劇場公開日 2024年10月11日

「若い監督が撮ったとは思えない古さ」若き見知らぬ者たち かばこさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5若い監督が撮ったとは思えない古さ

2024年10月14日
PCから投稿

陰々滅々とした話が延々続く。ツッコミどころだらけ。
不幸ばかりに見舞われる一家が主人公だが、被虐的な演出が過剰では
露悪的でもあり、若い監督が撮ったとは思えない昭和的な古臭さを感じました。

自分を抑えて恋人とその家族に尽くす日向、恋人が死んでもまだまだその家族と家に尽くすんだ、日本の伝統的家族制度の「嫁」ですか。こんなところも古い。

神奈川県警のあれはヒドイ
住民の通報があったなら目撃者だっているだろうし、なんで救急車を呼ばないのか、どこに連れて行こうとしたのか、何がしたかったのか、町中には防犯カメラだってある。検死すれば死因も明らかになるし、それら全部をもみ消せるっていうことですか?
世間では「神奈川県警」といえば〇〇と言われているけど、神奈川県警から苦情来なかったんだろうか

ほぼ動きのないひとつのシーンが長回しで延々続く、それが多用され、視線の先になにがあるのか、次にどうなるのか、なかなか表れなくてフラストレーションが溜まる。そのくせ、肝心なことを明らかにするかしそうな場面は一瞬でぱっと切り替わる。これ、監督的にはスタイリッシュなのでしょうか?

あんな母がいるのになんで公的扶助を受けないのか
母の病気は何なのか、いつからなのか、きっかけはあるのか
アヤトは難病らしいがどんな病状なのか
父親は退職金その他をどうしたのか
父親はなぜ死んだのか
スナック花火の血まみれの床を見て、なぜ誰も何とも思わないのか

などなど、疑問と不可解と不明解ばかりなのに説明がまったく足りていない。
ツッコミどころも満載。

後半、唐突に弟主観の話になり、それまで弟をほとんど掘り下げてないのに唐突すぎて今までのは何だったんだろうと思った。
そして、予想はできたが格闘技の場面を延々と編集なしワンショットで見せられる。

なんとか最後まで見たが苦痛だった。

今後、内山拓也監督の映画をみることはないと思う。

かばこ
だるまんさんのコメント
2024年10月18日

格闘シーン、、、苦痛でしたね。
撮影は大変だったと思いますが。

だるまん
ゆり。さんのコメント
2024年10月17日

コメントありがとうございました。ですよね、あの歌は無いですよね。歌詞の内容も合ってないですし。
センスも古いですが、監督の価値観が昭和?
日向にお母さんの面倒を見させるための口実として彩人の子供を妊娠させて、ついでに看護師のスキルを与えた感じがしました。というのは、日向が看護師であることが活かされていないからです。病院勤務なのだから、ケアマネージャーとつながりがあるはずです。母親の栄養面も彩人の体調なども気を配らないし。

ゆり。
かばこさんのコメント
2024年10月15日

ビビさん

ありがとうございます。

かばこ
ビビさんのコメント
2024年10月15日

💯%同意です。

ビビ
luna33さんのコメント
2024年10月15日

まさにツッコミどころ満載で疲れました(笑)

警察官の行動に関してはもう呆れるしかなかったですね。内山監督は一体どういうつもりであの脚本を書いたのか、小一時間ほど詰めたい所です。

luna33
Bacchusさんのコメント
2024年10月14日

主人公の悲壮感より警察の酷さがメインになってしまっていましたね。

Bacchus
おたかさんのコメント
2024年10月14日

コメントありがとうございます(_ _)

生涯初めての体調不良を起こした恨みは一生続くでしょう😤

演者さんへの労いの意味も込めた点数付けることさえできない作品を作った内山拓也は死ぬまで忘れないと思います😅

痴呆老人の演技なら過去1番かもしれないくらいの霧島れいかさんの名演を台無しにしてくれた内山拓也は死ぬまで忘れないと思います😁

おたか
グレシャムの法則さんのコメント
2024年10月14日

解釈は、〝鑑賞した者に委ねる〟というタイプの映画にしたかったのだと思いますけど、最低限の前提というかマナーというか、そういうものが決定的に欠けていたように思います。

グレシャムの法則