「映画というかは微妙なものの…」ミッション・ジョイ 困難な時に幸せを見出す方法 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
映画というかは微妙なものの…
今年46本目(合計1,138本目/今月(2024年1月度)46本目)。
(ひとつ前の作品「カムイのうた」、次の作品は「VESPER ヴェスパー」)
※ プロフィールを書き換えています。みてくださいな。
投稿が遅くなりましたが、こちらの作品。
基本的に2人が話しているだけで、その話に応じて当時のテレビ・ラジオ放送ほかなどが挟まるというタイプで、ほぼドキュメンタリー映画と言えます。ストーリーというストーリーは存在しないに等しいし、映画内ではある程度説明はあるものの、戦後史に関してある程度知識があることがもはや前提と思います。
逆にその前提で、このような「映像」をどこで流すのか?と言われたとき、日本で一般的に公的な場所、あるいは映画館のような一般的には行政等が運営していない民間が運営するもの、という分類にたったとき、「ギリギリ」博物館の類では流しうるのかな…という気はします。ただそれも「人類史」「差別の歴史」「宗教特集」(日本国憲法の関係で、公的機関が大々的に「宗教特集」を組めるかは憲法論)等でありうるかという程度で、結局「映画館で」ということになっているのだろうと思います。
この意味でストーリーというストーリーを見出しにくい一方、どうしても戦後の歴史は抜け落ちになってしまうことが多いので、その復習と2人が信仰されている宗教に関する基礎的なことも出てきますので、こうした「知識吸収につとめる類型」ではおすすめです。
まぁ「映画館でやるのか…?」とは思ったものの、じゃ「どこでやるんだ」ってことになりますし、こういう「地味な映画(作品)になること」自体はもう最初から分かっていたので、こうした点も考慮して減点なし(フルスコア)にしています。