「中国深い、マジ深い、半端ない。」満江紅 マンジャンホン チャオさんの映画レビュー(感想・評価)
中国深い、マジ深い、半端ない。
クリックして本文を読む
チャン・イーモウの映画は『LOVERS』以来。彼を「国策映画屋」と一括りにするのは違うと思う。
『24』のようなヒリヒリする展開が続き、笑える場面も多い。そして中国文化のエッセンスが凝縮されていた。
立場を明確にしない者ほど生き残る——それをDNAレベルで理解している人間たちが描かれ、キャラクターは誰もが違って誰もがリアルだった。が、本来
豫劇、詩、謡、歴史物語、知を愛し、自由を愛するのが本来の中国人だ。籠の鳥にも、犬にもならない。
国民党軍人の息子として大陸で生き続けた彼の矜持を感じた。
秦檜は現実路線を取った官僚だったにすぎず、単純に売国奴と断じるのは短絡的だ、という視点がもう一歩欲しかった。和平しなければ南宋は100年も続かない。が、あれが限界なのだろう。
それでも、最高傑作だと思う。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
