サイレントラブのレビュー・感想・評価
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【"だって、神の手を持つ人だから・・。と彼女は僕の手を見て言った。故に声は出せずとも僕は彼女の夢を叶えなければいけない。”今作は、ガムランボールの音色が結んだ男女の切なくも心に響く恋物語である。】
ー アオイ(山田涼介)は、若き時の諍いにより首に負った傷の所為か、声を発せず笑顔無き横浜音楽大学での用務員の仕事を黙々とこなしている。
そんなある日、彼は事故で目が見えなくなったピアニストを目指していたミカ(浜辺美波)を遠めに見る。彼女は、裕福な家で育っていたようだが、白杖を使い、ガムランボールを鳴らしながら不自由そうに歩いている。-
◆感想
・アオイや同僚の中年男(古田新太)達、用務員は影の様に学内のゴミ捨て、清掃、窓拭きを行っている。
ー その後、盗撮事件が起こり疑われた中年男は職を去る。後半、誰が犯人かが分かる。今作のテーマである”真の罪は何か、贖罪とは何か”を暗喩している。-
・ミカが落としたガムランボールを拾ったアオイは、ひょんなことから学校内の古びた二階建て木造校舎の中のピアノで練習するミカを密かに支える様になる。
ー 彼が、白杖を付き歩く前に居る人たちに頭を下げながら、ミカが不自由なく歩けるようにするアオイの姿。ミカが、学校内で方向を失って狼狽える姿を見て、遠くからガムランボールの音色で彼女を目的地に誘導する。
このシーンからは、アオイが過去に何があったかは分からないが、彼が善性在る青年だと言う事が分かる。-
・そして、アオイとミカは木造校舎の前で初めて、自己紹介をする。
アオイは最初はミカの手に触れる事を躊躇い、サインペンでアオイと書くが伝わらず、自分の手をゴシゴシと拭いてから彼女の掌に”アオイ”と書く。
ー アオイが手を拭っていたのは、手が汚れていたからではない。彼が過去に犯した過ちにより、血に染まった指で彼女に触れる事を躊躇ったのだと思う。-
・アオイは、偶々木造校舎のピアノを弾いていたキタムラ(野村周平)の姿を見て、拍手し彼に”自分に成り代わってミカにピアノを弾いて欲しいと頼む。キタムラは裕福な音楽一家の息子であったが、闇賭博にのめり込み、借金を300万抱えていたため、その申し出を一回5万で引き受ける。
だが、その為にアオイは昼だけではなく夜も仕事をするようになる。
ー 野村周平が、横柄で傲慢な男キタムラを上手く演じている。-
・アオイは、校舎の外からミカとキタムラが楽しそうに連弾をする姿を見て、やや嫉妬心を抱えた複雑な表情で観ているのである。
■ある日、キタムラは自らの横柄さが招いたアオイの友人(吉村界人)の勘違いで、闇賭博の連中にミカと共に拉致される。
それに気づいたアオイはスクーターを飛ばしミカを助けに行くが、目が良く見えないミカが既に誤ってキタムラの頭を鉄パイプで殴った後であった。
アオイは、ミカから鉄パイプを取り上げ指紋を拭い、自ら鉄パイプをキタムラに振り上げた時に警察に拘留される。
・アオイがミカと刑務所で会うシーン。ミカの問いに対し最小限の答えしかしないアオイの姿。
ー その後、二年が過ぎミカの視力は回復し、見事にピアノリサイタルで演奏をする。彼女の脇にはキタムラが居る。ミカと呼んでいる事から親しい仲になっているのだろう。
だが、更生したキタムラはミカに対し、”彼が出所した事は知っていた。”と言いミカにアオイの働く場所を告げるのである。-
<ラストシーンは、非常に沁みる。ミカはアオイの名を呼びながら港湾土建業の現場に入って行く。彼女の声を聴いたアオイは慌てて隠れる。だが、その際に彼が身に付けていたガムランボールが外れ、地面に落ちてしまう。その音を聞いたミカが咄嗟にその方向に行こうとした際にトラックが走って来る。
アオイは、身を挺してミカを突き飛ばすのである。
そして、ミカは自分が目が見えなかった時から、彼女を献身的に支えて来た男アオイの顔を初めて見るのである。
暫く黙って見つめ合う二人。アオイもミカも徐々に涙を浮かべるが、アオイは劇中初めてミカに対し温かい笑顔を見せるのである。
今作は、心傷ついていた男女二人がガムランボールの音色に導かれるように出会い、その後一度は離れ離れになるが、奇跡の再会をする素敵な恋物語なのである。>
なんの会話もしてないのに好きになる?
予告編からはそれ程興味は沸かなかったが、涼介仲間の山田君が出てるので取り敢えず着席。
ん?浜辺美波演じる美香ちゃん、音大生でピアノ弾いてるのに目が見えてない!?俺なら事故で見えなくなった時点でミュージシャンは諦めると思う。ただ、回復するかもしれないから続けてたのかな。ん?そこに現れる山田涼介演じる澤田蒼君、学校に仕事で来てるのに美香ちゃんをサポートしてる。それ、可能なの?なんだかコイツ喋んね〜なって思ってたら、喋れないんだ。でも周囲からは、喋れないのか喋らないのか分からないって言われてた。なんで?
ラブコメなんだろなって思ってたんだけど、笑える所は無かったね。何より見えない女と喋れない男が恋に落ちるなんて不可能としか思えない。ずっとモヤモヤしっぱなしでした。2人の意思や気持ちが分かりにくい分、音楽で演出されてました。そこはとても良かったです。最後の方で起きた暴力事件、その展開おかし過ぎるよ。ありえね〜。真実を警察に明かさない美香の気持ちも分からなかった。ギャンブルは良くないよ〜って感じだったけど、自分的にはタバコの方が良くないよ〜!
ずっとモヤモヤ、スローテンポで残念でした。
チャプリンの街の灯を期待したが?後悔する。
山田涼介のこれまでの映画出演の中で、最低な作品です。脚本が悪すぐる!何を表現したいのか?
前評判で、チャプリンの街の灯をモチーフにしているというから、期待したが?何の感動もなし。
一番何を伝えたいのか不明。本当にアカデミー賞の監督かと?思える。演者の実力から言って、もっと深堀できたテーマがあったかと。カット割も暗転しかないからトーキ時代かとそれならカラーでなくモノクロにしろ!奇しくも、古田新太がセリフで、お前も早く辞めた方が良いぞが意味深でした。山田涼介のこれまでの作品を見れば、もっとえぐっい演技ができたはず、死んだ魚ではなく、希望をなくした青年が何かを求めて、目をギラギラさせながら生きる最中に、希望をなくした淑女を前向きに指せる健気な務めがテーマであれば脚本を練り直せ。チャプリンは、街の灯で、682日もかけて撮影したそうです。
主演以外の出演者も素晴らしい方ばかりなので、
勿体ない。この内容なら銀幕にするほどでもなかった。兎に角がっかりでした。
バイオレンス度が高目な純愛映画。 本年度ベスト級。
予告編からは想像出来たかった程、過激なシーンが満載。
思ったのと違ったストーリーだったけど楽しめた作品だった印象。
浜辺美波さん目当て。
彼女が演じる美夏。
音大でピアノを学んでいる中、ある理由で目が見えなくなってしまう。
ある理由で喋れなくなった山田涼介さん演じる蒼。
大学で清掃員として働く中、ある事で美夏と知り合い、それから蒼が美夏を影で支えて行くストーリー。
蒼がかなり仕事をサボって美夏を助ける姿は少し違和感あり(笑)
蒼の仲間やカジノのシーンが意味不明。後からそれらが繋がると予想は出来たけど、それが繋がったシーンには納得。
野村周平さん演じる北村。
カジノで負けが込んで北村と蒼の考えの利害が合致して思わぬ展開に。
蒼が何故そうしたかったのかは理解出来なかった。
本作は「鈴」がポイント。
あらゆるシーンで鳴る鈴が印象的。
ラストの鈴の音に涙が流れる。
北村がクソだと思っていたけど良い人で安心する。
予告編で蒼と美夏のキスシーン。
目が見えない美夏が蒼と同じタイミングで首を傾けるシーンが謎だったけど、納得しました( ´∀`)
ラストシーンは良かったけど…
とにかく浜辺美波ちゃんと言う事で期待感たっぷりでした。この作品に原作があるのかどうかは知らないですが、少しストーリーに無理があるような気がします。ハンデのある二人の出会いから始まるラブストーリーだとは思うのですが、途中の暴力シーンは必要あったのでしょうか?蒼の過去の出来事を振り返るシーンでの描写は分かりますが、途中の展開からの残酷な暴力シーンには何故?と思うばかりです。違う展開の描写でも伝える事は出来たと思うのです。北村くんも少し分かりづらいキャラだなと思いました。ラストシーンに向けては良かったと思ったのですが、二人が再会する場面でのあのダンプカーはどうなんでしょうか?何故止まらないの?少し現実的では無かったかな。でもラストシーン感動したので見て良かったと思いました。
珍妙な展開になるのが低評価になるところの大半の理由。
今年44本目(合計1,136本目/今月(2024年1月度)44本目)。
(ひとつ前の作品は「コット、はじまりの夏」、次の作品は「カムイのうた」)
※ 当方は行政書士の資格持ちかつ、一方で重度身障という立場でもあるので、どちらの観点でも見に行きました。少し辛口のレビューになるかもしれません。
こういった事情がありますので、ストーリーの感想は少な目にして上記の観点(特に重度身障者と刑法とのクロス論点ほか)で見ていきましたので、そのあたりを中心に。
他の方も触れられていた通り、この映画の予告編ほかをみれば、聴覚・視覚に障害を持っている方の恋愛の部分にスポットがあたっているように普通は考えるでしょうし、普通はそう思ってみるのですが、いざ映画館にいってシアターに入ってストーリーが始まると、飛び降りるだの何だのといった不穏当な話が始まったり…という「珍妙な展開」というより、「何を述べたいか一見して理解しがたい」という部分があります。
そして「白杖を振りかざすことによるけがを負わせるトラブル」の描写についても、映画のストーリーのようにしたいのは理解するものの(ストーリー重視というかお話の展開重視というか…)、ここが何とも…と言ったところで(後述)、この映画は「重度身障者などの社会進出」「重度身障者とて何も罰せられないわけではない」(旧刑法等と事情が異なる)という現在の「厳しい意味でのノーマライゼーション」を考えると、うーんきついなぁ…といったところです。
ただ趣旨は理解できるし、上記のように「重度身障者も健常者と同じように民事・刑事上も責任をおうべき」という重いテーマにしたくはなかったのだろうということは推知もできるし、減点幅がやや特殊です。
採点に関しては以下を考慮したものです。
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(減点0.3/映画の予告編からこうしたストーリーになることの予想が難しい)
・ 普通は多少の暴行シーン(ここでいう「暴行」は普通の意味)等はあっても、映画の趣旨からして、重度身障者の社会進出等の論点がメインなのだろうと思いきや、それはあるとしてもヘンテコな展開に飛びまくるのが厳しく、うーんこれどうなんんだろう…といったところです。
とはいっても、1月4週全体をみてもガンダムに極端に吸われる現象は考えにくいし(正直「本命馬」ならぬ「本命映画」が見当たらない)、この映画も「本命」に来そうなところ、ちょっと残念なところです。
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(減点なし/参考/重度身障者と民事・刑事の責任の負い方(白杖関係))
・ 刑法上、現在でも有効なのが「心神耗弱などのケース」です。逆にこれら以外の規定は重度身障者等も社会に進出することが当たり前になった今日(こんにち)においては「保護的に」(換言すれば、おせっかいかもしれないが、当事者を守るという観点から)置かれていたものは削除されています(昔は聴覚・視覚障害をお持ちの方の減免規定があった)。
ところでこの映画のトラブルシーンとなる「白杖に関すること」でいえば、民法上は不法行為を構成するとしても、当然民事にしろ刑事にしろ全体を考慮して判断されますから、映画のような状況では民事上責任を負わない(あるいは負うとしてもきわめて少額になる)か、刑事上も考慮される(不起訴処分は一切の事情を考慮してなされるもの)です。そしてそれでも起訴されれば、新聞・ニュース報道等をみて「誰それさんを守る会」等が結成されるということになります(これは重度身障に限らない話。加害者の責任が形式的にあっても、被害者側の責任が強く非難されるなら加害者だけを罰するというのは社会通念上妥当ではない)。
そうであればそのように争えばよいだけで、最終最後は裁判官が決めることではありますが、重度身障等であること「のみ」をもってかなり考慮されるわけではなく(多少は考慮されましょうが)、どちらも「全体として本人がどの程度の責任を負うべき事案なのか」ということにになります。換言すれば、「重度身障だからといって守られる時代」ではもうないのです(こうした保護規定は心神耗弱等の一部の政策的なものに残っているだけ)。
こうした点からのアプローチがないので、「かばいあいをしても仕方がない」し、「重度身障であっても民事・刑事上の責任は等しく負うべき(裁判には応じるべき)」という観点ぬけぬけになっているのが、何だかなぁ…といったところです。
令和版ウエスト・サイド・ストーリー
いい意味で裏切られる映画
最初3分程の不味さが、その後の120分を物語っていて残念に思う。
今日はね、久しぶりにロビ-にメッチャ20代~30代位の若い子が多かったんよ。
これ この映画の客なんかな~と期待してたが、同時刻上映の機動戦士ガンダムSEED FREEDOMへ ド-んとご入場でしたわ。ハハハ。
残りの方々が 「サイレントラブ」へ・・・笑うしかない。
入場プレゼントでカレンダカ-ド?貰ったわ。
最初の3分の場面観て勝負あったなと思ったな。この映画。
演出の不味さ、脚本のボロが見えたね。
あとずっと最後まで引きずっていく感じしたな。
(MC)
沢田蒼 役:山田涼介サン(主男 声が出ない、清掃員)
甚内美夏 役:浜辺美波サン(主女 見えない ピアニストの卵 金持ち)
北村優真 役:野村周平サン(ギャンブル 上手いピアニスト)
出だし、音大の清掃員の沢田が屋上設置の看板をペンキ塗ってる。その屋上へ甚内が急にドア開けて出てきて、手探りで屋上柵を伝わり乗り越えて飛び降りしようとするのだ。
それを見つけ制止しようとして引き戻す沢田。
ココの展開。なんか変。
声出ない沢田が必死に彼女を制止し引き下ろすのだが、早い。初対面なのにその制止ぶりが自殺を見極めすぎている。それに甚内だが交通事故で目が見えない事を苦に自殺??
全然悩んでいるようには見えないな。
飛び降りすると言う一点の行動のみを起こそうとしていて、また誰かに引き留めて貰おうとばかりの演技に見える。
そして直後に母親、付き人等がやって来て彼女を介抱。ありえん。
バカバカしい物語の始まりを予期させてしまって要るのを感じた。
その後 案の定、大馬鹿野郎の恋愛事に ネコまっしぐらwじゃないかぁ。
コレじゃあ ガンダムに負けてもなんも言えねぇぞ。
折角のヒロイン美波ちゃんなのに。なんやねんの思い。
途中、お金払って北村ピアニストに自分の代わりでピアノ弾かせたり、
車で3人デ-トしたり、絶対男ふたりの見分け付いてるやろ~をヒタ隠す美波ちゃん。
汗臭い貧乏男と、金持ちピアニスト。匂いと手とガタイの大きさで分かるはず。
分からなきゃ、甚内はきっと蓄膿症決定だよ!
そもそも何で彼女には指先でyes/no合図会話で、彼にはスマホ音声会話なんだよ。最初からスマホ音声会話できるじゃないか。時代がスマホ無い時で筆談のみなら理解できるけども。
書いてる内容をスクリ-ンにテロップ入れる表現で行けるでしょ?違うかな。
そんなこんなで、変な勘違いで暴力事件に巻き込まれ、見えない甚内が思いっきり振り下ろした杖(⇒知らない間に何故か鉄パイプに)が北村の脳天を直撃で不運な事故に。コレはヤヴァイと沢田が身代わり犯人に。
なんか 可笑しな展開が続きやがて 北村も元気になり、甚内も目が見えて、沢田は刑務所へ。そして人知れず出所。
2年ほどの時間を経て、最後は甚内が工事現場で働く沢田を探し見つけてメデタシゴ-ルイン。 ラストは 泥の水たまり上にて二人ブチュッとキス。
ハイ 終わりで~すのエンディング。誰がこんなん観たいのよ。
工事現場の場面 おかしくない??ダンプもさ- 変に出てきすぎだよ。
ラスト展開が小走りになっててコミカル感出ちゃってるよ。それでキスされてもね~。
イケてる雰囲気が出てないなと思うんだよな~。そこが残念かな。
でも美波ちゃんだけ可愛かったな。次作も応援してるよ。頑張ってチョ~だい!
気になる方は 劇場へ!
美しい愛
えぐいシーンいらない
あっという間に見れました。
浜辺美波はひたすら可愛いし山田くんもひたすらかっこいいし、もうそれだけで作品として成り立ってるのではないかって感じですがw
それじゃ、映画レビューにはならないのでちゃんと見て感じたことを書きますね!
予告編からのイメージにあったいわゆる純愛もので、たしかに純愛ものだけどそれぞれが繋がっていく途中の過程というかその辺には純愛だけではない要素も詰まっていて、なんとなく裏テーマに金持ちと貧乏ってとこにも何か伝えたいテーマとかあんのかな?と思ったり。
あとは終盤の展開へ繋げるため必要だったのでしょうが急なヤンキー映画的な半グレバトル展開にはびっくりしましたw(余談ですが、拉致に来た半グレの動きに不自然さというかなんか動き下手くそだなと思いましたが)
しかも拉致られてある程度やられて普通はトドメをやられる寸前でヒーロー参上なのがベタですがしっかりがっつりやられるグロシーンもあり、その後の物語の結末に大いにつながる展開も、あ!そうきたかと思わせるもので、いろんな要素が詰まると昨年の隣人Xみたいに「結局何がやりたいの?」ってなりがちですが
この作品はそういう感じもなく、あくまでベタな部分はベタに、よくありがちな感じに仕上げながらもしっかり合間合間に捻りを入れていたので最後まで飽きずにあっという間に見れました。
浜辺美波は正直、浜辺美波にしか見えませんでしたが可愛いので全然いいです!w
山田くんは難しい役どころをしっかり演じていましたし、野村周平はいつものクズ役かと思いきやただのクズではないなんだか憎めない、とても良かったと思います。隣人Xも作品自体はクソでしたが野村周平のなんだか憎めない感じの良いやつ風がキャラがよかった。
でもやはり野村周平はクズ役が好きですね!触んな、汚れるだろ!って「あーこれこれ!」って彼のイメージそのままの登場シーンは良かった。その後、実はなかなか良いやつなんだと思いきやいきなりキスしたのはだんだん好きになってたのか?まああんだけ可愛いんだからそりゃキスしたくなるのも無理ありませんが。
あとは吉村界人さんも良かったです。
彼はもう少し若い頃にドラマで演技を見てた際に、最近よく見かける俳優だけどなんだか演技が上手くないなって思ってましたが、最近は良い演技をする俳優になってきましたね。昨年のGメンのクズヤンキー役とは違った、熱い男を演じていました。
あと、古田新太の予告編ではいいセリフに聞こえた感じのシーンは全然そういう感じじゃなかったのがなんか少し笑えました。
とにかく切ない純愛ものだけど、そこにいろんな要素が詰まってて、楽しめた作品だったと思います。
キャラクターの魅力が薄い
繊細さと暴力の2面性
ヒロインは事故で目が見えなくなる。ピアニストを目指す音大生だったが、自暴自棄になり飛び降り自殺を図るが、声が出せない清掃員の男性に助けられる。彼には夢がない。だから、彼女に夢を諦めてほしくない。その一心で不器用にサポートし、徐々に近づいていく二人は良かった。
しかし、後半のピアノ講師が違法カジノ業者に受ける残酷な暴力描写がエグくて、直視出来なかった。そのほか、清掃員とピアノ講師が入れ替わっても、汗の匂いやゴミの匂いで目が見えなくても、彼女にはすぐ分かるのではないかと思う。
全体的に嗅覚の表現がないところが不自然だった。
心を癒す純愛映画だよ
BE QUIET
えぇ、、なんで「君と世界が終わる日に」より遥かに評価低いの...。自分が感性終わってる...?世間と意見合わなさすぎてビックリなんですけど。内田英治監督の作品って、結構当たりハズレ激しめで、脚本の完成度にバラつきがあるんだけど、今回はかなり丁寧に練られていていい映画だったと...そう思った。
まぁ、確かにツッコミどころはあった。日本のこの手の映画ではありがちだが、警官の動きが非常に都合がよく、リアリティが無い。「おまえの罪を自白しろ」より全然マシだけど。鍵の管理は酷いし、老朽化とはいえ思いっきり引いたら開くドアもヤバい。闇社会のシステムや親友なんかも色々と粗がある。だけど、そんなツッコミどころがそれほど気にならないくらい、演出が優れていた。うん、間違ってないはず。
内田英治監督の作品はどれもこれも、映像と音楽のマッチが完璧で、「いい映画を見てるな、今」とすごく思える。しかも本作の音楽を手がけたのは久石譲。予告の段階で内田英治×久石譲は間違いないでしょと期待していたんだけど、その読みはバッチリ。情報量の少ない作品の中で響く、美しい音色が胸にグッと刺さった。サイレントラブというタイトルなのに、ピアノを用いる脚本を考えた監督は流石だし、どこか寂しさが感じられる作風にピッタリの楽曲を作り上げた久石譲には頭が上がらない。
浜辺美波と山田涼介の演技力は言うまでもない。今にも崩れ落ちそうな表情が抜群に上手い浜辺美波。劇中、過去パート以外口を開くことは無いのに、恋をすること生きることの葛藤がひと目でわかる、恐ろしいほどの顔の演技を見せてくれた山田涼介。やっぱり最高だった。個人的には野村周平の役回りがすごく好きだった。「帝一の國」ぶりにいい役に巡り会えた気がする。あと、古田新太も超いい。おっさん、かっけぇぞ。日本映画特有のお涙頂戴的な展開でもなく、優しく静かに幕を閉じる。こういう、恋愛し過ぎていない恋愛映画、愛おしいな。評価はかなり良くないけど誰でも楽しめる、人間ドラマとして映像作品として上品な作品でした。
しかしながら、サイレントラブなのに、ノンサイレントな劇場。後ろに座る、女子大学生と思われる2人組は劇中永遠とひそひそ喋り続ける。喋るのは映画が終わったあとでいいんじゃない?その上、飲食物持ち込みしてるし、携帯のバイブは鳴り止まない。まだ映画館は早かったかな。そんなにマナーフル無視するようなら、Netflixの配信を待って家で見てください。家ならいくらでも喋ってください。あんたらなんか、映画館側から願い下げじゃ。
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