デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価
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マンガは超えられてない印象
声の感じとか、音楽とかいいところはたくさんありましたが、マンガでたのしんでいた気持ちを超えるような何かとかはなかったです。
マンガで驚いた画力とか魅せ方とかたくさん工夫してあるところをうわべだけ持ってきた感じがしてしまいました。
わけわかんないのにすげえ!!みたいな感じをアニメでも感じたいと思ってましたが、そうではなかった。
個人の期待値の話ですね。
マンガの良いコマとコマを埋めるアニメならではの表現はなく、マンガのトレース紙芝居感みたいな。
オリジナルエンディングも、それはそれでいいですが、マンガを超した表現は感じられなかった。
前章で期待値下げてましたが、後章はそのまま自分の期待を超えはしなかったなぁ…
総理大臣がタバコをぷかぁとするシーンは好きです。
なんか消化不良な感覚がある
堂々完結
ワクワクでは前章に及ばないけど
後章は物語を収束させなきゃいけない分、フロシキを広げまくる前章と比べてしまうと、ワクワク感という意味で若干の弱さは否めない。
スピード感やテンポの緩急も前章ほどではなく、これ見よがしなギャグも多く、前半は少しタルかった。
侵略者たちの都合をもう少し描いてもらえたら、もう少し飲み込みやすかったかも。
あと、前章で結構強調してた、イソベやんのコミックの続き(スティックをどう使ったか)はモヤったまま。
門出のお父さんの件もなぁ。
作品の評価としては、ホントは星3.5辺りが妥当なのかもだけど、やはり前章でしっかり描かれたキャラクター達に、こちとらファンになってしまっている以上、そんな緩めの展開もまた愛おしかったりする。
だからこそ、やっぱり後章も「かどで」と「おんたん」二人の活躍で終えて欲しかったかな。
そしてラスト。
隣り合う日常と異常が、POPなでんぱ組.incに乗せて絶望的に溶け合う、この作品のベースがまさに結晶化した様なクライマックスの美しさよ。
「セカイ系」と言ってしまえばまさにソレ、って感じだが、決して「こうしてボクたちの世界は守られた」っていう直接的なハッピーエンドではなく、「辛いことはあったけど、それでもボク達は生きていく」という形になっているのも好感が持てる。
作者の他の原作含め、読みたくなる映画でした。
とっても好きです。
イヤ~期待どおり面白かった。
日曜日に鑑賞するため、金曜日にチケット購入。3人程購入者あり。
土曜日の21:00にどのくらい入っているか
確認したところ、6割程埋まってた。
これは、当日けっこう混むかもと予想。
1回目めが12:00からのスタートだったので
やはり8割程埋まってた。
おじさん多し。
もともとSFが好きなので、異星人SFかと思ったら、平行線やタイムリープがあり、SF好きにはたまらない設定だった。
最後どのようにまとめるかと思ったけど、上手くまとめてた。
ただ、どうしても絵で損していると思う。
新海誠監督の綺麗なビジュアルなら、もう少し色んな人に観てもらえると思う。
異星人の正体がわからなかったのが少し残念。
原作読まないとね
ブサ犬ちょっと活躍してた☺️
待ってました!
原作のラストが気になる
原作のあるものは仕方ないか
手放しの良作。前半の伏線回収・疑問解答の後編で、前編+後編=★4.25
後編は、前編の伏線(疑問)を回収する内容でもありますが、ガルパンやそれ以上のエヴァ程でなく、3ヶ月以内に続編を公開するスケジュールは有り難いです。
さてウマ娘と連続観賞を断念し土曜レイトで鑑賞しましたが、コチラはまずまずの良作でした。
そう言えば『PG12』指定? あのフェストゥムに相当するミニオンズもどきな侵略者キャラの惨○シーンが引っかかる? そんな彼らが最大の謎で、事情は薄っすら明かされましたが詳細は結局謎のまま(ともすればイカ娘的な懸念もw)。ただ本作は侵略戦争がテーマではないので、その辺は “よしなに” て事でしょう。一部描写・シーンに某国の実情および思想的な皮肉がチラ見した気も‥‥
よって後編はデーモン&おんたんや周囲との絆をとても良好に描いています。吉田脚本の真骨頂? 彼女は数々の良作をいくつも手掛けてますし。とは言え、おんたんのデンパは解明しつつも理由付けが少々強引‥‥まァ実際人間(子供)って思い付きで行動すると自分でもワケワカラない行動するので◎。
でもソレが近未来的技術の一端だったとは。もう一つのF技術ウンヌンについてはサスガに強引過ぎ+もうチョッと説得力が必要で、アイテム含めドラえもん的なご都合感は否めず。
それにしても、結局人間は愚かで醜く残酷で無慈悲なのか、賢く穏やかで暖かく立派なのか、その辺イロイロと考えてしまいます。人間って『デベ子』や『のび太』的な毒にも薬にもならない本質なのかな。作中の騒動劇は今まさにリアルな日本ですら起きてますし。
そんな世の中を鑑みると、こんな作品が生み出せる日本人の想像力と創造力には魅了されます。日本だからこそでしょうけど(意識高いハリウッド化しませんようにワラw)。
その他、いそべ総理大臣の人間らしさについて、だからどうなの?と言う扱いは刺さりましたw また高校教師は、上げ膳をイイ事に俗物に下るかと思いましたが、最後まで胸糞化しなくてよかったw そしてお兄ちゃん‥‥w
自衛隊や政府官僚などの上級民は相変わらずの描写でしたが、解りやすく風刺したのでしょう。それに後編はデーモン&おんたんと周辺の人々にフォーカスしてたので、その辺あまり気にならず。サスガに前半は伏線回なので?は付き物ですし。
『絶対』と言う言葉も刺さりました、持論ですが “正義≠絶対” です。
と言う訳で、手放し良作ではありましたが★5に届かない何かが。ヒョッとしてキャラデザ? まァ漫画原作なのでその辺は無理ですが、京アニ制作だったら『日常』みたいな風合いになったかな?w まァ結局何かが足りない?気はしてます。
前編に比べると…
なんかやべー日常系SF!
前章での女子高生の日常が徐々にSFチックな非日常に侵食されていき、遂に今回の後章では地球規模の危機に!
「侵略者」と呼ばれる謎の宇宙人たちの目的や衝撃の秘密が明らかになりいよいよ物語はクライマックスへ――
一見すると何気ない日常描写や社会風刺まで後あと思わぬ伏線になっていてかなり意表を突かれました。
SFにお約束の要素をちりばめつつも主人公たちの学生生活や友情もていねいに描いていて、終盤の門出からおんたん(凰蘭)へのセリフはすごくエモくてゾクッと来ました!
ゆる~い女子高生ライフとSFという奇妙な掛け合わせなのに絶妙な味わいになっています。
原作マンガとは結末を変えているらしいので、原作ではどんな終わり方だったのか気になるところ。
陰謀論とか政府の欺瞞とかそういう話題が好きな人にもおすすめ。
イデ◯ン
マルチバース何でもありだから嫌い。
統合力が抜群の一作
今年3月に公開になった「前章」に続く待望の「後章」でした。原作漫画は未読でしたが、本作の世界観に惹かれていっぺんにファンになりましたので、当初の予定より1か月ほど公開が遅れましたが、早速観に行って来ました。
東京上空にUFOが襲来し、そこに潜む宇宙人との会話なき対立という超マクロでSFチックなテーマと、普通の現代女子高生(本作では大学に入学して女子大生)の揺れ動く細かい心情の部分にスポットを当てた超ミクロなテーマを見事に融合させ、破綻のないお話に創り上げた統合力が凄いと感じました。また、福島第一原発の事故とか米軍基地問題をはじめとする日米の非対称な関係、グローバル化を進めたことによる在日外国人の増加とそれによる地域社会との軋轢と言った、まさに現実社会の重要テーマを、時に明示的に、時に暗示的に観客に提示しつつ、それでいて決定的な結論を押し付けない作風も、実に上品な仕上がりで良かったと思います。さらに、ドラえもんのオマージュであるイソベヤンの存在も、個人的には非常に刺さりました。後章ではイソベヤンそのものの登場機会が殆どなく、その点ちょっと残念ではありましたが、タケコプターオマージュが大活躍だったので満足出来ました。
声優については、ダブル主演の幾田りらとあのちゃんの2人が、門出と凰蘭の絵柄とか動き、性格に至るまで、非常にマッチしていて、見事なキャスティングだったと思います。テーマソングもこの2人が唄っており、本作がもっと話題にならないのが不思議というか残念なところではありました。
そんな訳で、本作の評価は★4.5とします。
前章から続けてもう一度観たい
浅野いにおさん原作コミックの劇場アニメ化2部作の後編である本作。前章で残された謎がずっと気になっていたので、公開初日に鑑賞してきました。ラスト上映回であったにも関わらず、結構な客入りで注目の高さがうかがえます。
ストーリーは、大学生となった門出と凰蘭が、竹本ふたばや田井沼マコトらと友達になり、オカルト研究会に入って平凡な大学生活を送り、東京各地では自衛隊による侵略者駆除活動が活発に行われていた頃、上空の母艦は白煙を上げて傾き、もし墜落すれば、そこから放出されるF元素によって人類滅亡の危機が迫る中、侵略者が移植された人間・大葉、侵略者駆除を進める政府、侵略者保護団体SHIP、政府とつながるS.E.S社、政府転覆を狙う過激派グループ・青共闘など、それぞれの思惑が絡み合っていくというもの。
冒頭からショッキングな映像で重くなりかけましが、前章同様に凰蘭と門出たちの会話が楽しく、異常な世界の中で紡がれる変わらぬ日常を感じさせます。SFスペクタクルの舞台を用意しながら、フォーカスするのは友情や恋。凰蘭にとって、この平凡な愛すべき日常、かけがえのない親友の門出こそが全てであり、世界中の全人類と天秤にかけても、守るべき大切なものだということが伝わってきます。
映像的には、前章同様、リアルな背景とギャグっぽいキャラの生み出す違和感が、作品の世界観とよくマッチしています。加えて、特殊な装置で記憶を共有するシーンや終盤のデストラクション展開は、圧巻の映像美で魅せてくれます。内容も映像も劇場クオリティで、しっかり楽しませてくれる作品だと感じます。
ただ、前章をちょっと忘れかけていたために、侵略者襲来の裏で暗躍する勢力がわかりにくく、頭の中でつながりが悪いところがあったのは残念です。中でも、S.E.S社や小比類巻に関する描写は、やや端折っていてわかりにくい印象を受けます。機会があれば、前章から続けてもう一度観てみたいし、改めてテレビシリーズでじっくり描いたストーリーも作ってほしいです。
キャストは、幾田りらさん、あのちゃん、入野自由さん、和氣あず未さん、白石涼子さん、内山昂輝さん、竹中直人さんら。前作同様、主演二人のポテンシャルの高さが光ります。
もしトラ(ほぼトラ?)ともし滅
偉そうな顔をしたクソな人間どもに支配されている世界なんて、滅んだっていいんじゃない。
21世紀初頭、科学技術の発達、国際協調のシステムも一応は整えて、飢餓も感染症も大きな戦争もなんとか地球規模で拡散することは回避できるようにはなってきたのに(地域間格差はまだかなりあるし、犠牲者もゼロにはできないけど、つまり完璧にはほど遠いとはいえ)、人類滅亡のリスクは結局はエライ人たちのエゴや欲望に左右されてない?
ウクライナ、ガザ。
だけでなく、もしトラが本トラ(本当にトランプ大統領再選)になって、習さん、プーチンさんたちが、俺たちもそろそろ終わコンだし、なんなら世界も一緒に終わらせちゃおうか⁈
となんらかのキッカケで同期したら、この映画のようなことになりますよね、現実世界も。
だったら、思春期に出会った最高の友達や仲間たちのために〝もし滅〟(もしかしたら人類滅亡するかも)なことを私たちがしたっていいよね?
はい、私はいいと思います。
現実社会では、どこにでもいるような若者が世界を滅ぼす機会に出会うことなんて、そうそうないし(あったら大変困る)、君たちより何十年も前にキクとハシ(村上龍『コインロッカーベイビーズ』の主人公)が同じように破滅に向けて疾走してる例もあります。
ちょっとやり過ぎで危なっかしいのが、若者の特権なのに、最近の若者はなんだか真面目でおとなしい。
若者はもっと怒っていい。
スタートアップとか起業で成功するなんて夢は既存の価値観をなんだかんだと変容させて、今の大人たちが作った経済成長システムに加担するだけで、どこにも反抗や反発の気配がなくて、結局は大人への階段の一歩をおとなしく踏み出しただけのようにしか見えない。
もちろん、賢い人たち(偉そうに見せるのが上手なクソなオトナ)は、君たち、それでいいんだよとほくそ笑んでいると思うけど。
この映画、もっとハメを外してもいいんだよ!という若者たちへの応援歌なのではないでしょうか。
傑作!闇鍋だと思ったら精密な寄木細工だった件
最初の予定では、後章は前章から約1ヶ月後の4月末に公開予定だったと記憶しております。
それが何らかの大人の事情、もしくはさらなるブラッシュアップによる質の向上でさらに一ヶ月後の公開と相成りました。
いやぁ、待ちに待ったの後章です!
最初に結論申し上げますと・・・待った甲斐がある、大傑作と断言いたします!無論、個人的な感想の範囲ではありますが、とにかく予想を上回る出来でした。
ストーリー的に前章で広げた大風呂敷はどう畳むのか、とっちらかって複雑に絡みあった利害関係、対立構造はどう決着をつけるのか・・・期待しつつも不安が先行してしまう状況でしたが杞憂に終わりました。
ネタバレしないようイメージで言いますと、前章の段階では「カオス全開の闇鍋」だと思ったら前後編合わせたら「精密な寄木細工」でしたね。
個性的なキャラクターの配置や彼らがストーリーに与える影響度は実は完璧に計算しつくされており、精緻に組み上げられたその総体は実に優雅で美しいのです。
だだ寄木細工だけに、その一つのピースが欠けただけでも全体が一挙に容易に崩壊してしまうんではないか・・・という危うさが常につきまとっています。
この危うさ不安定さには終始注目せざるをえませんでしたし、この作品の最も優れた特質、魅力のひとつだと思います。
リアルタイムで劇場公開時に鑑賞できたことに感謝します。ぜひ、映画館に足を運んでみください!
追記:最初から前章3月と後章5月の公開で予定通りだったみたいです。楽しみにしすぎて記憶改変が起こってしまいました。ごめんなさい(笑)
思った以上に青春謳歌
マルチバースなエンディング
すげーもんみた
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