「現実と夢の区別が・・・」異人たち りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と夢の区別が・・・
12歳の時に両親を交通事故で亡くし、それ以来寂しい人生を過ごしてきて40歳を過ぎた脚本家アダムは、ロンドンのタワーマンションに1人で住み、両親が生きていた時の思い出をベースにした脚本を書いていた。ある日、両親が亡くなるまで住んでいた郊外の家を訪れると、そこには亡くなったはずの父と母が当時の姿のままで暮らしていた。それ以来、アダムは何度も実家に通っては両親のもとで安らぎの時を過ごした。その一方で、彼は同じマンションの6階に住むハリーを好きになり、体の関係を持ち、その事を両親に告げた。そして・・・てな話。
どこまで現実でどこが夢なのか、観ていてよくわからず、両親が生きている時に自分がゲイだった事を言いたくても言えなかった、って事がストーリーの幹なのだろうか?
ゲイもクィアも個人的には興味なく、髭面の2人の中年男が大画面で絡み合うのも絵的に綺麗じゃないので、好みじゃない。
ロンドンの中心地であれだけ多くの部屋があるタワーマンションに住民がハリーとアダムだけ、というのも何か意味が有ったのだろうか?
寂しさを強調するためだとはわかったが。
とにかく、現実味の無いストーリーで疑問だらけだった。
母役のクレア・フォイは美しくて良かった。
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かばこさんのコメント
2024年4月23日
「髭面の2人の中年男が大画面で絡み合うのも絵的に綺麗じゃないので、好みじゃない。」
私もこれです。
「エゴイスト」(良かったです!)との大きな違いはそこなんですよね
現実はそうなんでしょうけども。。。