「自分は彼らを軽蔑してるが日本の警察はそこまで無能ではない」サイレントラブ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
自分は彼らを軽蔑してるが日本の警察はそこまで無能ではない
2024年映画館鑑賞15作品目
3月4日(月)イオンシネマ新利府
ハッピーマンデー1100円
監督と脚本は『獣道』『ミッドナイトスワン』『雨に叫べば』『異動辞令は音楽隊!』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の内田英治
脚本は他に『オオカミ少女と黒王子』『心が叫びたがってるんだ。』『おもいで写眞』『奥様は、取り扱い注意』のまなべゆきこ
昔は札付きの不良で啞の底辺労働者と視覚障害の裕福なピアニストとのラブストーリー
音楽は久石譲
障害者のラブストーリー
それもあってか『あの夏、いちばん静かな海。』を思い出す
美夏にピアノ科の学生と誤解された蒼は北村に代役を一回五万円でお願いする
『シラノ・ド・ベルジュラック 』を彷彿させる
なんやかんや紆余曲折あったが最後に2人は結ばれる
『愛のむきだし』を思い出した
山田涼介が思いのほか小柄だった
ガテン系の男たちに隠れるには都合が良いが
結局見つかっちゃうけど
浜辺美波は上白石萌音に嫉妬しなくて良い
君も十分に上手
タイプは違うけど
一部学芸会と詰る連中はいるがいまどきあれを学芸会と呼ぶことはない
とっくの昔に学習発表会などと名前は変わっている
子供がいない年配者の可能性が高いが時代錯誤も甚だしい
半グレの横道に対して何もそこまでしなくても良いと思う人もいるだろう
ダンプカーの運転手もあまりにも乱暴だ
ありえないと思うだろう
でも加減を知らないバカは少なからず世の中にいるのはたしか
京都アニメーションのあの人だってそうじゃないか
映画はあるあるとか広く一般に共感を求めるものではない
辰巳琢郎が出演しているがどこで何の役に出ていたか気づかなかった
もしかしてウィーンのザッハトルテより和菓子が良いと言っていたおじさんかな
結局逮捕されることになるピアノ科の教授を演じた女性俳優の名前を忘れた
印象に残った
警察という組織は大嫌いだ
罰金にしてもいまどきコンビニ払いできない融通の無さは呆れてモノが言えない
だからといって日本の警察は劇中のような無能集団ではない
やはり脚本的に「?」は多かったのは事実
だが内田英治監督脚本にまなべゆきこ脚本協力なら自分ならそこそこ楽しめて当たり前
内田英治監督なら暴力的表現も十分覚悟の上だ
配役
高校生のときに喧嘩で喉を負傷したことが原因で声が出さなくなった音楽大学の用務員の沢田蒼に山田涼介
交通事故が原因で目が不自由になった音楽大学ピアノ科の学生の甚内美夏に浜辺美波
違法カジノにハマっている音楽大学ピアノ科の非常勤講師の北村悠真に野村周平
蒼とは高校時代からの喧嘩仲間の親友だが出しゃばり気味の中野圭介に吉村界人
違法カジノの従業員の横道にSWAY
違法カジノの支配人の鼓動に中島歩
蒼や圭介とつるんでいる桐野弥生に円井わん
悠真の弟の北村和真に七瀬公
蒼の先輩用務員の柞田一平に古田新太