デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価
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高いハードルを超えてきた
地球外から襲来した巨大な宇宙船が浮遊する光景が日常化した東京。そんな世界で青春を謳歌する少女たち。その状況が画期的かつ圧倒的で絶賛した前章。
そんなこんなで自分の中で異様にハードルが高くなった後章。
大学に通い始めた門出とおんたん、新しい友だち、オカルト研究会、そして門出と担任教師、おんたんと謎の少年の恋?、、、激しく動き出すかと思いきや、スローダウンして身近な人たちとの大切な時間をきっちり描いた。
一方、東京各地に出没する侵略者たち、駆除活動を繰り広げる自衛隊、侵略者狩りを続ける過激派グループ、そして煙を上げて傾く上空の母艦、、、世界の終わりに向かってカウントダウンが始まっていた。
思えば雑多な内容を盛り込んだ後章。
とことんオフビートな日常が好きだった。
いかにもなクライマックスも自分は好きだった。
そう、高い高いハードルを超えてきた👍
そして幾田りらちゃんとあのちゃん💕
凄い個性。凄い魅力。まさに無敵だった。
もはや芸術の域
今日も今日とて
斬新な設定にはまった
愛愛愛愛!!!!!
SF友情物語
良いところ
伏線がきれいに回収されて不平不満を持つような残り物がない
ん?なところ
相手は恒星間航行できるような科学力があって理性的な行動を取れる存在に対して絶滅主義とか愚の骨頂
わざとらしいまでのキャラデザに最後まで慣れなかった
きちんと風呂敷を畳み終えて伏線を回収してるので、ご都合的な後付けもなくラストを迎えられたと思うし、結局のところ大勢の意思や行動ではなく個人の感情で世界の命運が動く少し前のセカイ系作品ではあった。まあ、それを持って罪の意識を持つかどうかは作品の中での結論を支持する。
まあ、被害者家族から責められたらどうなるかは知らないけど、前編から通して広い政治や経済の側面とごく身近な個々の友情の話が対比的に描かれてて、つまるところおんたんの思うがままに進んだ、というところかな。
しかし侵略者モノとしては、政治も経済もテロリストも活動家も全ておバカに描かれてるのはシニカルと言うか雑と言うか。まず相手の戦力がわからんうちから攻撃を仕掛けるとか、交渉どころか相手の言語パターンの解析すらせずに駆除とかどう考えてもおかしい。あれはイデオンかよ。そこら辺の根本的な部分が本当に雑にだし、興味がなかったのかもしれんな。キャラデザでキャラの重要度がわかるとかはあまり好きになれんかった。
時間
と言う概念を持つことで、自己の存在と実在を理解するに至った人類の精神は、辛うじて肉体と言う物理現象を得たことで、現在地を知ることができているのである。
しかし、一個体個体が現在地に至るまでに経てきた時間
と言うか其々の宇宙は全く同じものはなく、人と人の交流は常に其々宇宙の衝突の瞬間なのだ。
と言うことは、宇宙同士の衝突という途轍もないエネルギー衝突が常にこの世界で起こっており今日明日滅亡なんて
生ぬるい幸せの一端であるw
そんなワールドイズマインな世界を浅野氏なりに読砕き
咀嚼してぺっと吐いたらデッドデッドになった◎
と僕は理解した。
僕が今全エネルギーを持って挑み託そうと思う存在との在り方も思い至ることができた名作に感謝!
アニメだと侮るなかれ。
ちょっとガッカリだけど、原作を少しだけ変えた結末は、まあ、この方がいいんじゃない
前章の謎の回収は大体なされている
まあ、予想通りなところもあれば、意外なところもある
予想通りのところも予想が外れたところも、ちょっとガッカリかなぁ
良かったのは、今の日本の危機的状況の比喩である前章の設定から結末までの社会のドタバタ喜劇
これは秀逸でした
そして、ラストの変更
ラブストーリーで終わらせたのが良かった
というのは、原作をざっと調べると、10年前の作品で完結が2年前
つまり、8年かかっている
内容からして、そんなにかかるはずがない
予想通り、長期休載を何度かやっているみたいですね
これは10年前の社会情勢、作者の心情が完結時とはかなり変わっている可能性がある
話を膨らませるために、途中でキャラクターを増やしてるなあと、映画を観ていて感じたのは正しかった
原作の完結は2年前だが、今でもタイムトラベル物は大流行り
もう飽き飽きしてしまった
2年前ならこれで良かったのかもしれないが、今なら、
最後は、なんや、謎の回収に終始してるだけやんとなる
タイムパラドックスを解決する方法として、多次元平行世界という説明が当たり前のように使われるようになった
物理学的なことはよく分からないが、とても都合の良い考え方です
この作品もそうですね
過去を変えて、自分の都合の良い未来に変える
でも、それは違う次元の未来
でもね、それは自己満なんですよ
新しい未来に自分はいるけど、もうひとつの古い未来は救えていない
自分さえ満足できれば、他のことは知らないという考え方ですよね
だから、つじつま合わせに終始する原作の最後ってなんの感動もないし、意味も無い
それがわかれば、結末をラブに置き換えたのはとてもいい
タイムパラドックスの辻褄合わせなんて、脇役でいいんですよ
無意味なんだから
前半の謎の回収で一つ引っかかっていたのが
駆除される前に宇宙人が
「君たちは同じ考えを共有していないんだね。」
みたいな事を言っていたんだ
これは、宇宙人がみんな同じ意識を持っているんだと解釈したんですよ
理想的なようで、危ない考え方だなあと思いました
個人の考えを否定する社会主義的な考え方だなって
いにおさんの理想はそうなのかなあなんて
でも後章では、そんな話はなかったかのようになっていました
だって、宇宙人達
現代人と考え方がぜんぜん変わらない
結局、真っ二つに別れて大変な事になっている
この辺りは、SFとしてはガッカリ
もっと宇宙的に洗練された人には理解出来ない思想があると思っていたのに
この作品は、ただの現代社会の風刺だったんですね
これは、作者の思考が変わったためかもしれませんが
というわけで、前章で期待していたほどには結末は大して斬新ではありませんでした
ヒーローが人知れず活躍して、被害を最小限に食い止めたっていうのもありきたりです
新海誠や細田守と何も変わらない
いっそ、”ノウイング”のような結末が用意されていた方が良かった
これじゃ”ディープインパクト”の足元にも及ばない
注釈
タイムパラドックス・・・例えば友達が死ぬのを止めるために過去に戻って阻止するなら、友達は生きているはずです。それなら、過去に戻るという行為は行われないはずです。そうすると、友達は死ぬはずで・・・という矛盾が生まれる事です
ノウイング・・・ニコラス・ケイジ主演
太陽フレアで地球が蒸発するやつ
ディープインパクト・・・世間的にはアルマゲドンの評価が高いが、あれは配役にスターを使ったから。作品としてはディープインパクトの方がずっと良作です。自己犠牲とはこうあるべきです。
声の魅力で想いが変わる・・・
原作未読です。
はっきり言って前章の記憶もうつらうつら。ただ、ラストが衝撃的で、どう後章に繋がるのかってのには、期待ワクワクでの鑑賞でした。
のっけから、やってくれます。期待以上のダークな展開、容赦ない殺戮にホラー大好き親父は大満足でしたが、門出やおんたんが出てくると、ふわ~っと、あの雰囲気に戻ってしまう。
前章とは明らかに違う緊迫感のなかでも、普通な生活が送られているような・・・
ある意味、ホッとする部分でもあります。
本作品は、地球人と融合?した侵略者(宇宙人)がメインかな。おんたんとのホノボノとした繋がりも魅力的だし、イソベアンの道具もどきで大活躍を魅せてくれます。
限りなく殺伐とした危機感を孕みながら、あの画と声でホンワカとした雰囲気を醸し出す。
なんとも表現し難い一本かな。
やっぱり前章と後章、一気に見てみたい。きっと全く違った印象を受ける気がする。
デデデデで?
前・後編の間がなるべく開かないようにと前章から2週間後に鑑賞した割に、ここまででどんな展開があったのか早くも脳内から飛んでいた自分に驚愕しつつ鑑賞。記憶を蘇らせながら、たくさんフラれた話がどう回収されていくのか期待していたのだが、回収されるものは新たな設定を加えた単なる辻褄合わせ、それ以外はとっ散らかったままぶん投げたようなラストにしか思えず…。
そもそもセカイ系な話でありながら主人公たちにさほど共感するわけでなく、あちこちに広げた大小色とりどりな風呂敷をどう畳むのかに興味を注いでいただけなので、それがこういった結末を迎えるのであれば正直どうでもいいと思ってしまった(オレが話についてけてないだけかもしらんが)。未読の原作漫画は12巻あるようなので240分の尺じゃ全然足りてない感もあるのだろうけど、漫画でじっくり読めばもっと深い味わいがあるのだろうか。
やはり繰り返し見るべき映画なのか。積み込み過ぎて情報量が多すぎ。
故キューブリックに観て欲しい。
傑作。
日常ってやつは
思いのほか普通に終わってしまった
好き!!
世界を守るより...
素晴らしいSF青春作品
採点3.9
相変わらず心地良いグダグダ感、この空気が実に面白い。
前後とも観るとわかるのですが、原作を実にうまくまとめてると思います。
思い切った構成になっていて、前章が門出編・後章が凰蘭編として作られていました。
合わせた脚本も巧みで、ここら辺はさすが吉田玲子ですね。
それとキャラが皆、実に生き生きとしている。
改めて、りらとあのキャスティングが素晴らしいですね。
その主題歌も二人なのが良い。
ピークは都市崩壊のシーンですね。
どの作品もですが、ここの描写はどうしたって「AKIRA」になってしまうし、本作の作画もそうでした。
しかしここの演出は素晴らしかった。
なんと言ってもでんぱ組の「あした地球がこなごなになっても」を入れた事ですね。
原作者自身が当時「デデデデ」を思いながら作った歌です。マッチしない訳がなく、それはとんでもないシーンになっていました。
そのエンディングも原作とは違いショートカットした感じでしたが、その収まりは良かったです。
後に知ったのですが、このエンドもいにおの絵コンテから作ったらしいですね。何とも納得です。
恋と戦いと友情、素晴らしいSF青春作品でした。
うーむ…
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