劇場公開日 2024年10月11日

「内山拓也監督と俳優陣•スタッフの皆様、良かったです!」若き見知らぬ者たち じゃすみんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0内山拓也監督と俳優陣•スタッフの皆様、良かったです!

2024年10月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

レビューで、暗いという投稿を見て、見に行くかどうか迷ったのですが、見に行って本当に良かったです。

重い部分はありましたが、見た後まで、どんよりとするなんてことは、ありませんでした。

2時間、飽くことなく、見応えのある映画でした。

まさに名もなき若者、借金、病んだ親の世話•介護を背負い、理不尽な世間の仕打ちに巻き込まれた若者の話ですね。
可視化されない人々の苦しみ、重荷、問題解決能力を持たない、持つ気力さえ失った人間を描いたものと思いました。
限界に達したなかでも、主人公の彩人の母への愛、それを受け継いだ恋人の日向には、人としての素晴らしさを感じました。

しごく勝手な解釈ですが、彩人がなぜ、お母さんを病院に入院させず家で世話していたのか。それは、今の日本の精神科医療が貧困で監獄に送るようなもの、そんな場所に母を入れられないという、深い愛情からだったのではと想像していました。

表面化されない苦しみにあえぐ人たちを救うための対策を行政がもっと立てて、相談できる場所作りをしなければならないし、我々の意識変革、温かい目を持つことも重要と思いました。

見終わった後、重さで鬱々することなどなく、むしろ、こういう映画を制作できる内山監督が存在することに嬉しくなってしまいました。今後も頑張っていただきたいです!

日本の俳優陣の質の高さも感じることもできました。各役者さんの思いのこもった演技も見応えがありました。

なお、私は女性ですが、問題なく見れましたよ。暴力シーンもありましたが、えぐさで見るに耐えないとは感じませんでした。

注意: べた褒めになってしまいましたが、私は映画関係者でも、インフルエンサーでもありません。

初めてレビュー投稿するので、皆さんみたいに気の利いたレビューは書けませんが、映画素人の素直な感想です。

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じゃすみん