ゴールド・ボーイのレビュー・感想・評価
全296件中、81~100件目を表示
ゴールド・ボーイ2?
2024年映画館鑑賞19作品目
3月20日(水)イオンシネマ石巻
通常料金1800円→dポイント−500円
監督は『みんなあげちゃう』『香港パラダイス』『就職戦線異状なし』『毎日が夏休み』平成『ガメラ』シリーズ『恋に唄えば♪』『デスノート』『リンキング・ラブ』の金子修介
脚本は『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『あゝ、荒野 前篇・後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』『とんび』『アナログ』『正欲』の港岳彦
中国本土出身の作家の小説が原作
中国で連続テレビドラマ化されたクライムサスペンス
舞台は沖縄県
偶然殺人現場を動画撮影した中学生とその仲間2人が殺人犯を脅して大金をせしめる話
沖縄の大企業東コーポレーションの社長夫妻は婿養子東昇に連れられ社長が若い頃に今の妻にプロポーズした思い出の海岸絶壁の崖の前にやってきた
記念撮影と称して2人を立たせた昇は崖から2人を突き落とした
妻静に離婚を切り出されたことがきっかけになった犯行だった
静は沖縄県警の従兄弟東巌に次に殺されるのは自分だと告白したが言われた方は考えすぎだと本気で相手にしなかった
次に昇は静が愛飲している美容サプリメントのカプセルの中に覚醒剤入りのカプセルを入れてオーバードーズを起こさせ偶然車を運転中に単なる事故を装い殺害した
東コーポレーション社長夫妻の件ではじめは口止め料として6000万を要求した中学生安室朝陽は大幅に減額する代わりに自分と母を苦しめる父と今の父の妻の殺害協力を依頼した
父の妻打越遥は沖縄県警に自殺と認定された娘晶を朝陽が殺害したと疑っていたのだ
朝陽の代わりに殺害計画に協力した仲間の浩と夏月義父兄妹は晶の月命日の日に打越夫妻にお供えの毒入り菓子を食べさせ殺害した
ネタバレした方が楽しめるという学者の調査結果を大いに支持する立場だが劇中の最後犯行グループ4人の運命についてこのレビューでも自分は記さない
簡単に覚醒剤や青酸カリが入手でき地元警察は東コーポレーションとズブズブで東絡みは隠蔽してしまうのでなんでもありという世界観
上下巻の小説を129分にぎゅっとまとめた感じ
僕が10代の頃からすでに第一線で活躍している大ベテラン金子修介監督の傑作
欠点は複雑な人間関係をはじめはなかなか頭の中で整理できずとっつきにくいこと
劇中でわかりやすく字幕で登場した人物に簡単な説明書きがあれば良かった
作品を鑑賞する前に登場人物の人間関係を確認しておいた方が良い
残念ながら今のところこの映画作品のWikipedia記事はないようだ
Dr.hawkの映画三昧というブログがあるのでそれを参考にすれば良い
最後は1番のワルが家族の通報で東巌と対峙する場面で本編は終了する
逮捕されたと解釈するレビュアーが多い
スカッとしたと正義感が強い良心の塊のような凡人たちは胸のすく思いをするだろう
果たしてこの世界観の沖縄県警が逮捕するだろうか
甚だ疑問だ
現実でも警察なんていざとなったらなんの役にも立たない
全く頼りにならない
仙台駅には西口にも東口にもやたらたくさん警察官がいるがただ多いだけで税金の無駄遣い
威圧的に防犯にはなると考えられるが
とはいえ県警なんて国庫のために交通課が鼠取りに熱心な活動が目立つくらいだ
あとは園児や小学生の前でなぜか腹話術を披露する女性警官
初動捜査に誤りがあったのか指名手配の犯人なんていつまで経っても逮捕されない
震災の日になれば毎年浜辺でゴミ拾いという馬鹿げたパフォーマンスに至っては笑止
自分はシリアルキラーではないがヤフコメ民と違い共感能力に乏しく彼らほど良心があるわけではない謂わばサイコパスといえる
子供の頃からマーク・トウェインの某名言を支持している
陰謀論なんて信じていないがコロナウィルスを一度も注射しなかった変わり者
野球では讀賣ではなくヤクルトを応援してしまう天邪鬼
ネトウヨとかパヨクとかオタクとか鬼女とか典型的なネット民に反発するような立場
そういう連中の意見を元にしてコタツ記事を書くヤフーニュース系のライターに至っては軽蔑している
倖田來未が歌うエンドロール終了のあと予告として『ゴールド・ボーイ2』の文字が
『バックトゥザフューチャー』のラストのような悪ふざけだろうが知っての通り嘘から出た真とはよく言ったもので急遽続編2本が制作公開されたことはあまりにも有名なエピソード
『ゴールド・ボーイ』は完成度が高い作品で続編なんてナンセンスという意見はあるが『猿の惑星』という例もあるのでそれはわからない
結局映画は金儲けの面も強い
『ゴールド・ボーイ2』はあながちありえない話ではないかもしれない
配役
東コーポレーション社長令嬢の入婿の東昇に岡田将生
朝陽の母で一平の元妻の安室香に黒木華
香と一平の間に生まれた中学生の安室朝陽に羽村仁成
朝陽の小学生時代の同級生の上間浩に前出燿志
浩の義理の妹で朝陽に惹かれる上間夏月に星乃あんな
昇の妻の東静に松井玲奈
静の父で東コーポレーションの社長の東啓治に矢島健一
静の母で啓治の妻の東佐江に中村久美
静の愛人で彫り師に落合モトキ
朝陽の父の打越一平に北村一輝
一平が再婚した妻の打越遥に花燈
首を吊って亡くなっていた遥の娘の打越晶に東恩納瑠花
静の従兄弟で沖縄県警の刑事の東厳に江口洋介
厳の後輩で所轄の刑事に三浦誠己
浩の父で夏月の義父にグレート・O・カーン
夏月の母にチャンヒナ
学校の先生に金子鈴幸
東コーポレーションの専務に岸博之
最後にもって行かれたー
とても批評し難い映画でした。 主演岡田将生と謳った映画でしたが、羽村仁成君が全て持って行った映画でした。 とはいえ、黒木華さんはしっかりした演技で、星乃あんな嬢は初めの荒れた感じから、後半女性らしい表情まで見事でした。 お父さん役の北村一輝さんは、元々凡人に見えない役者さんで、役が合わず大変そうでした。 3人の悪童の実年齢が役の年齢に近いので、違和感が少なかったと思います。 中盤ごろは評価3.5でしたが、ラストシーンで評価4.0となりました。 沖縄ならではの不思議な映画でした。
90点 子供達の演技に注目!よく映画化してくれました!
羽村さんの演技が凄い…!中学生役の友人も凄いですが、殺人鬼の岡田将生さんの演技も凄かった…!このもう一言です。その俳優を引き立てるのが、北村さん(父親)、黒木華さん(母親)、松井怜奈さん(奥さん)など知っている俳優陣ばかりでめちゃめちゃ良かった! 前半はとにかく岡田さんが殺人鬼で見ててゾッとしてしまったし、あの嘘くさい演技が笑えてくる。物語の中盤は羽村さんと岡田さんの心理戦が繰り広げられる。お金が欲しいから殺して欲しい人がいる…いや凄いセリフだな… 後半は羽村さんの演技が凄すぎて全部持っていかれましたね笑まさかってこういうことかと。 ちなみに漫画は観たことはないです。原作もないです。 またパンフレット購入しましたが、高ぇなと思いましたが値段以上の価値あるパンフレットでした。笑 俳優さんのインタビューがあり、監督、脚本の方のインタビューあり、家の間取り、沖縄のどんな場所で撮影したのかなど豪華なパンフレットでしたよ!
期待度○鑑賞後の満足度○ 3人が東昇と対峙するクライマックスシーンの直前に夏月(原作の普普)が一瞬振り返って海を見るカットが素晴らしい。ただ、これがなければ原作の骨格を映像化しただけの作品。
《原作既読》…来月には原作を中国語原文で読める予定。楽しみ… ①原作は面白いプロットを持った犯罪小説である。中国でもこんな小説が書かれるんだ、と感心したぐらい。 ②ただ、中国特有の社会制度、社会問題が背景にあるので、それを日本に写し変えるのが上手く出来るのかどうか危惧があったが、やはり上手く行ったとは言えず、それがこの作品の弱点というか説得力が足りない要因となっている。 ③原作を単純化し過ぎ。それが成功しているとは言えないし、私の解釈とも違う(まあ、私の解釈なんてどうでも良いし、違っていても映画として面白くて良くできていれば良いのですけど)。 ④
規模感は小さいながら見応えある登場人物と真実でした
沖縄の一部を舞台とした、遺産目当てで義父母を崖から突き落とし殺害した若旦那とその瞬間を動画で撮った中学生との金銭取引。中学生は3人で、1人は頭脳明晰の母子家庭、もう1人はその友人で後の1人は友人の義妹。 双方に家庭内の問題があり、身内に何かしらの殺害希望を持ち合わせていることから、殺しの安直思考だったり、取引に殺害を要求したりと中学生側も自然とサイコパスの領域に。頭脳明晰の中学生と若旦那には数学大会入賞者という共通点があるが中学生の方が成績は一枚上手の金賞であったりとどこか殺人犯に引けを取らない度胸も持ち合わせている。これにも訳がありますが。 ゴールドボーイの善悪の思想が見られた作品でした。 あと岡田将生さんかっこええ。
タイトル以外はカンペキ!
評判が良いのに公開している映画館が少ない。上に、もう1日1回になってしまったので慌てて鑑賞です。 評価が高いので、ちょっとハードルが上がって見てしまいましたが、とてと面白かったです。 完璧悪というか天才というか、とても惹き付けられますね。また、中学生の恐ろしさも印象的です。 岡田将生はもちろん、中学生役の方も良かった。 タイトルだけかっこ悪いよね。 黄金少年、ゴールドボーイって。 エンドロールのあとも、なんか、おっと思っていいのかな? 原作が中華系みたいですね。
人間関係の捉え方が面白い。沖縄を舞台とした大人社会への子どもたちの復讐譚。
中国の小説が原作で、中国では既にドラマ化もされている素材ということである。なるほど、例えば「鵞鳥湖の夜」とか「シャドウプレイ」のような匂いが若干する。何か乾いているのだけど同時に湿っているような独特のトーン。これはおそらく人間関係に起因する。 この映画での子どもたちは追い詰められている。主役の朝陽は、両親が離婚して母親に育てられている。でも父親は再婚して再婚相手の連れ子が同級生となるという厳しい環境。朝陽と行動ともにすることになる夏月と浩も同様に複雑な家庭にいる。子どもたちだけではない。岡田将生が演じる東昇も同じ。奄美出身であること以外の出自は明らかになっていないが東家を追い出されると行く先を失う身の上であることは容易に想像できる。他の大人たちも同じ。離婚率が高く貧困率も高い沖縄の狭い社会の中でがんじがらめになっているのである。人は頼りにできない、大事なのは自分ばかりである、個人的なエゴというか自分が生き残るために必死にならざるをえない。この映画における人間関係の捉え方が中国の犯罪映画のおけるそれに似通ってくるのはこのような事情があるから。 映画の前半部分はどのようにしてお金をゆすりとるか、というテーマで話は進む。ここまでは脅迫者が子供であったという、ややファンタジックな話でしかない。ただ途中でストーリーは転調し子どもたちが自分勝手な大人たちに復讐するという話に変わる。実際に手をかけるかどうかは別として、その思い、渇望が妙にリアルであるところが怖い。
悪にまみれた現実のなか、少女の恋だけが純粋で尊い。。
遺産を狙う入り婿が、義父母を殺害し、嫁も殺す。
それを目撃した中学生3人が脅迫する。自分の父親と後妻の殺害で協力。中学生が、関係者を全て殺害して完全犯罪となるか。。。
悪にまみれた現実の中、中学生の少女の恋心だけが純粋で尊い。
こんな映画がもっと観たい
アジア最高峰ドラマの原作小説を沖縄を舞台にして描かれたクライムサスペンス。起承転結がしっかりしていてストーリーが非常に分かり易い万人向け作品。 ほんの些細な出来事からそれぞれの欲望が渦巻き、まさかの展開に発展していく。それぞれが抱える悩みや問題点が複雑に交錯しながら進む展開は非常に絶妙で圧巻の出来映えです。岡田将生を中心としたストーリーかと思いきや、それを上回る鬼畜少年には本当に驚嘆した。 日本映画にはないような魅力のある作品で、舞台を沖縄を設定にした理由にも納得できます。 こんな映画がもっと観たいです。 2024-49
ゴールドとシルバーの頭脳の差
もうすぐ上映が終わりそうなので見に行ったら大当たり。
観られてよかったです。今まで見た今年の日本映画ではダントツでナンバー1。
中国ドラマのリメイクとか。
二人のサイコパスの心理戦にベテラン刑事が絡んでハナシが二転三転、予想がつかない展開。
見た目が美しいのにとぼけていてお人好しでいつも困っているヒトの印象がある岡田将生が非情なサイコパス・キラー、これがハマっていました。
あんなに人目のありそうなところで犯行に及ぶか? と思い、少し映画を舐めていたらとんでもない。頭脳明晰で用意周到なサイコパス・東昇は、完璧なようでこういう致命的な穴を見逃すところがある、という伏線だった様。
朝陽には完全にやられた。
巻き込まれ型の気弱な優等生かと思いきや、切羽詰まって意外な一面を発揮、肝の据わり具合が頼もしい、からの本性が小出しに出始めて実は、裏で用意周到に全体を仕組んでいたことに驚愕する。
それを徐々にわからせる脚本が上手い。
昇は相手が中学生で、舐めているところがあったが、事態を回している朝陽は彼のはるか上をゆく相手だった。
昇の部屋にあったのは数学の銀賞のトロフィー、ところが朝陽は金賞受賞者。
ゴールド・ボーイなのだ。金と銀の頭脳の大きな違いが象徴されていたよう。
サイコパス度合いも金と銀くらい差がありそう。
気弱で母思いの優等生を完璧に装い、夏月も父も、母すら、いいように利用できる駒でしかない、さらにコドモぶりっこして追求を躱すことも計算づく。朝陽のこの冷血ぶりに背中がぞわぞわする。演じた羽村仁成くんは只者ではない。
沖縄が舞台というのが良かった。独特の雰囲気と風習があり、そこで生きている3人の中学生の生活感がよく出ていたと思う。墓参りの習慣は沖縄でしかないもので珍しく、それを利用したのも良い。
夏月がすべてわかっていて朝陽に協力していた、というのは泣けた。
「白夜行」の二人のよう。片方が相手への愛ゆえ自ら汚れ役を引き受けて、しかも報われないのだ。
羽村仁成、星乃あんな、前出燿志の3人の子役恐るべし。
黒木華の、子供を愛する普通の母ぶりがよかった。遺産ほしいよね。
うちの子かわいい、大きくなってもちゅぱちゅぱしたい気持ち、よく分かるし、息子のためになら頑張れるのも同感。息子の言葉を信じたい気持ちも。
そして、かわいいうちの子は得体のしれない怪物だった、しかも自分を殺すかもしれない恐怖の対象になってしまった瞬間の彼女の気持ちと行動を、他人事でなく切実に見てしまった。
松井玲奈、北村一輝、脇役もそれぞれ適役で好演。
江口洋介の、ベテラン刑事ぶりが堂に入っており、朝陽との攻防が見ごたえあり、ぞくぞくする好敵手で良かったです。
横断歩道の向こうとこちらで対峙する刑事と朝陽、このあとどうなるのか、というところで終わるけど、PART2、ほんとにあるの? とっても見たいんですけど。
黄金少年
そういう展開になるわけか。 何となく予想出来たかと思ったらそう来るかってな感じでなかなかそうは問屋が卸さない。 何書いてもたぶんネタバレになっちゃう わりと豪華な俳優陣で、各々の演技が良かった。岡田将生のサイコパスぶりもなかなか。子役と言っていいのか3人の13歳の危うさもなかなか。 脇を固める北村一輝や黒木華もいいが、松井玲奈もすっかり女優。 最後はもう江口洋介。かっこいいしかない。 途中 劇中でもチラッと出てきたが、相関図を見ながら状況を把握したかったぐらいちょい複雑だったかな。 あんな子供いたら恐ろしい。
あっ、ヤモリ
あまり宣伝されていませんでしたが気になって鑑賞。 スタートはなんだかチープな感じだなぁってなって あちゃハズレかな?と思ったけれど、いやいやとても面白かった。 えっ?えっ?ってなりました。 観てよかった。
★2024年劇場鑑賞25★
そんなみんなが言うほどーー??
とかたかを括ってたら大間違い!
なにこれーー!!ハードだけどめちゃおもろー!
岡田将生さんの新たな一面を見た気がして最高すぎた
百聞は一件にしかずでなにも言わずに取り合えず見て欲しい映画🙌
あ、羽村仁成さん初めて知ったけどすごいなぁ。
勝手な憶測だけど普段の喋り方はわざとぎこちない、語尾が収まるような変な喋り方してて唯一本音が出た時と話し方変えてたんじゃないかなぁ。
あのオドオドしてるようでどこか肝が座ってて不気味な感じが話しが進むにつれてめちゃ感じたな。
全296件中、81~100件目を表示