「孤独を癒す存在」異人たち めるさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独を癒す存在
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山田太一原作の「異人たちとの夏」を原作にした本作。原作は読了。その前提での評価。
異人たちとの夏とは別物といってもよいくらい、この映画はこの映画、原作は原作。本作は同性愛であることの苦悩、孤独にフォーカスされていて原作とは訴えたいことが違うと思った。映画のあらすじをほとんど読まずに観に行ったので、あれ?こんな話やったっけ?っと最初は混乱した😅ただ、異人たちとの夏を元にした全くの別物と考えれば、そんなに悪い作品ではないのかなと思う。
両親たちに会うことで、アダムは自分の気持ちを少しでも整理できたのかな。そのために両親は現れたのかもしれない。どこからが現実でどこからが妄想なのかわからないが…。ハリーも幽霊かもしれないが、アダムにとってもハリーにとっても一緒にいることで安心できるならあのラストでもよいのかなと思う。いつまでも幸せが続いてくれればなあと祈るような気持ちで観てしまった。でも、アダムは現実世界では孤独であることは変わりないんやよね。切ない。
原作を知っているかいないかでだいぶ評価がわかれそうな映画かなと思った。上映中寝てる人がいて、いびきが聞こえていた💦なんとなく寝ちゃうのは気持ちわかるかもしれない(上映中にいびきはかかんといて〜!笑)
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ゆ~きちさんのコメント
2024年6月30日
まあ、日本版とは別物として見ないとなんでしょうが、確かに80年代からイギリスを中心にゲイ文化が発展したような…。多様性と言うけど、なかなか共感できないんですよね…😩