ゴールド・ボーイのレビュー・感想・評価
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最後にもって行かれたー
とても批評し難い映画でした。
主演岡田将生と謳った映画でしたが、羽村仁成君が全て持って行った映画でした。
とはいえ、黒木華さんはしっかりした演技で、星乃あんな嬢は初めの荒れた感じから、後半女性らしい表情まで見事でした。
お父さん役の北村一輝さんは、元々凡人に見えない役者さんで、役が合わず大変そうでした。
3人の悪童の実年齢が役の年齢に近いので、違和感が少なかったと思います。
中盤ごろは評価3.5でしたが、ラストシーンで評価4.0となりました。
沖縄ならではの不思議な映画でした。
90点 子供達の演技に注目!よく映画化してくれました!
羽村さんの演技が凄い…!中学生役の友人も凄いですが、殺人鬼の岡田将生さんの演技も凄かった…!このもう一言です。その俳優を引き立てるのが、北村さん(父親)、黒木華さん(母親)、松井怜奈さん(奥さん)など知っている俳優陣ばかりでめちゃめちゃ良かった!
前半はとにかく岡田さんが殺人鬼で見ててゾッとしてしまったし、あの嘘くさい演技が笑えてくる。物語の中盤は羽村さんと岡田さんの心理戦が繰り広げられる。お金が欲しいから殺して欲しい人がいる…いや凄いセリフだな…
後半は羽村さんの演技が凄すぎて全部持っていかれましたね笑まさかってこういうことかと。
ちなみに漫画は観たことはないです。原作もないです。
またパンフレット購入しましたが、高ぇなと思いましたが値段以上の価値あるパンフレットでした。笑
俳優さんのインタビューがあり、監督、脚本の方のインタビューあり、家の間取り、沖縄のどんな場所で撮影したのかなど豪華なパンフレットでしたよ!
期待度○鑑賞後の満足度○ 3人が東昇と対峙するクライマックスシーンの直前に夏月(原作の普普)が一瞬振り返って海を見るカットが素晴らしい。ただ、これがなければ原作の骨格を映像化しただけの作品。
《原作既読》…来月には原作を中国語原文で読める予定。楽しみ…
①原作は面白いプロットを持った犯罪小説である。中国でもこんな小説が書かれるんだ、と感心したぐらい。
②ただ、中国特有の社会制度、社会問題が背景にあるので、それを日本に写し変えるのが上手く出来るのかどうか危惧があったが、やはり上手く行ったとは言えず、それがこの作品の弱点というか説得力が足りない要因となっている。
③原作を単純化し過ぎ。それが成功しているとは言えないし、私の解釈とも違う(まあ、私の解釈なんてどうでも良いし、違っていても映画として面白くて良くできていれば良いのですけど)。
④
規模感は小さいながら見応えある登場人物と真実でした
沖縄の一部を舞台とした、遺産目当てで義父母を崖から突き落とし殺害した若旦那とその瞬間を動画で撮った中学生との金銭取引。中学生は3人で、1人は頭脳明晰の母子家庭、もう1人はその友人で後の1人は友人の義妹。
双方に家庭内の問題があり、身内に何かしらの殺害希望を持ち合わせていることから、殺しの安直思考だったり、取引に殺害を要求したりと中学生側も自然とサイコパスの領域に。頭脳明晰の中学生と若旦那には数学大会入賞者という共通点があるが中学生の方が成績は一枚上手の金賞であったりとどこか殺人犯に引けを取らない度胸も持ち合わせている。これにも訳がありますが。
ゴールドボーイの善悪の思想が見られた作品でした。
あと岡田将生さんかっこええ。
タイトル以外はカンペキ!
評判が良いのに公開している映画館が少ない。上に、もう1日1回になってしまったので慌てて鑑賞です。
評価が高いので、ちょっとハードルが上がって見てしまいましたが、とてと面白かったです。
完璧悪というか天才というか、とても惹き付けられますね。また、中学生の恐ろしさも印象的です。
岡田将生はもちろん、中学生役の方も良かった。
タイトルだけかっこ悪いよね。
黄金少年、ゴールドボーイって。
エンドロールのあとも、なんか、おっと思っていいのかな?
原作が中華系みたいですね。
人間関係の捉え方が面白い。沖縄を舞台とした大人社会への子どもたちの復讐譚。
中国の小説が原作で、中国では既にドラマ化もされている素材ということである。なるほど、例えば「鵞鳥湖の夜」とか「シャドウプレイ」のような匂いが若干する。何か乾いているのだけど同時に湿っているような独特のトーン。これはおそらく人間関係に起因する。
この映画での子どもたちは追い詰められている。主役の朝陽は、両親が離婚して母親に育てられている。でも父親は再婚して再婚相手の連れ子が同級生となるという厳しい環境。朝陽と行動ともにすることになる夏月と浩も同様に複雑な家庭にいる。子どもたちだけではない。岡田将生が演じる東昇も同じ。奄美出身であること以外の出自は明らかになっていないが東家を追い出されると行く先を失う身の上であることは容易に想像できる。他の大人たちも同じ。離婚率が高く貧困率も高い沖縄の狭い社会の中でがんじがらめになっているのである。人は頼りにできない、大事なのは自分ばかりである、個人的なエゴというか自分が生き残るために必死にならざるをえない。この映画における人間関係の捉え方が中国の犯罪映画のおけるそれに似通ってくるのはこのような事情があるから。
映画の前半部分はどのようにしてお金をゆすりとるか、というテーマで話は進む。ここまでは脅迫者が子供であったという、ややファンタジックな話でしかない。ただ途中でストーリーは転調し子どもたちが自分勝手な大人たちに復讐するという話に変わる。実際に手をかけるかどうかは別として、その思い、渇望が妙にリアルであるところが怖い。
悪にまみれた現実のなか、少女の恋だけが純粋で尊い。。
遺産を狙う入り婿が、義父母を殺害し、嫁も殺す。
それを目撃した中学生3人が脅迫する。自分の父親と後妻の殺害で協力。中学生が、関係者を全て殺害して完全犯罪となるか。。。
悪にまみれた現実の中、中学生の少女の恋心だけが純粋で尊い。
こんな映画がもっと観たい
アジア最高峰ドラマの原作小説を沖縄を舞台にして描かれたクライムサスペンス。起承転結がしっかりしていてストーリーが非常に分かり易い万人向け作品。
ほんの些細な出来事からそれぞれの欲望が渦巻き、まさかの展開に発展していく。それぞれが抱える悩みや問題点が複雑に交錯しながら進む展開は非常に絶妙で圧巻の出来映えです。岡田将生を中心としたストーリーかと思いきや、それを上回る鬼畜少年には本当に驚嘆した。
日本映画にはないような魅力のある作品で、舞台を沖縄を設定にした理由にも納得できます。
こんな映画がもっと観たいです。
2024-49
ゴールドとシルバーの頭脳の差
もうすぐ上映が終わりそうなので見に行ったら大当たり。
観られてよかったです。今まで見た今年の日本映画ではダントツでナンバー1。
中国ドラマのリメイクとか。
二人のサイコパスの心理戦にベテラン刑事が絡んでハナシが二転三転、予想がつかない展開。
見た目が美しいのにとぼけていてお人好しでいつも困っているヒトの印象がある岡田将生が非情なサイコパス・キラー、これがハマっていました。
あんなに人目のありそうなところで犯行に及ぶか? と思い、少し映画を舐めていたらとんでもない。頭脳明晰で用意周到なサイコパス・東昇は、完璧なようでこういう致命的な穴を見逃すところがある、という伏線だった様。
朝陽には完全にやられた。
巻き込まれ型の気弱な優等生かと思いきや、切羽詰まって意外な一面を発揮、肝の据わり具合が頼もしい、からの本性が小出しに出始めて実は、裏で用意周到に全体を仕組んでいたことに驚愕する。
それを徐々にわからせる脚本が上手い。
昇は相手が中学生で、舐めているところがあったが、事態を回している朝陽は彼のはるか上をゆく相手だった。
昇の部屋にあったのは数学の銀賞のトロフィー、ところが朝陽は金賞受賞者。
ゴールド・ボーイなのだ。金と銀の頭脳の大きな違いが象徴されていたよう。
サイコパス度合いも金と銀くらい差がありそう。
気弱で母思いの優等生を完璧に装い、夏月も父も、母すら、いいように利用できる駒でしかない、さらにコドモぶりっこして追求を躱すことも計算づく。朝陽のこの冷血ぶりに背中がぞわぞわする。演じた羽村仁成くんは只者ではない。
沖縄が舞台というのが良かった。独特の雰囲気と風習があり、そこで生きている3人の中学生の生活感がよく出ていたと思う。墓参りの習慣は沖縄でしかないもので珍しく、それを利用したのも良い。
夏月がすべてわかっていて朝陽に協力していた、というのは泣けた。
「白夜行」の二人のよう。片方が相手への愛ゆえ自ら汚れ役を引き受けて、しかも報われないのだ。
羽村仁成、星乃あんな、前出燿志の3人の子役恐るべし。
黒木華の、子供を愛する普通の母ぶりがよかった。遺産ほしいよね。
うちの子かわいい、大きくなってもちゅぱちゅぱしたい気持ち、よく分かるし、息子のためになら頑張れるのも同感。息子の言葉を信じたい気持ちも。
そして、かわいいうちの子は得体のしれない怪物だった、しかも自分を殺すかもしれない恐怖の対象になってしまった瞬間の彼女の気持ちと行動を、他人事でなく切実に見てしまった。
松井玲奈、北村一輝、脇役もそれぞれ適役で好演。
江口洋介の、ベテラン刑事ぶりが堂に入っており、朝陽との攻防が見ごたえあり、ぞくぞくする好敵手で良かったです。
横断歩道の向こうとこちらで対峙する刑事と朝陽、このあとどうなるのか、というところで終わるけど、PART2、ほんとにあるの? とっても見たいんですけど。
黄金少年
そういう展開になるわけか。
何となく予想出来たかと思ったらそう来るかってな感じでなかなかそうは問屋が卸さない。
何書いてもたぶんネタバレになっちゃう
わりと豪華な俳優陣で、各々の演技が良かった。岡田将生のサイコパスぶりもなかなか。子役と言っていいのか3人の13歳の危うさもなかなか。
脇を固める北村一輝や黒木華もいいが、松井玲奈もすっかり女優。
最後はもう江口洋介。かっこいいしかない。
途中 劇中でもチラッと出てきたが、相関図を見ながら状況を把握したかったぐらいちょい複雑だったかな。
あんな子供いたら恐ろしい。
あっ、ヤモリ
あまり宣伝されていませんでしたが気になって鑑賞。
スタートはなんだかチープな感じだなぁってなって あちゃハズレかな?と思ったけれど、いやいやとても面白かった。
えっ?えっ?ってなりました。
観てよかった。
★2024年劇場鑑賞25★
そんなみんなが言うほどーー??
とかたかを括ってたら大間違い!
なにこれーー!!ハードだけどめちゃおもろー!
岡田将生さんの新たな一面を見た気がして最高すぎた
百聞は一件にしかずでなにも言わずに取り合えず見て欲しい映画🙌
あ、羽村仁成さん初めて知ったけどすごいなぁ。
勝手な憶測だけど普段の喋り方はわざとぎこちない、語尾が収まるような変な喋り方してて唯一本音が出た時と話し方変えてたんじゃないかなぁ。
あのオドオドしてるようでどこか肝が座ってて不気味な感じが話しが進むにつれてめちゃ感じたな。
どれがホンモノか最後までわからない
序盤の火サスなのかなと思う流れと、並行して動く天童荒太の『永遠の仔』を彷彿とさせる組合せの子どもたち。
どう見ても悪だけどサイコな賢い奴が、その上演技派で更に岡田将生だったら。。いや、そのレベルの美貌だったら。
勝てるわけないわ!!!
サイコな岡田将生、最高に良かった!!
背後に立って焦点ずらしてても美しすぎて背景にならない。恐ろしい子!
私はこの作品で岡田将生熱が再燃しました。
子どもたちも熱演で凄かった。
どの子も良かったけど、なつき役の子は立ってるだけで存在感がある感じ。
やんちゃながらも素直で可愛い性格の義理の兄弟もうまいなと思った。
そしてもう1人のメインキャラね。
すごい演技力だったわー。
これからぐりぐり伸びてくんだろうなと思ってとても期待。
これは本当に話が最後まで読めなくて良い意味で裏切られ続けるので終わった後のドキドキを是非味わって。
想像を越えて手の込んだ筋書きが面白すぎたよ。
一緒に観ていた旦那さんはここ数年で観た邦画の中で一番面白かったそうです。
それはそうとエンドロールの後に出てくる意味深なアレは何だったんだろう。
ニヒルな岡田将生を観たい人にはおすすめです
すみません、期待したほどではなかったというのが正直な感想になります。
こいつサイコパスでした系はもう映画ジャンルとして確立されていると思うのでどうしてもその一歩先の新しさを求めてしまいます。個人的にはもう一つ最後に何か新しい仕掛けが観たかったです!
あと因果応報の結末までをちゃんと見せてくれたら映画としての説得力が増したかなと思いますが、あそこで終わらせたのは何か別の意図があるんでしょうね。。
スリリングな騙し合いやミステリー要素を期待していたのですが、東野圭吾と松本清張のエッセンスを足して今っぽく落とし込んだら中途半端なものができちゃった感が否めません。
俳優陣は良かったです。岡田将生くんはやはりあの悪魔的な笑顔が特徴ですね。ニヒルな役がめっちゃハマるし映画に華をもたらします。手塚治虫漫画のダークヒーローとか似合いそうだなーと思ったら昔ブラックジャックはやったことあったんですね!でも今ならば絶対キリコがハマると思います。
235 案外行き当たりばったり
実際にこれだけ腹の探り合いが出来るガキに攻撃されたら
うろたえるわ。そこのところ流石岡田将生は上手く動揺を
演じてくれたと思う。
ただどんでん返しの連続もある程度予想できたし
よくよく考えると計画も行動も各自浅はか。
最後もあの展開にしないとおテントウさまが許さないだろうし。
この作品が印象深いものになったのは脚本、演出ではなく
あくまでも振り回される江口洋介含めて岡田将生と3人の子役の
演技によるもので評価が難しいところ。
60点
イオンシネマ桂川 20240317
追伸
エンドロールにチャイナの方の名前が目立った。
舞台となった沖縄の現状を見るに考えさせられるものがある。
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