デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価
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世界が滅ぼうとも君は僕の絶対
またしてもめちゃ面白くて「やはりアニメが最強」と一時的に思ってしまう。絵柄や物語の設定から浅野いにお=大友克洋の後継者と見ていたのだけれどもっともっと軟派で深くて複雑で乙女であったかく、硬軟のマッシュアップ具合がグレイト!そもそもが宇宙からの侵略者の船が上空に浮かぶという東京の非日常が日常化してしまったというお話で、その混ざり具合が秀逸。しかしコロナ以前の作品なので、あのパンデミック下街中の人間がマスクをして行き交うという映画を超越した近未来をすでに体験してしまった我々にしてみれば戦略核を米軍が使った後の首都で誰もマスクをしていないのが不自然。奇跡的に素晴らしいのは門出(幾田りら)と鳳蘭(あの)のキャスティング!それぞれの主題歌と相まって「君は僕の絶対だから。」というセリフが何度も心に染みる。君がいてくれれば地球が破滅したってかまわないんだよ。しかし回収されきっていない伏線が幾つか残っており・・・もやもや
【前章=傑作/後章=良作】
待ちに待ち望んだ後章!!やっと今日見て参りました。
いにおワールドの虜になっている僕は当然、世界観に浸りながら楽しませて頂けました!
前章を見終わった後、続きが気になり、原作を最終話まで読ませて頂きました。そして後章の今作。原作とはラストが違うと言われていたので、どういう終わり方をするのか非常に楽しみでしたが、他の方々が言うように、やはり広げた風呂敷の締め方が難しかったのかな。という印象を持ちました。勿論、後章も後章で良作でした。
個人的には、原作で悲しくなれたシーンも、映画では時間が足りなかったのか、キャラクターが上手く掘り下げられないままラストシーンを迎えたので、悲しくもなれず、キャラに感情移入も上手く出来ず、何となく収集付かずに終わらせた感じがしました。それは原作と似てるところもあるのですが笑
それでも、中川兄の凰蘭へのアツい愛情。凰蘭と門出の深い絆。侵略者大葉の平和主義的大活躍。全て感動致しました。原作とは微妙に違うシーンも、いにおワールドを壊さず、美しい2人の青春を体感出来ました。
多分これを感じたのは僕だけでは無いと思いたいですが、ラストの大葉が空から降って帰ってくるシーン。凰蘭と門出は地元(東京全土)が焼き尽くされ、家族も死んだかもしれない状況で、「大葉が帰ってきた!やったー!」「凰蘭と門出が一緒ならOK!」みたいなノリがモヤっとしました。前章を通してハートフルな人間関係、人と人との熱い絆みたいな物を描いていたのに、結局、凰蘭、門出、大葉が生きてればハッピーエンドなの?!と不思議な気持ちになりました。やはり大作漫画は映画に纏めるのは難しいですね。
個人的には前章には劣るものの、僕の趣味趣向には刺さりまくりな大満足映画でした!浅野いにお先生を初め、声優の皆さん、アニメーターの皆さん、プロデューサーの皆さん、その他沢山の方々。
最高の『デデデデ』を有難う御座いました!!!
2020年代アニメ史に残る名作
SFアニメ好き的には面白かった!
日本のアニメ映画でもまだまだこんな骨太な作品が作れるんだと感心しました。キャラクターや設定もSF好きな自分には堪りませんでした!
最後のオチもハッピーエンド嫌いのへそ曲がりな自分には結構楽しめました。
惜しむらくはやはり多くの方が指摘してる通り、「前編」からの「後編」までの空白期間だと思います。原作未読者としてはそこが辛かったです。(一応、パンフレットは大事に保管してました…笑)
余談ですが、CSの「漫道コバヤシ」にて原作者の浅野先生が漫画版の制作秘話などを話してるので是非見てください。
前章支持、後章非支持。
原作読もうかな…
今まで見たアニメーションで史上最強
なんだこれ。鳥肌たちまくりっすよ。
前章からみてどんな結末を迎えるのか
どれが1番腑に落ちて納得出来るんだろうか難しそうだなぁとか思ってたのもつかの間。
そうだ。こうだ。これだ!!!なんて最高なエンディングなんだ。何エンドか分類出来るのだろうか。
私的にはメリーバッドエンド要素があるのかなぁ?とか考えながらも、この作品観てよかった!!劇場でスクリーンで体感して良かったって大興奮である。そうだ、特に記憶の中に入る時の演出・効果が半端なくて、なんやこの没入感、鳥肌がビビビとものすんごい圧倒されたシーンだった。
それぞれの掲げている正義が、なんか全ての“正義の形”をここに集約させてぶつけ合わせて、武器に拳に時に心で殴り合い、どこの正義も共感出来なかったけど、おんたんの考えや言葉はごちゃごちゃだけど、でも矛盾してなくて芯があって支持するならば、おんたん一択!ってなったのも、やっぱりおんたんは“絶対”だから。そういう事だよね。
綺麗なところも汚いところも全部出し切られた物語に、浅野いにお先生大好きだわぁって再認識した映画でもあった。
まだまだ自分の中で咀嚼しきれてない部分もたくさんあるため、原作漫画は購入決定で、余韻に浸りまくろうと思う。
“何があっても完全無欠のヒーロー”♪
「青春謳歌」/幾田りらfeat.ano
意外とあっさり
最高でした
複雑な展開をまとめ上げた後章
原作を知らないので、とにかく後章が早く見たかった。期待に違わず、没頭して鑑賞した。レベルの高いSF作品であり、アニオタ萌え要素もあり、見応えのある作品だった。自分には全く展開の想像がついていなかったので、最後までしっかり楽しんだ作品だった。
多くの方に、絵やキャラクターで見ない選択をせず、是非見てみてほしい。
おんたん、かどでの幸せを願う!!
やっぱりネタバラシは必要なかったのかもね
前作の魅力は、空中に巨大な円盤があって侵略者の存在が確認されてもなお日常がゆったりと進行していくアンバランスさにあったのであって、今回のように、おんたんの過去や侵略者の上位にある存在などのSF的要素が語られはじめると、そうじゃないんだよな感が溢れ出てくる。
不思議な魅力のある作品
この世界は不条理に満ちていて、生き延びた事を後悔する時が来るかもしれない。
だけど、どんな世界でも、明日死んじゃうかもしれなくても、ボクは最後まで門出を守るからね、というおんたんの愛は分かりました。
あとは、よくわからない…わからないけど最後まで観客を惹きつける面白さがありました。
作者の論理が私にはわからないので、深く考えない事にします。
一つだけ……巨大宇宙船で突然やってきて領空を侵犯し、3年以上も明確な意思表示をしない異星人。私は小比類巻にはまったく共感しませんが、SHIPの「彼らにも権利を」という主張も気持ち悪かったです。異星人は、隣国からの難民が勝手にキャンプを形成しているのとは全く違います。意思疎通の能力があるのにしないのだから、侵略者です。SHIPの正義感は小比類巻と同様に自己陶酔ですね。
Boys, be ambitious.
前編の風呂敷の回収はお見事!
SFのモチーフに包まれたメッセージもお見事!
原作未読ですが面白かったです。
前編でも感じたのだけれども。
今の若い人に向けた熱いメッセージをやはり感じてしまい、最後泣きそうな気持になる。若い人に向けた作品だと思うが自分も含めて館内は年齢層が高かった。
政治や世の中を風刺した描写が多く笑える。
イカ派とタコ派
ふつうの人と偉そうなふりした人
総理がもう国民にウソをつきたくないと言う描写には笑えた。
政治家がウソをつくのか?米の意向ありきなのかは分からないけど。
日本の報道規制は高くてニュースもどこまで本当かは分からない。
自由に報道できる国のTOPは北欧が独占している話を子供にしたら、逆にビリはどこなのかと聞かれて二人で検索してみると北だった(北欧も北と書くけど北もいろいろなのだな)なるほど~。
今生きている世界が本当だなんて大人だって実感ないからね(だって報道だってどこまで本当かすら分からない)。
そもそもこの世界が現実なのかも誰も証明できないでしょ?
自分もどこからかやってきたのかもしれなしね。
宇宙船は見えないだけで今もお空にあるかもしれないし。
人間確実に死ぬけどいつ死ぬか知ってたら怖くて生きていても楽しくない。
未来に起こることは分からないからこそいい。
未来は変えられるそうだから。
「生きろ!」お兄さんの熱いメッセージが響く。
後編はストーリーが駆け足で進むため本当は4.5というところだけど。
ラストも含めわりと好きな世界観なので5です。
追記
後編も旦那が分からない言葉がやはり2つありました。
自宅警備員:学生でも主婦でもないのに就職せず家にいて自宅の警備をしている人
中二病:夢見る中二のまま大人になった人
かくいう私も中二病だったりするかも わら
人類の未来なんてどうでも良い
首都直下地震が来ると分かってる我々のリアル
2024年劇場鑑賞36本目 優秀作 70点
前章に引き続き概ね楽しめたが、個人的には世間の風潮通り前章の方が好み
まぁ、二部構成にする場合はどうしても、回収しきれていない謎を残してもそれが許される上に、それが続編に向けた高揚感になるので着地点をつけないといけない分、後章の方が評価が難しい
まず、主人公二人のバックボーンの描きや侵略者の諸々よりも、今シリーズは風刺の描きが凄まじい
タイトルにもある通り現代を生きる我々と切っては切り離せない首都直下地震を誰しもが想起する形で、前作はそれすらもわからなかった危機が可視化されて2年だか経過してでの話だったため、隣り合わせの恐怖の緊張が解け、平和ボケの中で謎と迫る人類崩壊が後章に向けた形なので、いい悲哀と描くベクトル差別化になった
最後のまた終わらない夏休みかぁみたいなセリフが、こんにちの我々に通じる集約された言葉な様に感じた
君は絶対なんだよっていい言葉だね
根拠のない自分は助かるや、まだ大丈夫なんてことより、危機感と余生を考えてからの行動と放つ言葉の想い、最も真剣に生きるべきだと考えさせられる
是非
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