「Septemberがこんなに切なく聴こえるとは」ロボット・ドリームズ 流離いのオオハシさんの映画レビュー(感想・評価)
Septemberがこんなに切なく聴こえるとは
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再会するかと思いきや・・・そっちだったか。
ほろ苦っ!
しかし実際の人生はこのパターンが多いのかもしれない。
ドッグはロボットを救いたい気持ちはあれど結果的に力不足だった。空から救出したら・・と何度か私もドリームした。
一方ラスカルはあの鉄くずの山からロボットの残骸を見つけ、命を吹き込み第二の人生を与えてくれた。
収まるところに収まったということだろう。
アニメの体裁だが、このストーリーはこどもより大人に強く響きそうだ。
絵はわりとシンプルなのだが、ニューヨークの街並みや様々な人間模様は驚くほど描き込まれており
、この街への作者の思いが伝わってくる。
特に印象的なシーン;
●冒頭にDogとロボットがローラースケートでSeptemberを踊るシーン
●渡り鳥?の親子がロボットに捧げたダニー・ボーイの美しいコーラス
●花畑でのタップダンスシーン
音楽面では時折ジャズが流れ、ニューヨークらしさを演出している。
そしてやはりSeptember。
これからはこの曲を耳にするたびに少し切ない想いが込み上げてきそうだ。
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