも宣伝が偽りありのものだったのか、はてはて。
鑑賞日 11/14
鑑賞時間 19:40〜21:10
座席 E-2
綺麗な景色と不思議な空気感に包まれるファンタジー
ノンシャラン?
ジョージアらしいノンシャランとした空気
しかしその中で二人の感情が爆発する
そのストーリーうんぬんは好きだったのだが、
子供たちの物語とか二人以外も描こうとしていたのが
やや過多に思えた
ラストだって、二人が夜の中に、
というか星の明かりの元に歩いていくだけでいいじゃん
それから最近よく気になるのが、
いわゆる"覗き"シーンである。
最近でも「ドライブ・アウェイ・ドールズ」でも
覗きで性の目覚めを得るレズビアンが描かれた。
「ベネデッタ」なんかもそうだった。
今作では出会いのシーンがいきなり覗きから始まる。
この映画、そもそもパーソナルスペースが全く曖昧なものとして描かれている。普通にロッカーの鍵をこじ開けたりするし。
まあそれはそうとしても、この映画の性愛表現の
乏しさったらないよ。服を一枚一枚脱いでいくとかね。
古風もいいとこだよ。赤いランプとかやめてくれ。
極端に言えば、レズビアンは覗かないと思う。
相手の身体を求める姿ってもっと凡庸だよ。
凡庸で滑稽で美しくなんてなくて、
でも一方的でもないんだよ。
そういうのを観たいんだよ。
神秘じゃなくて守るべき大切なものなんだよ
そんなふうに描いて、それでもって心の繋がりを感じるような、そんな映画を観たいのです。
大丈夫、セリフ無しだけど楽しい。
この監督初めてですが最近は台詞ナシ作品が続いてる模様。台詞ないけど音楽や状況音「OK」とか「はーい」が唯一台詞だったかな。2人がチャーミングだし絵が綺麗で新鮮だし、ちょいファンタジーで飽きずに充分楽しかったです。まあ、台詞なくて説明足らずな部分もあるがその人の過去なんてどうでも良い事だし、表情や行動が全てを語るのでわかりやすく演出してるし案外誤解が少なく伝わるものだね。なかなか可愛い作風なので以前の作品も見てみたくなった。
安心してデート使用可、眠くなってもロープウェイのギアが反転する音で目が覚めます。どちらかが退屈して寝ちゃったら寝顔も楽しんで下さい。
去年だったかタジキスタンの監督フドイラザーノフの「コシュバコシュ」見たばかりでロープウェイが熱いぜ。
多彩な2人
恋の綱わたり
冒頭、棺だけを乗せたロープウェイのゴンドラ視点からの俯瞰というシュールなシークエンスから始まる。弔意を示す村人たちを見下ろしながら移動する無人のゴンドラ。「コシュ・バ・コシュ」はタジキスタンが舞台で、こちらはジョージアの話だが、観光用でないロープウェイというのは世の中に結構あるんだろうか。
ファイト・ヘルマー監督の長編作品についてはおおむね見てきて、きっかけは(チュルパン・ハマートヴァが可愛い)「ツバル」だった。奇妙な室内プールの話、空港の地下に巣食う人たちの話、老人解放に奮闘する子どもたちの話、忘れもののブラジャーの持ち主を探す話…と変てこな話ばかり撮ってきた人だ。台詞がないのはこれまであまり気にならなかったけど、今回はちょっと不自然な場面もちらほら。劇中ひとことだけ発するのは、メル・ブルックスの「サイレント・ムービー」みたいだ。
女性二人の関係は同性愛というよりは、おままごとの延長のよう。ヘルマー監督の映画は基本的に現実感を忌避して、おとぎ話の様相を呈している。
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