JAWAN ジャワーンのレビュー・感想・評価
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わっけぇ
2024年劇場鑑賞323本目。
25年ほど前、ムトゥ 踊るマハラジャが日本に初めて入ってきてスーパースター ラジニと共にインド映画ブームが沸き起こる中、ラジニカーントにはやや劣るが2番手の人気という感じで主演映画が公開されていたボリウッドの帝王、キングカーンことシャー・ルク・カーン。ラジニカーントはほぼ引退状態になっていますが、パターン(観てない・・・)で完全復活したと聞いていて、タイガー伝説のスパイシリーズにも出ていてまだまだいけるな、とは思っていたのですが、同年に撮られたこの作品に出ているシャー・ルク、若過だろ・・・。ああ、そうか、25年前に20歳だったら今45だしこんなもんか、と思って調べたら59歳ってもうほぼ還暦!インド映画あるあるで父親も同じ役者が演じるパターンが多いのですが、今作でも父親が出てくるシーンがあり、そこは実年齢通りの印象でした。レッドドラゴンのアンソニー・ホプキンスみたいにCGで若返らせているのでしょうか?
内容は予想外の展開と予想通りの展開が
交互に出てきて、楽しめましたし、一番ぬありがたかったのはちゃんとこの映画で完結したことです。最近のインド映画、途中で終わることおおく、次回作観る頃には内容忘れがちですが、今作はこれだけで完結しているので安心です。もう何本も途中で終わっているので・・・。
HS満載
気持ちは分かるが多すぎないか?
なんか、どんどん多くなってるような印象だ。
物語は入り組んでて面白かった。
義賊って立ち位置で、テロ的な事を起こして要求を突きつけるのだけれど、その要求ってのが国民の救済に直結してる。
いちいち大掛かりで派手だし、最後の要求なんかはグッとくる。選挙制度に言及してて、国民への要求だ。
「自分の為になる人間を選べ」と。
インドにはカーストなんかもあって、我が国とは違ったしがらみもあるんだろうなぁ。
相関図も背景も噛み応えはあるんだが…いかんせん、長くてくどい!
冒頭のアクションから面白くて、ちょっと接写に近いUPカットがガンガン入る。地面に落ちる血の一滴が泥をまとい変色するHSとか初めて見た。
こりゃ今作は曲者だぞと期待感を煽られる。
で、いきなり30年後。
30年後??
主人公は年をとってないようにも見える。
どうなってんだと困惑するも、ちゃんと説明してくれる。ド派手でナルシスティックなHSとともに。
本作の主人公は1人2役だ。
父親と息子を演じてる。
つまり、あの役者さんのファンならば、これでもかってくらいカッコいいカットを堪能できる。
もはや無意味な程にカッコいい!
彼の生い立ちも、彼をサポートするメンバーの過去もちゃんと把握できるし、悲劇でもあるから見ちゃうのだけど…長いのよ。
本編どこ行った?ってくらいの分量で語られる。
父親の過去が、息子と瓜二つの顔してるから面倒くさくて仕方がない。
そして唐突に始まり、唐突に終わりやがる。
見にくいと言えば、見にくいのだ。
とは言え、グッと胸に来るエピソードはふんだんに挿入されてるし、お腹いっぱいどころか、若干の胃もたれさえある!
ラストは若干エネルギー切れかなと思わなくはなかった。あの用心棒はボスがタイマン張ってる間、ずっと見てたのだろうか?
ラストは腑に落ちないとこも多かった。
もうコレでもかって人数で踊るし、歌うし、しっかりフルバージョンなんじゃないかと思うくらい長いし…まぁ、お約束だし、癖になりつつもあるのだけれど。
物語のボリュームもアクションの派手さも、超超ナルシスティックなHSも、相まってこっちの体力をゴッソリ持ってかれた感じだ。
久々に見たポリウッドに若干の疲弊感がある…。
例えば…嫁の実家に帰って、コレ食べアレ食べと次々出てくる一品に、次第に拷問に近い感覚を覚えるのと似ているのかもしれない。
ナルシスティックなアングルは大好物ではあるけれど、ナルシスティックなだけに、いつまでやんねん!もうええわっ!と突っ込まずにいられない。
次々と
3時間近いので心して(水分制限含め)座席へ。
最近観てなかったが、これはザ・ボリウッド!という感じだった。
いや、もう、カッコいいのなんの!
イケメンがカッコつけて(笑)踊るんだから。
次々と政治家の悪徳を暴き、庶民にお金を還元。
インド映画も変わった気がしたなぁ…なんとなく。
女子刑務所に潜入した捜査官?が途中から良い人になったけど…笑
30年後ってずいぶん長い気がした。
実際そこまで老人じゃないし。
ダンスあり、カー&バイクアクションあり、でお腹いっぱいの3時間だった。
面白かった!
ややこしい
インド映画でしか得られない快楽を纏うエンタメ大作
重すぎず軽すぎず、適度に仕掛けが張り巡らされたインド映画で170分という長尺も、序盤から盛り上げていくため、長さを感じさせません。
ツッコミを入れたくなる要素も多々ありますが、そんなこと気にしてたらせっかくのご馳走が台無しになるため、そこは笑って流します。
やっぱりシャー・ルク・カーンは魅せますね! 本作では2つの役を演じ分けていますが、いずれの役でも年齢を感じさせません。
あえて残念だったところを上げるなら、ラストのバトルがややあっさり気味だったこと。2人とあの巨漢とのバトルはもう少し見ていたかった。
シャールクカーンが濃い
とにかくシャールクカーンを楽しめる映画だった。
メッセージ性、アクション、シャールクカーン、カッコいい女性
何もかもが詰め込まれすぎて、濃い3時間だった。
今回はトリウッドとボリウッドの共同作品ということでヒロインはそれぞれを代表する女優でどちらも美人だった。そしてかっこいい。
一体何度あるかわからないシャールクカーンの登場シーンとアクション、そして歌とダンス。
どこをとっても圧倒的で、登場シーンはどれもかっこよく、アクションはキレキレで、ダンスはインドでしか実現出来ない人数と華やかさ。
あまりにも強いメッセージ性に最初はクラクラするが、本当にそういうことがあったんだと思う。実際に、工場の毒ガスで村の人が死んでしまった事件とかは実話である。本当にあった話だ。
Pathaanのように楽しむだけの映画ではないが、アクションはさらに何倍もパワーアップして、シャールクカーンもパワーアップして3時間衝撃を受け続けると思う。
そして、音楽が頭から離れない。
あと、子役が可愛すぎて毎回泣いてしまう。
クリシュナとラーマ
謎の男と6人の女性達が政治家や一部の金持ちの悪行に対峙する話。
国境近くの川に流れていた男を近くの村人が助けて30年後、ムンバイのメトロが包帯を顔に巻いた男とその仲間にトレインジャックされて間に起こって行くストーリー。
農業大臣、保健大臣と来て次は法相かな?なんて思っていたらあーそっちね。
ダンスや歌の挿し込み方はムリがなくてテンポを乱す感じはないけれど、途中ちょっとラッシュがあって弛み気味。
最初は綺麗な義賊的位置づけだったけれど。途中からなんか話し変わってるし、悪人じゃない人も被害受けてません?
特撮ヒーローもビックリのご都合主義って何ですか?なエンタメ全振りの強引な話しの作りの上に、ただでさえ長いのにそこそんなに掘りますか?なクドい説明のおかげで、話し自体は面白かったけれどところどころ怠く感じた。
そういえば、インドの政治事情は全然知らないけれど、政治家も国民もそんなに酷い感じなんですかね…。
まあ、それも含めてのエンタメってことですかね。
すべてが破茶滅茶
デカ盛り映画
もしかして🤔
インド映画ならではの圧倒的な熱量!
ボリウッドの大スター、シャー・ルク・カーン主演によるアクション大作。
かつて瀕死の重傷を負ってインド国境の小さな村に流れ着いた謎の男は、村人からの看護を受けて嵐の夜に復活。30年後、包帯に身を包んだ謎の男は、部下の女性達6人と地下鉄をジャックし、インド社会に多大な影響力を誇る武器商人カリの娘を人質に取る。彼らは政府に対して多額の身代金約4000億ルピーを要求、見事強奪に成功する。しかしそれは、農業の為に借金を背負い、苦しみ続けている農民達の負債を帳消しにする為の行為だった。謎の男は去り際に、カリの娘にこう言い残していた。
「ヤツに伝えろ。俺の名は、ヴィクラム・ラトールだ。」
やがて、医療現場の備品不足や工業災害、自らの思考と選択ではなく多数派に迎合して投票される選挙と、インド社会の抱える様々な問題を通じて、謎の男とカリの因縁も明らかになってゆく。
主演のシャー・ルク・カーンは現在59歳。30歳という設定のテロ集団のボスにして女性刑務所の署長アーザードを演じる上ではかなりの高齢。しかし、本人のアンチエイジングとメイクによって、実年齢の半分に当たるアーザードを見事に演じ切っていた。ナルマダの娘との会話で、白髪染めに関する話題を出すメタ的な小ネタにはクスリとさせられた。テロ行為を行う中で、スキンヘッドから挑発ロングの眼鏡姿、顔を半分覆う怪しげな仮面姿まで、あらゆるビジュアルのカーンを堪能出来るのは非常に贅沢。
アーザードは謎の男ヴィクラムの息子で、父の名誉を回復する為、獄中で無念の死を遂げた母の仇を討つ為に戦っている事が明かされる中盤の展開は上手いと感心させられた。「何故、30年経っているのに主人公の見た目が若々しいままなのか?」という疑問に、窮地に陥ったアーザードを救う為、本物のヴィクラムが助けに来るという展開で、本作がカーンによる1人2役の作品なのだと回答を示してくれるのは面白かった。ヴィクラムはカーンの実年齢と近しい為、無精髭を蓄えたイケオジ姿にも抜群の説得力と絵力がある。
インド映画と言えば、豪華絢爛なド派手なダンスシーン。本作の一押しは、刑務所内でのアーザードと女性受刑者達のダンスシーンだろう。胸に響いてくる爆音のリズムが非常に心地よく、画面の煌びやかさも相まって圧巻のダンスシーンだった。
アクションシーンで多用される挿入歌をバックにスローモーションで描かれる決め絵の連続も、ここまでお金と情熱を掛けてやられては茶化すのは野暮というもの。何より、本作の作り手は真剣にこれをカッコイイと信じてやっているのだろう。その熱量に、思わず唸らされてしまった。
現実の社会問題に、フィクションとして夢と希望のある解決を与えるのは、エンタメとして正解だろう。また、フィクションだからこその過激な復讐、暴力による報復を行うという構図は、クエンティン・タランティーノ監督の作風にも通ずるものがある。
しかし、何よりも評価すべきは、アーザードが中継を通して国民に「誰が豊かな生活を与えてくれるのか、よく考えて選挙に行け!」と大真面目に演説するシーンだろう。これは日本にも通ずる点だし、これをフィクションで大真面目にやるというのは中々に覚悟の要る事だろう。
インドの選挙投票は、専用の機械を用いて行われるという点、女性死刑囚が妊婦の場合、子供が5歳になるまで刑の執行が延期されるという点は勉強になった。こうした文化や法の違いを知れるのも、海外の映画を鑑賞する楽しみの一つだろう。
唯一不満点を挙げるとすれば、同じインド映画である『RRR』と比較して、もう少しアクションシーンの派手さやボリュームが欲しいと感じてしまった点だろうか。特に、クライマックスのトラック襲撃や刑務所でのカリとの因縁の対決には、もう一捻り欲しかったところ。
流石に3時間弱の尺には多少の長さを感じたが、景気の良い高カロリーの演出を存分に堪能出来るのは間違いない。
壮大で深みも感じるけど、やっぱ長い
いろんな人間関係が絡み合う壮大なドラマなれど、分かりやすくて、非常に面白かったです。
歌やダンス含め、色んなインドらしさを堪能できました。しかもカッコイイので、かなり魅せられます。
ただ、やっぱ長すぎる感が…いくらカッコイイ歌やダンスでも、後半になるに従ってちょっと飽きてきますねー、あのいきなりのダンス・・・
内容は、かなりオモロいです。時を経た関係性なのに、これほどまでにすんなりと理解できたのは、やっぱ分かりやすい勧善懲悪を貫いているからなのでしょうか。分かりやすいとはいえ、決して単純ではなく、敵味方の関係性も少しひねった感じで、飽きないように、実にうまくできている印象でした。回想や述懐はあまりにシンプルすぎて、そこは単純に見えてしまいましたが・・・
こういう分かりやすい復讐劇は、やっぱ社会的な問題を盛り込むとかなり見やすくなる印象です。インド社会も、少しながら垣間見ることができるし、楽しくもあってさらに見た甲斐があったなぁと思わせてくれます。その辺の見せ方も単純なくらいに実にシンプルなんですけど、内容がしっかりしているだけに、決してローカルな問題ではないところなども感じたし─。かなりいいスパイスとなっていたような気がします、インドなだけに─
とにかく格好いい
ザ・インド映画
よく出来てるけど、毎度お馴染み同じパターンのインド映画で、
またか…と、ウンザリしてしまい、あまり真剣に観てなかった(笑)
胸クソな悪がいて、アクションがあり、歌って踊ってがあり、派手でドラマチック、奇跡的な強引な無理のある展開で、熱量が高くエモーショナル、時間は3時間。
作品によって、少しずつ違うけど、このフォーマットにハマったインド映画が多い…
本作は、農民問題に触れ『カッティ 刃物と水道管』みたいだし、医療問題に触れ『マジック』みたいで、よくインド映画を観てる方は、特に既視感を感じるハズ(笑)
個人的に良かったトコは…
序盤の電車のシーンは女性陣が『オーシャンズ8』みたいでクールでカッコ良くてゾクゾクしたし、
終盤近くでの『ミッション・インポッシブル』や『007』の様なカーチェイスやアクションも良かった。
お決まりだけど、歌って踊ってのミュージカル部分。
女性陣の活躍も目立ち、シスターフッド的。
あと、1番最後のタネあかしシーン、文句っぽい事を多く書いたけど、なるほど!もう1回観たいと結局は思ってしまった(笑)
型にハマった量産型のインド映画だけど、インド映画の初心者の方や、ワンパターンが気にならない方は、楽しめると思います。
ネットで調べると、何故かIMAXは少しカットされてて通常の方が長いらしいとの事。
IMAXで観たので通常でも観てみます(観るんかい!)
パワープレイ
斬新に攻めた作風が心に残る
何より主人公の設定が斬新だ。全く新しいヒーローだが好感を感じさせ、作品を底上げしている。彼が放つ(意外にも)硬派で社会的メッセージにも共感出来るし、それを支える脚本も緻密で素晴らしい。
それでも、最も心に残るのは女性達の凛とした美しさかもしれない。子役の女の子も恐ろしく上手で、主人公は男性なれど全体的には女性映画の雰囲気もある。
面白いのが主役のシャー・ルク・カーン。髭無しで出てきたときは細面の三枚目顔で「こんなのがインド映画の主人公?」と戸惑ったが、演技は上手いし、声は良いし、そうしているうちに髭面の真打ち登場! これが滅茶苦茶かっこいい。
最後に、他のレビューでは脚本やアクションに対して「あり得ない」という指摘が目立つが、蜘蛛の能力を持つ高校生やイギリスの有名スパイだってあり得ないではないか。この手の映画はあり得ない非日常を楽しむものだと思う。
Unite
「PATHAAN パターン」のシャー・ルク・カーンの出演最新作、ここ最近のインド映画はちょい微妙なのが多かったので今作はどうなるかなーと思っていましたがそんな不安を吹き飛ばしてくれる傑作でした。
アクションとドラマどちらも完成度が高く、3時間と長尺ながら食い入るように観ることができました。
初っ端から村が襲われ、村民が無惨にも殺されていく描写はキツかったですが、目覚めた包帯ぐるぐるの男が一気に敵方を蹴散らしていき、敵の持つ武器をこちらのものにして村を救っていく模様がいきなり激アツでした。
そこからの電車占拠のシーンはこのままテロリストたちがメインになるのかな?と思っていたらいきなり展開に捻りがあり、横暴な借金で苦しむ農民たちの借金返済のために電車を占拠して農業大臣に要求するというとんでもない作戦を実行に移しているもんですから驚きものです。
しっかりとチーム全体で戦略を練って一分の狂いもなくやってのける少数精鋭のチームプレイには舌を巻きましたし、序盤から張った伏線が主人公のキャラクターに深みを与えてくれてワクワクが止まる気配がありませんでした。
医療設備が整っていない病院を救うために保健大臣を拉致って、全ての病院に最新の設備やトイレなどを設置させる手際の良さと交渉のうまさには舌鼓を打ちましたし、危機的状況だろうと潜り抜けていくチームの連携もお見事でした。
恋仲に落ちたエリートウーマンとの関係性もキュンとくるものがありましたし、主人公自身の立場もあるせいか偽りの姿で敵対することもあれど、お互いに辛い立場を経験しているからこそ通じ合えるものがあるんだなと思えるシーンがたくさんあって、そのドラマも良いものが詰まっていました。
堂々巡りで主人公の父親と再会し、父親の記憶喪失のせいもあって不器用な再会にはなっていましたが、二人が抱擁する所はくぅ〜と昂るものがありました。
インド映画ならではのカーアクションがとんでもないクオリティで超絶楽しかったです。
トラックにジャンプして飛び移ってからの車両の屋根で攻防だったり、ドア越しの攻防だったりといきなり迫力満点なんですが、親父たちがバイクで向かってくるところとかカッコ良すぎて痺れました。
バイク×武器の組み合わせで敵をメッタメタにしていきますし、弾倉の使い方がイカしてる!と思わず見惚れてしまいました。
トラップの使い方だったりにも工夫が凝らされていて、今までのカーアクションにハチャメチャさを加えた結果とんでもないものがお出しされたので満足度ブチ上がりでした。
刑務所の受刑者総動員で立ち向かったり、ダンスしたり、音を掻き鳴らしたりするのもインド映画らしい景気の良さを感じれましたし、お互いの関係性や信頼などが各シーンでビシバシ伝わってくるってのも最高でした。
選挙の1票が大事、しっかり見極めて国や地域の代表を選ぼうぜというインドの情勢に訴えかけるものだと思いますが日本人にも中々刺さるものがありました。
やってる事はオーバーすぎるが正しいことをやっているというのがしっくり来ましたし、それに応える国民たちの姿がとても眩しかったです。
言葉だけでなく行動で示しているというところにも漢気とカッコ良さが滲み出ていました。
ラストシーンのバトルは狭い空間ながらぶっ飛びまくりでしたし、ついに叶った親子で親玉へと立ち向かう様子は胸熱でしたし、ここまで達成感のある復讐って早々無いんじゃってくらい気持ちのいいものだったのもさらに良かったです。
エンドロール中の映像もニヤッとできる後日談が流れてくるので嬉しかったですし、やっぱ踊ってくれるんやなと再度ニヤリとしました。
基本的にダンスシーンの多いのがインド映画なんですが、ここ最近やたら長いのを観てたのもあって気持ち少なめで観やすいなと思いました。
相変わらずダンスが始まるとスパッと物語が止まるんですが、還暦目前には見えないシャー・ルク・カーンがキレッキレに動いてるだけで物語を止めてくれて構わないぜって気分になりました。
アクションもどんな体の柔らかさ持ってんねんレベルで跳ねたり飛んだりぶっ飛ばしたりで見応えがあり、スロー演出も多用こそしていますが、それによって生まれる重厚感があったのでプラスに働いていました。
今作は単体でもしっかり完結していますし、流れ的に続編を作れそうな終わり方になっていたのも好印象でした。
是非ともインド映画は2部作構成ではなく単体で成功したら2部作構成という流れになっていって欲しいです。
今年ベスト候補です。
鑑賞日 12/3
鑑賞時間 9:35〜12:40
座席 J-14
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映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。