「前半がとても良かった。 前頭側頭型の若年性認知症の母を諦めた視線で...」若き見知らぬ者たち みさこさんの映画レビュー(感想・評価)
前半がとても良かった。 前頭側頭型の若年性認知症の母を諦めた視線で...
前半がとても良かった。
前頭側頭型の若年性認知症の母を諦めた視線で懸命に介護する息子。
辛さを一人で抱えて、昼夜働いて頑張っている。
お金がなければ介護サービスも使えない。家族で介護するしかない。
幸せになって欲しいと願いながら観る。
中盤、理不尽な暴力に晒される。
これについては他の方も書いてるように胸糞が悪いの一言。映画館で叫び出したくなるほどの胸糞の悪さ。
ここからはだいぶツッコミたくなることのオンパレード。
弟の試合のシーンは格闘技に興味のない私は長いと感じた。
それでも私はこの映画を観て良かったと思った。
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luna33さんのコメント
2024年11月3日
理不尽さの描き方が雑すぎて本当に残念でしたね。僕はそこで完全に脱落してしまいました(笑)
ワンカット長回しの格闘技シーンも、それまでの背景や人物の描写をちゃんとしておけば、もっと感情移入出来たと思うんですよね。だから気持ちが全然追い付かず、その結果ラストシーンが全く生きなかった。本当にもったいないと思います。
あれを見て菅田将暉の「あゝ、荒野」のラストシーンを思い出しました。こちらは鳥肌モンの素晴らしさでしたが。この作品は非常にお勧めです。まだ未鑑賞でしたらぜひ。