劇場公開日 2024年4月19日

「ものすごく悲しいファンタジー」異人たち ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ものすごく悲しいファンタジー

2024年4月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

山田太一の原作や邦画版には触れずに本作を鑑賞しました。

アンドリュー・スコット演じる主人公アダムの何とも切なく悲しいファンタジー作品。

アダムの両親はどうやらアダムが12歳のときに事故で亡くなっているらしいのですが、
その割には両親は生きているじゃないか!?という見せ方。
でも、物語が進むに連れ、やはり亡くなっているのだということがわかります。
ただ、アダムが両親にゲイであることをカミングアウトし、受け入れてもらえるまでに相当の時間がかかったりと
亡くなった両親と過ごしながら、子どもの頃に突然訪れた別れ〜現在に至るまでの時間を
愛情で埋めていくような、そんな描き方をしています。
その両親との別れのシーン(ファンタジーですが)が実にグッときます。

そしてアダムの彼氏であるポール・メスカル演じるハリー。
すごく仲良くなってお互い欠かすことのできない存在になっていくな〜と思って観ていたら
なんとハリーも亡くなっていたということがわかります。
それがわかっても、亡くなったハリーとのコミュニケーションがとれるアダムとの
最後のシーンが実に心に沁みます。

なんて悲しい・寂しい主人公なんだ!!と思いながらも、
実に心に沁み入る作品で、私は何とも言えない温かい気持ちになれました。

冒頭の夜景〜朝焼けになっていくシーンが実に美しいです。

ひでちゃぴん
ひでちゃぴんさんのコメント
2024年5月3日

HNさん、ハリーは亡くなっています。アダムもラストは亡くなったのかも、、、と思いました。

ひでちゃぴん
HNさんのコメント
2024年5月3日

え!ハリーって亡くなってたんですか!?最後把握できてませんでした( ゚д゚)

HN
ひでちゃぴんさんのコメント
2024年4月30日

邦画版を鑑賞し、レビューも書かせていただきましたが、設定は同じでも全く別の映画だと思いました。本作は悲しすぎるけど、邦画版は哀愁漂う作品ですね。

ひでちゃぴん
ひでちゃぴんさんのコメント
2024年4月21日

満塁本塁打さん、ありがとうございます。満塁本塁打さんのコメントと邦画版のみなさんのレビューを拝見して、俄然興味が湧きました。観てみます!!

ひでちゃぴん
満塁本塁打さんのコメント
2024年4月21日

こんばんはorおはようございます☀邦画版見た経験から申しますと本作 淡白かつ求道的すぎて キツかったです。上の方と同じになりますが邦画版 配信倍速ダイジェストでも大丈夫かと存じますのでいつかご覧いただけると幸いです。 本作と比べると 軽い安直な感じですが 邦画版の方が圧倒的に親子の情 とか共感できます。換骨奪胎ならず かと感じました。失礼します😊

満塁本塁打
ひでちゃぴんさんのコメント
2024年4月20日

今朝のNHKのニュースで監督のインタビューとともに取り上げられていました。

ひでちゃぴん
ひでちゃぴんさんのコメント
2024年4月20日

ゆ〜きちさん、ありがとうございます。日本バージョンを観ずに本作を鑑賞したので、私にはそれが良かったのだろうなと思いました。全然思っていた話と違っていたので、それが楽しめた理由な気がしております。

ひでちゃぴん
ゆ~きちさんのコメント
2024年4月20日

共感ありがとうございました。

外国人の感想は全体的に高評価だったので、日本バージョンを知らずに観た方が楽しめたかもしれません😩

ゆ~きち
ひでちゃぴんさんのコメント
2024年4月20日

Mさん、ありがとうございます!オリジナルとは全然違うのでしょうね。日本版も気になりますので、チャレンジしてみようと思います。

ひでちゃぴん
Mさんのコメント
2024年4月20日

私は、ついオリジナルの方と比べてしまって、厳しい評価になってしまいました。
よければ、ぜひ日本版も見てください。小説の方もいいですよ。

M