「本家のほうが観たい」ゴールド・ボーイ バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
本家のほうが観たい
公開時に映画館で観たが、金子修介監督の映画が地元で公開されたのは2017年の『リンキング・ラブ』以来だった。中国の紫金陳という小説家の小説『悪童たち』(ハヤカワ文庫より邦訳)を日本の沖縄に舞台を変えて映画化した作品で、中国本国ではすでに『バッド・キッズ 隠秘之罪』(原題:隠秘的角落)というタイトルでドラマ化されている。ドラマはWOWOWで以前放送されたようだが僕は未見で、原作も未読。
さすがは金子監督、質の高い映画ではあった。原作のおかげもあるだろうが脚本もしっかりしていて、“実は……”という展開が何度も繰り返され最後まで飽きさせない。役者陣も殺人犯役の岡田将生をはじめみな演技派ぞろいの好演で、3人の子供たちも遜色のない及第点の演技を見せていた。ただ、やはり舞台を中国から日本に移し替えた違和感はどことなく残っているように感じられ、どうも最後までしっくり来なかった。それと出てくるやつの大半がクズで胸糞悪い話なんでそこも観る人を選びそう。僕はそういうのがあんまり好きじゃないんだが、その辺も中国ドラマ版だったらどんな感じだったんだろ?と思ったりもした。ドラマ『バッド・キッズ』は原作とは変わってるところが多いらしく、日本映画版のほうが比較的原作に忠実らしい。
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