劇場公開日 2024年10月11日

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若き見知らぬ者たちのレビュー・感想・評価

全110件中、101~110件目を表示

2.0質が高い最低な物語。演出も嫌い

2024年10月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

静か~な感じなところでいきなり、バーン!と発砲する最悪な演出があります。個人的には、びっくりさせるこの手法、嫌いです。これだけも、見たくないのに、知らなかったから見てしまった・・・最悪です。
内容も酷いものです。別に清き良き物語だけを求めているわけではありませんが、よくもまぁこんな悲惨な事柄ばかりを並び連ねて創造したものだと。
確かに質はいいです。でも、格好ばかりつけたような印象で、正直、わざとらしさが目に付きます。もっともらしい社会的な問題が含まれていて、あたかも真実っぽいような雰囲気を作ろうとしていた気がしましたが、全部が全部ウソっぽく見えました。別に映画だからウソで結構なんですけど、これほどまで内容が浮き世の写しだと、この世の出来事、団体、人等々に対して揶揄するようなところも感じたので、どうなのかなと・・・肯定的な表現が少なかっただけに─。
とはいえ、かなり思い切った表現でダイナミックに展開するので、結構刺さるのかなー・・・

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SH

4.5力とは何?

2024年10月11日
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鑑賞方法:映画館
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Eric

4.0ガス切れのライター。

2024年10月11日
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悲しい

怖い

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SAKURAI

3.0心に鬼を飼うことができなくても、自分を俯瞰できる視点だけは持ち続けたいと思った

2024年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

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Dr.Hawk

5.0言葉の重み

2024年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

悲しい

完成披露試写会に参加をし、監督や俳優さんの言葉を聞き、この映画は監督が役者の力を信じ、役者は監督の言葉に身を寄せて出来上がったのだと感じました。
磯村勇斗さんの演技力は、社会問題が絡めば絡むほど深く沁みる。演技なのか?本心なのか?役という枠を通り越してスクリーンから伝わる言葉ひとつひとつが、重く苦しい。
兄から見る母、弟から見る母、兄の彼女から見る母、社会から見られている母。
どの描写もすごく綺麗で、美しいく、悲しい。
内容は割愛させていただきますが、興味を持ったら見ておくべき映画です。

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さむ41

3.03.2ぐらい

2024年10月8日
iPhoneアプリから投稿

これでもかって悲惨な出口の無い毎日。
で?おかしくないか?
お母さんの病状から入院とか福祉サービスとか受けられるでしょうよ。家族がいたって介護しきれないのだし。お母さんの所業によるお店や近所の対応も変、いやもうお金とか賠償とかそうゆう問題じゃなくて、福祉に相談しなよ。

挙句にあの警官の所業。先ずは怪我してんだから救急車呼ぶでしょ。なんで犯人はお咎めないの?おかしい、おかしい、防犯カメラ、通行人だっているんだから目撃者多数よ。おかしいって。特にお店の血溜まり、おいおいスルーなのか?

何を言いたいかは分からなくはないが、常識ある設定にして下さい。雰囲気だけで作られた感があるが、嫌いではないので、3.2。

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Oyster Boy

5.0壁一枚隔てたすぐ傍で起こっている

2024年10月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

「お願いだから気づいて!!」
「お願いだから見過ごさないで!!」
気づくと、カラオケバーの床を祈りながら見ていました。

観客は真実を知っているからそう思うだけで、実際には私自身もいろんなことを見過ごして生きているに違いない。
そう気づかせてくれる映画でした。

窓の向こうから、楽しそうに遊ぶ声が聞こえるシーンが素晴らしい。
映像に映っていない、フレームの外側を感じさせる演出が大好きなので、てっきり後からつけた音声だと思っていましたが
実際にあの家の前が公園なのだそうです。

家の壁を一枚隔てたすぐ隣りで起こっている現実。
街並みのロングショットでも、同じように並んでいる一軒一軒に、表からでは見えないSOSが隠れていると感じました。

ある出来事を境に多角的な群像劇に広がります。
権力と暴力についても考えさせられました。
先入観の恐ろしさ。
無意識にこれまでの成功体験が先入観となって判断してしまう。
でも、だからと言って、それを責めることができるのか?
警察の廊下のシーンには鳥肌が立ちました。

銃が暴力の象徴であると同時に死をもたらすものとしても描かれます。
現実が重くのしかかって、何も感じないようにしないと生きていけない極限の状況では、自分の心を殺すしかない。
でも、心の自殺は社会からの抹殺でもあり、やはりその引き金を引くのは他者の手なのだ。

岸井ゆきのさんの演技が素晴らしい。
横顔から匂い立つエロス。
私も妊娠中は寝ても寝ても眠かったなぁ。
スプーンを頬張る仕草や笑顔に、彼の面影を見ていたのかもしれない。

そして、畑のシーンは芹澤興人さんですよね?
ほとんど顔が出てないのに、人柄が伝わる。

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shiron

3.5家族愛が強い人ほど犠牲に

2024年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

今日もあんな風に声を押し殺して泣いている人達がどこかにいるのかもしれない。
日頃悲しいニュースを聞くたびに、家族愛が強い人ほど犠牲になる事が多いなと感じてたけど。
背負ってるものを減らす方法がもっと簡単にわかりやすく表示されるといいのに。

みんな声を押し殺して泣くから、どうしようかと思った。
色々行政が助けられる事も多いのではと思ったけど、自分たちで何とかしないといけないと思ってる所に、きっと他にもこういう方々がいるよという監督のメッセージが込められてるのかなあとぼんやり思ったり。

あ、あと私今回の作品で磯村勇斗君の良さにちょっとハマったわ。
良いわね、彼。
小汚い格好させてもカッコよかったわ。
めちゃくちゃ優しい役ってのもポイントが高かったのかな。
『波紋』も『渇水』も『正欲』も観てたんだけど、なんか今回のが一番グッときました。
『月』観てみるわ。

助けてが言えなくて頑張ってしまう人達が、少しでも減ると良いなと思いました。
『あんのこと』も思い出したけど、本当に若い時は一瞬なので、幸せな時代を送って欲しい。

子どもが子どもで居られない姿をみるのは本当に毎度しんどい。年齢的に成人になっても出口のない家族の問題に自分を捧げ続けてしまうのは、多分家族という他人が入りにくい場所というのもあるんだろうな。
難しい密室だと思う。
色々考えた映画だった。

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icco

4.5ひたすら堪え忍ぶ、見知らぬ者たち

2024年9月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

Fan’s Voice試写会にありがたいことに当選。監督のお話もたくさん伺えて感無量。
自分ではどうすることもできない現状を、ひたすらじっと堪え忍び、小さなことで少し救われ、そしてまた理不尽な暴力にさらされる。そんな人が、日本にはどれくらい、世界にはどれくらいいるのだろうか。
日本・フランス・韓国・香港合作。監督は最初からそのスタイルで行くことを決めていたそう。その意味を考える。

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FMov

4.0生きるということに命をかける

2024年8月21日
iPhoneアプリから投稿

被写体の感覚を、
舐め回すように捉えるカメラワークが光っている。

匂いたつようなリアリズムがスクリーン全体に浸透し、
その気持ち悪さすらも、
目を逸らすことなく、
ずっと見続けていたいという衝動に駆られる。

空間設計が巧みだ。

カメラの奥行きを活かし、
地面の感触までもが伝わってくるような設計だ。

芝居場にいる人物たちはもちろん、
背景を行き交う人々や車の動きすら、
リアリズムをさらに強化するものに仕立て上げている。

この手間ひまを惜しまない贅沢な空間設計の丁寧さは、
予算がいかに潤沢であっても真似する事は難易度が高い。

重要なのは、この意識と具現化するチームの技術こそが、
リアリズムの本質を舞台に、各役者に宿らせている事だ

ボロボロの靴や、演技の隅々まで生き生きと表現されており、

その正確で真摯な設計は、
過酷で苛烈な現実と観客との緩衝材ともなり得る、

と同時に、

母親や亡き父親、主人公の兄弟をはじめとする登場人物たちが、
この設計によって包み込まれる愛情そのものの空間にもなっている。

しかし、このような愛情のツケは、セリフでもあるように、
いつしか溜まっていくばかりだ。

現実の厳しさと対峙する瞬間が、何度となく訪れる。

それでもなお、信じるしかないと、そう思わざるを得ない。

震えるような良いカットがあまりにも多く、
その一つ一つが生きることへの凄まじい覚悟を突きつけてくる。

ブルーハーツの、

生きるという事に

命をかけてみたい、

が8角形のオクタゴンに響いていた。

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蛇足軒妖瀬布