「孤独と依存と別れと郷愁」ロボット・ドリームズ TRINITYさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独と依存と別れと郷愁
最後まで一つの台詞もないアニメーションの中で唯一の言語はアース・ウィンド&ファイアーのセプテンバー
孤独を埋める道具として買われたロボットと主人公の犬の楽しい日常の中でセプテンバーで踊る2人
「覚えているかい?あの日の事を
今でも君の事を思っているよ」
海に入り故障して捨て置かれる間にロボットが夢を見る
飼い主を思い彼の元に戻る夢を何度も見る
アンドロイドは電気羊の夢を見るのか
アンドロイドに感情はあるのか
飼われているペットに感情はあるのか
ペットを所有物として扱う一部の人間にとっては警告であり、ペットを家族として愛する人間は涙する映画です
そして飼い主とペットを越えた人間の出会いと別れにも通ずる2人の最後
すでに新しいパートナーと別々の道を歩き出してしまった2人の最後の時間
パートナーを悲しませない為に2人が選ぶ新しい道
ラストのセプテンバーが繋ぐほろ苦い郷愁の時
とても泣ける良い映画でした
脚本3.5
演出4
映像3
芝居
2025-N1
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