忘れられし愛
配信開始日:2023年9月27日
解説
Netflixで2023年9月27日から配信。
2023年製作/140分/ポーランド
原題または英題:Znachor
配信:Netflix
配信開始日:2023年9月27日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ミハウ・ガズダ
- 脚本
- マルチン・バチンスキ
- マリウシュ・クチェフスキ
- 撮影
- トマシュ・アグスティネク
配信開始日:2023年9月27日
Netflixで2023年9月27日から配信。
2023年製作/140分/ポーランド
原題または英題:Znachor
配信:Netflix
配信開始日:2023年9月27日
妻子に逃げられた有能な医師が、彼らを探すうちに暴漢に襲われて記憶喪失になってしまった。
その後15年も彷徨ううちに彼は何度も浮浪罪で逮捕されたりするが、たまたま通りかかった田舎の村で気に入られ、製粉工場で働きながら医療知識を生かして村人の病気を次々に治してしまう。
同じ村に両親が死んで行き場のない若く美しい娘がやってきて、パブでウエイトレスとして働き始める。すると彼女を見初めた若い貴族がさかんに誘いをかけて、ついに彼女と駆け落ちしてしまう。
ところが道中、オートバイの事故で彼女は頭蓋骨骨折を負い、村の医師が見離したところに隠れ医師が登場。見事な手術の腕で彼女を治すのだが、この隠れ医師と若い女性には何か曰くがありそうだと示唆される。とするなら、これは親子に違いない。
しかし、結婚に反対する貴族の親は彼女を脅し、学費を与えて都会に追いやってしまう。娘はこの機に大学で学びながら、実の父親を探し始める。また、若い貴族もいろいろ噂を辿って彼女を探し回る。隠れ医師は相変わらず、それとわからないまま逃げた妻子を探し続けている。
娘と隠れ医師はもう目的の人と出会っているのに、それと気づかないまますれ違って、そこに別の一人も加わって、三者三様の「君の名は」状態となるのが面白い。
やがて隠れ医師は、娘が自分を庇うために村を出たことを知り、彼女を貴族の下に戻すべく警察に偽医者だと自首。裁判が始まるや、それまでの関係者一同が次々に登場し、観客がいつかいつかと痺れを切らす頃に、彼女が法廷に到着。「被告は自分の父親で有名な医者だ」と爆弾証言して大団円w めでたしめでたしwww
記憶喪失なのに医療技術は素晴らしく、村の病人を治していく偽医者の家の前には行列ができるところとか、村の藪医者が治せないのを見事に治すのが痛快だ。
また、その娘も貴族の若い男も、村人もみな善良なキャラクターなのが嬉しい。ただ一人意地悪なのが貴族の母親だが、最後には彼女もギャフンと言わされ、医者は製粉所の女経営者と、娘は貴族と二重の結婚式を挙げるハッピーな終わり方。なかなか楽しかった。
手塚治虫先生の『ブラックジャク』を思い出す。良い意味で、
コテコテの『浪花節』。
先週から京都、奈良、大阪を旅している。
理由は手塚治虫先生の『三つ目がとおる』を思い出して、『酒船石』を見たくなったから。しかし、石舞台、亀石、キトラ、高松塚古墳は45年ぶりに見たが、『酒船石』だけがどこにあったか忘れてしまった。
そんな残念な思いでいたら、この映画の『ブラックジャク』に出逢った。
コテコテの浪花節たが、味があって良いなあ。
『レ・ミゼラブル』をリバースさせたような話だと思う。だから、日本人好みの味付けになっている。そうですね。『渡る世間は鬼ばかり』なんですよ。
浪花節だよね人生は。