劇場公開日 2024年1月12日

「傷物語三部作を一本に再構成したものではあるが…」傷物語 こよみヴァンプ ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0傷物語三部作を一本に再構成したものではあるが…

2024年1月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

まあ言ってしまえば表題の通りなのだが、インタビューでそれだけでは無いそうで音楽とかセリフの感じを変えて再録したとか色々あったので見てしまった。エンディングは暗い雰囲気醸し出していた。
阿良々木君目線では楽しい事は何もない(パンツを拝めた位?)辛いばかりの話ではあるからな。
3部作は箸休め?の様なちょっと面白いエピソードや表現があったが、これは削り取られてほぼほぼガチな部分しかない。9割以上は真面目パートだ。気が休まらず結構応える。
3部作公開からそこそこ年月が経っているので改めて楽しめた。
物語シリーズを全く知らず、傷物語も見ていない人にはおどろおどろしいだけの映画に思えるかも知れない。
主人公の阿良々木君はまだ良い、単なるお人よしキャラの認識で済むから。
忍野メメも説明不要だろう。散々映画内で自ら説明しているから。
キスショットは本人の物語だから説明不要。
問題は羽川翼だ。知らない人は何故彼女は阿良々木君を知っていたのか?何故必要に付き纏うのか?命の危険を賭してでも阿良々木君に寄り添おうとするのか不思議に見えるだろう。ただの孤独な陰キャのクラスメイトでしかないのにである。阿良々木君のストーカだと思われるだろう(多分正解)。傷物語には必要なキーになる子だしエロ担でもある。しかし阿良々木君との関係性は一見深くない。バッサリとカットされているから分からんだろうな…
初心者、初見でよく分からなかった人は3部作から化物語と続けて見て復習するとよく分かる、と思う。

ひろちゃん千葉