JAWAN ジャワーンのレビュー・感想・評価
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キング・カーンの魅力全開!
インド映画に求めること。それは屋外・屋内関係なく髪をなびかせる風と!贅沢すぎるスローモーション使いと!唐突に始まる豪勢で圧倒的な歌とダンスである!
そして何よりも重要なのは「それは思いつかなかった〜!」と度肝を抜かれるようなアクション演出!
映画に日常など欠片も求めない。ゴージャスで奇抜でカッコ良いのかどうなのか、いややっぱりカッコ良い演出の数々、それを求めて人はインド映画を観るのだ。間違いないだろう。
「ジャワーン」もそうだが、往々にしてインド映画のあらすじは難しい。民が求めることは全て1本の映画にぶち込んでしまおう、というサービス精神の成せるわざなのか、結構ストーリーが重厚なのだ。
言うなれば、2本分の映画のストーリーを合体させてしまいました、みたいな壮大なストーリーを軸にやりたい放題のアクションやらダンスやらを人的資源を惜しみなく投入して組み上げていくスタイルなので、冒頭のシークエンスの事は一旦忘れるくらいの気概で臨まなければならない。
だからストーリーの説明は一切しない事にする。
冒頭にも書いたが、とにかく主演・シャー・ルク・カーンをどれだけカッコ良く撮るのか?が映画の成否を分けるとばかりに、彼の登場シーンは風とスローモーションの大盤振る舞いである。
インド映画におけるスローモーションとは、すなわち我々人間が視覚から受け取った情報のインパクトを普遍なものにする為の演出だ。息を飲むほど美しい景色を見たとして、その景色に見惚れていた時間が3秒しかなかったのが事実だとしても、見惚れた本人には10分や1時間に感じられる時がある。それをスローを使うことで強制的に作り出すのだ。漫画の大ゴマにも似ているかもしれない。
それをアクションシーンだけでなく、主演俳優のカッコ良さにもバンバン使っていくスタイル、とにかく主役を持ち上げていくスタイルがインド映画らしくて大変良い。
そして大事なのは「それは思いつかなかった〜!」なアイデアである。
「僕が考えた最強のアクション」が凡人では到底考えつかないレベルに達しているのが最高に面白く、最高に爽快だ。せっかく映画観に来てるんだもん、フィクションじゃなかったら絶対観られない「そんなことある?!」という究極のアクションが観たいじゃないか。
私のイチオシシーンは靴底の火花で葉巻に火を点けるシーン(もちろんスローモーションだ)である。どうしてそんなことになったのかは観ればわかる、いやわかるのか?なので是非観て頂きたい。
あれを観られただけで映画館に出向いた価値があると言うものだ。ありがたや。
映画のストーリーには一切触れない、と宣言したわけだが、観る前は欠片も想像しなかったが割と社会派映画とも言える内容だったところも気に入っている。
とにかく、久々にマサラ感たっぷりの映画を観てものすごい満足。1月にはプラバースの「カルキ2898AD」も公開されるし、日本でもっともっとインド映画がメジャーになると良いな。
めちゃくちゃなのに楽しんでしまう不思議
インド映画のほとんどは長い。だから、前置きのような話で普通に1時間くらいかけたりする。結構な量のアクションと歌と踊りを見せて、ある程度盛り上げたところで、さぁこれから本編ですよ的な流れを何回も観たことがある。本作も3時間近い。それなりの驚きの展開が待っていることを覚悟していた。
地下鉄をジャックして多額の身代金を奪うという序盤のパートだけでも結構盛りだくさんなのに、これが本当にただの序盤だった。その後は、途中で挟まれる話の切り換わりが急すぎて、気持ちがついていくのに精一杯。え?これがあの人?、あれ?そしたらこの人は?時系列合わなくない?年齢的に無理あるでしょ!みたいな戸惑いを何回か繰り返した。しかも展開がすごく強引でかなりめちゃくちゃだったりする。長い上映時間だから色々と盛り込みすぎになってしまうのも仕方ない。でも、そっか!ここにつながるのか!とか、だからこんなことをしていたのかなんて、驚きながら鑑賞してしまうのがいい。なんならこれぞインド映画という感覚で素直に楽しむのがオススメ。細かいことを考えてしまうのは無粋というもの。
アクションもさすがのクオリティ。あまりにすごくて現実を超越した感じのアクションシーンって笑えてしまうんだよな(いい意味で)。格闘、剣技、カーアクション、ガンアクション、いろんなアクションがてんこ盛りで満腹感を味わうことができた。観終わった後、ちょっとした達成感と軽めの疲労が待ち受けていたが、それも悪くない。こんなインド映画をこれからも期待したい。
なんだこれ
ゴージャス!ゴージャス!ゴージャス!
インド映画を初めてスクリーンで鑑賞しました。
後悔しました。
これ迄配信で視聴していたことを…(笑)
とにかくゴージャス!
美男、美女てんこ盛り!
絶妙に挿し込まれたラブ・ストーリー、家族愛!
インドの社会状況への問題提起もキチンと盛り込んで。
アクション、カーチェイス!
もちろん待望の群舞シーン!
見せ場のスローモーション映像。
何故か前方から風が吹いてくる美男美女のドアップシーン。
これでもかと大サービスシーンの連続です。
流石、世界に名だたるインド映画。サービスがてんこ盛り過ぎて嬉しいお腹いっぱい感でした。
乱闘シーンで若干の流血があるためかPG12指定となっているのが残念です。
3時間という長丁場を全く感じませんでした
でも、事前の水分摂取には気を付けてお越し下さいね(笑)
ジャワーン ジャワーン ジャワーン
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