フィシスの波文

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劇場公開日:2024年4月6日

解説・あらすじ

「幸福は日々の中に。」「島の色 静かな声」などのドキュメンタリー作品で知られる写真家・映像作家の茂木綾子監督が、古くから現代に至るまで人と自然の関わりを映してきた「文様」に迫ったドキュメンタリー。

和紙に文様を手摺りする唐紙を400年にわたり受け継いできた京都の工房「唐長」の手仕事の現場をはじめ、葵祭や祇園祭などの祭礼や寺社・茶事の空間に息づく文様、1万年前にイタリアの岩壁に描かれた線刻、古代ローマの聖堂を飾るモザイク、北海道のアイヌの暮らしに受け継がれる文様などをたどり、文様とその源となった自然の様を丁寧に映し出す。

唐紙に注目するエルメスのアーティスティック・ディレクターのピエール=アレクシィ・デュマや、ミナペルホネンのデザイナー・皆川明、造形作家の戸村浩ら現代のアーティストたちも出演。タイトルにある「フィシス」は古代ギリシャ語で「あるがままの自然」を意味する言葉で、日本の「自然(ジネン)」にも通じる。

2023年製作/85分/G/日本
配給:SASSO CO.,LTD.
劇場公開日:2024年4月6日

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映画レビュー

4.0 デザインの拡がり

2025年9月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

一万年以上前から存在するデザイン(自然にあるもの)を世界中追う旅。

京都の「唐長」に始まり、奄美大島やイタリアのカモニカ渓谷岩絵群やローマの古教会にまで行く。最後余市のフゴッペ洞窟などにも行くが、アイヌのデザインや歌にも興味は及ぶ。アイヌの歌は不思議な声で歌われていて、非常に興味深かった。渦巻き模様も様々に変化がついていて面白かった。

ちょうど2週間後に、旭川や余市に旅行する予定だったから、改めてアイヌ文化に触れ、フゴッペ洞窟にも寄って学んで来ようと思う。余市ではウイスキー醸造所で学ぶ以外の楽しみもできた。

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にっく

3.0 薄かった

2024年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

唐紙の映画だからか内容濃度が薄い映画だった。

だからと言って得られるモノがないのは鑑賞者の能力に寄るかと思うので、何もないわけでは無いよ。

と記しておこう。

まず、ひとつ得たことは、

世界中どこの人たちも、京都ラブだな。ってことかなw

それと、まだまだバイオミミクリの追求は続ける価値

ありだってこと。

以上

僕の感想も淡白だが、これでは深みを持すのも

苦労でっせ。

と言うことです。

映画パンフの皆川さんの寄稿はいいけどなぁ〜

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tomokuni0714