リンダはチキンがたべたい!のレビュー・感想・評価
全45件中、41~45件目を表示
楽しいビジュアルだけど、内容は気になるところも…
ポスタービジュアルから映画祭でも気になっていたけど見れなかった作品をやっと鑑賞! ビジュアルはポスター通りでアートっぽいけど、とっつき易く楽しく見れる。 内容も全体的にはおもしろおかしい感じもあり、はちゃめちゃな楽しさ溢れる作品。 全体はそんな感じだけどもう少し内容に寄ると文化の違いかな??なんだかそれはないだろ…と思ってしまうような事も多かった気がする…そのあたりがなかなか受け入れ難い。 特に主人公リンダの母の発想はなかなか理解し難い… シングルマザーとしての必死さみたいなものもあるんだろうけど、とは言え鶏盗むって発想やらシメ方がわからない〜、放置した車を〜、このあたりの行動はいかがなものかと… まぁその他こんな事なっちゃいます???って事てんこ盛りだけど、そこはコメディって事でスルーでいいのかな? 実際その突飛な感じにいクスっとするシーンがいくつもあった。 そんなこんなで気がつけばハッピーエンドになってる作品。 個人的には思ったほどの感動とかはなく、 恐らくリンダの母の行動に割と序盤でやや引いてしまったのが原因かもしれない。 結構コメディな割に人間関係の描き方に妙なリアルさがあるので、どういうスタンスで見たらいいのか途中で見失ってしまった気がする。 76分のサクッと見れる作品だけど、内容はギュッと詰まってる感じがするし、ビジュアルもとても楽しい作品だけど、倫理観とか一旦飲み込めないとなんだかモヤっとしてしまうかも…
DQN母娘とポンコツフランス人たち
ストライキで鶏肉が手に入らない中、パプリカ・チキンをつくる為に騒動を巻き起こす母娘の話。 母親の勘違いというか決めつけだったとはいえ、言うこと聞かないワガママ娘が、ちゃんと指輪をしまわなかったことで監獄に送られ、そして濡れ衣が晴れた際のお詫びに亡き父の得意料理だったパプリカ・チキンをつくることになって行くけれど…主だった登場人物の言動がムチャクチャで倫理観崩壊しまくり。 まともなのは伯母さんとギター兄ちゃんぐらい? 常にどう話しが転がっていくのかという期待値はあったけれど、同時にイライラがついて回る。 そんなものすらぶっ壊す愉しさ満点のドタバタ劇でもないし、かと言って教訓的なものを投げかけるでもなければ、可愛らしい話しでもなく物足りなかった。
外国人の方が多かったのが印象的(字幕版)
今年144本目(合計1,236本目/今月(2024年4月度)18本目)。 (前の作品 「貴公子」→この作品「リンダはチキンがたべたい!」→次の作品「クラユカバ」) 今週は名探偵コナン祭りなんでしょうか…。1日に26上映とかすごいです…。 ただこの映画は1日3上映でしたが、字幕版・吹き替え版ともに選べるようになっていてよかったです。字幕版でみましたが、フランス・イタリアの方など外国人の方が多く見に来られていたのが印象的でした。 ジャンル分類としては「アニメ」になるのでしょうが、ギャグシーンなどはなく、フランス(一部イタリア。フランス・イタリア合作の模様)において「パブリカチキンが食べたい」といったものの、食材を食べに行くその日は労働者デモ(ストライキ)でどこもあいておらず、何とか「生きたニワトリ」だけは確保したものの、それをどうやってチキンにするか…などを描いた作品です。 アニメとはいえギャグシーンはほぼなく、「フランス・イタリアほかでのアニメタッチの描かれ方」に専ら力点があたると思います(映画の公式サイトで独特なタッチが見られます)。アニメといえばギャグシーンという向きもあろうと思いますが、フランスといえば「おフランス」という何かと色々「高貴な国」で、このような作品を見ることができた機会は、日本からみてほぼ反対側にあるフランス・イタリアという国のアニメ事情について触れられる機会があったという点で、映画という媒体はすばらしいなと思ったところです。 一応、法律系資格持ちとしては、「デモの自由は無制限に認められるか」「スーパーなど、生活必需品を売る店においてデモの自由は一定程度制限されるべきか」といった憲法論的な観方もしたものの、そこは日仏(あるいは伊も含めて)においても「乱用しない限り労働者の権利」として保障されるべきものでありますし、この映画はそれを論点にしていないものと思います。 独特なタッチ(公式サイト等で予告編が見られます)が好きで、日本から離れたフランス・イタリアという国のアニメ事情について知りたい方にはぜひ、といったところです。 採点に関しては特に気になる点まで見出せなかったのでフルスコアです。
全45件中、41~45件目を表示