劇場公開日 2024年3月8日

「完璧犯罪はこの世にない」ゴールド・ボーイ やんやんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0完璧犯罪はこの世にない

2024年3月9日
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💰あらすじ
・沖縄県を支えるグループ企業東ホールディングスの婿養子である東昇は完ぺきな計画犯行で一族の資産を狙っていた。しかし、その映像は偶然にもとある3人の少年少女に見られた。母の再婚相手に性的暴力を振られる夏月、家が貧乏でグレた浩、そして父が再婚したことに根を持っている朝陽。3人はお金で現在の個々の持ってる問題をお金で解決しようとして、一攫千金を狙った昇との交渉を始めようとする。

少し題材が重い話であったが、親としてのあり方、生きていくうえで、一番大事なのは何か?お金があれば幸せになれるかを考えさせられる映画でした。

💰良かったところ
・中国原作ながら、沖縄の貧困化や若者が島への期待がないなどの社会問題をしっかり描いている。東ホールディングスが沖縄の収入元である観光業をメインに行っている企業であるところもよい。
・天才なサイコパス、離婚を気にして息子の為に一生懸命に働く母、優等生ながら人の苦しみに快楽を得る中学生、ビビりな不良中学生など難しい役が多い中、キャストがフィットしていてよかった。岡田将生さん、黒木華さん、江口洋介さんの演技よかった。

💰学び
・どんな完璧な犯罪も結局いつかばれる。偶然が重ねあう。
・血が繋がっている父と母にどんな恨みがあっても、被害を与えてしまったら

💰考察
・巌さん沖縄で刑事勿体ない。
・朝陽のお父さんただのいい人。
・昇が自己満足してなかったら、お母さんが手紙を開封しなかったら、また違うエンドロールだったらどんな結果になったのかを考えてしまう。世は以外にも予想外の偶然と重ね合う。
・夏月が朝陽に手紙を書いた理由は辞めてほしかったからだと思う。
・登場人物誰も幸せではないバッドエンドが沖縄の現状、日本の課題であると思う。

やんやん