劇場公開日 2024年5月24日

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価

全178件中、1~20件目を表示

4.0二人の声の化学反応がもたらしたものの大きさ

2024年5月29日
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鑑賞方法:試写会

あの得体の知れない前章ラストで、謎のど真ん中へと急降下していった我々を待ち受ける今回の後章。門出とおんたんの親友コンビをはじめとする仲良しグループは揃って同じ大学へ。新たな友人やサークルの先輩も加わり、宇宙船をめぐる世間のキナ臭い状況が渦巻く中でも、相変わらずの賑やかさがスクリーン一杯に広がる。この「相変わらず」がどれだけ大切かを知るのは前作で大切な人を失った彼女たち自身。だからこそカウントダウン色が強まる中での、高校時代からまた一段階、歳を重ねていく青春の日々が我々にもいとおしく感じられてならない。そして何より、主演二人の個性と声の力がもたらすものの大きさは相変わらず。前作で定着した複雑かつ独特な言い回しを基盤にした「絶対」な関係性は、さらにコンビネーションと化学反応を際立たせ、安心感を持って突き進んでいく。ストーリーの完結と共に、二人の共演がもう聴けなくなってしまう寂しさが身を貫いた。

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牛津厚信

4.0『絶対』の存在と地球危機への警鐘

2024年12月23日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

昨日の前章に続いて、後章を本日鑑賞。小山門出と中川鳳蘭のW主演を、幾田りらとあのちゃんが務めてきた本作。前章では門出を中心に据えた展開で、後章ではどちらかと言うと、鳳蘭をメインに据えた内容となっていた。

前章のレビューでも記したが、地球上を取り巻く自然災害や戦争の破壊的な問題だけでなく、後章に入って、ジェンダーや多様性といった社会的な問題も視野に、本作のテーマがあることがよく分かった。人類の豊かさを追求するあまりに破壊してきた自然への代償は、今や計り知れないものもある。また、一方的な見方で、悪と決めつけ、仲間として認めなかったり、命までも奪うことがまかり通ったりしている、人類への警鐘とも思える内容だ。実際に、今この時も、世界中で、身勝手な正義の名の元に、殺戮が行われている現実を、侵略者狩りとして、描いているようにも感じた。

物語は、門出達も無事に、宇宙船が上空にある東京の大学に入学し、一風変わったオカルト・サークルに入部し、新しい仲間と共にキャンパスライフを謳歌するところから始まる。一方で、宇宙船からの侵略者も街のあちらこちらで目にするようになり、自衛隊によって徹底的に駆除され、政府転覆を狙う青共闘も、侵略者の狩りを続けていた。そんな折、宇宙船自体も耐久年数も訪れ、煙を上げ始め墜落の危機を迎える。それは、同時に地球滅亡へのカウント・ダウンでもあった。

そんな時、門出達は、前章でも現れた不思議な青年・大場圭太とオカルト・サークルの部長を通して出会う。実は、彼は小型宇宙船の墜落で亡くなった大場圭太の体を借りた侵略者なのだが、彼こそが、その後の展開の重要なキーパーソンとなって行く。鳳蘭の過去と正体を知り、この宇宙船墜落爆発の危機から地球を救う救世主として立ち上がるのだが…。

こうした内容のラストは、何とか無事に災難を回避して終わると思いきや、多くの等々い命が奪われてしまうシーンには衝撃を受けた。これこそが、私達に訴える本作のテーマの重みとも感じた。

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bunmei21

4.0前編との印象の違いに、自分でも驚いた

2024年12月20日
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鑑賞方法:VOD

個人的な諸般の事情により、観られなかった後編をやっと観られた。
だいぶ期間が空いたせいか、またスクリーンではなく配信での視聴だったことが理由かはわからないが、前編を観た時との印象の違いに自分でも驚いた。
前編では、門出とおんたんの無敵感にそのまんま乗っかって一緒に突っ走れたのだが、後編は、ほぼ全ての場面でブレーキがかかった。
こういう言い方をすると、この映画のつくりや描き方に対して、否定的に聞こえるかもしれない。でも、そういう訳でもなく、あえて前編と後編に分けた意味も、そこにあるのではないかと肯定的に思っているくらいだ。
この後編、自分にとっては、観客がその場その場で何かしらの疑問点を抱くように、意図的に少しずつ極端な描き方をしているようにも感じられた。賛成派、反対派、それを揶揄する者たち、傍観者等々の振る舞いを、ストレスに感じたり逆にスッキリしたりというのは、人それぞれだと思う。でも、それがどれも「100%同意にはならないような描き方」と言えばいいだろうか。どこかザラっとした居心地悪さを感じて、そこから問いが生まれてくる感覚を味わった。
しばらく前に、フォロワーさんから教えていただいた、イェフダ・アミハイというイスラエルの詩人の詩に「わたしたちが正しい場所に花は咲かない」というものがある。その詩をもとにした、同じくイスラエルの作家のアモス・オズの同名の本の中では、「わたしたちが正しい」を譲れない者たちを「狂信者」と表現していたが、今作に登場する人々の多くが、何らかの譲れない「狂信者」なのだ。それは、お互いを「絶対」と表現する主人公2人も同様だ。だから、観た後のカタルシスがあまりない。

自分はこの映画の中で、マコトの「悪いと思うなら、こっち世界で責任取るのが筋ってもんじゃねぇの」の一言が一番響いた。マコトのナチュラルさに、ホッとした。

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sow_miya

5.0しかし イメージと全く違う内容でビックリ

2024年12月9日
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前半の感想にも書いたけど実写ならエグい描写過ぎて観るのが無理なくらいキツい描写がこの絵🖼️のおかげで多少軽減されてるんだけどキツいわ👾👶🔫☠️
脚本とセリフが凄いし
あのちゃん全く違和感無いのも凄かったし
自分的には滅亡系作品てプリオの科学者のやつもありましたが年末に観るのに何故か合ってる気がしてます。(去年はクリスマスに市子を観てあまりにもキツいラストのオチで観た後食事🍽️や買い物🛍️するエネルギーが無くなりライフゼロ❤️0️⃣⤵️で帰って家でジーっとしてましたよ🥹)
しかしデデデは余韻が凄くて韓国のヤバイ作品を5本連続で観たような最高の🥰疲労感です🥹
つうか劇場行けば良かった😵‍💫
やはり日本てマンガやアニメのレベルが本当に高いんだなあと思いましたよ💯
自分が観たプライムのやつは 0話目と18話目が追加されてたそうでビックリ‼️ あのエピソードが無いとまあまあキツいオチになりますねしかし🤮

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

4.5言えるようになった映画館スタッフ・言えないままの映画館スタッフ

2024年9月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

怖い

前章での謎を明かしつつその後を描写している。
結末は意外過ぎず凡過ぎずといったところか。視聴者に媚びていないのは良いかもしれない。いずれの結末にしろ作品として成立しそうではあったが。
前章よりも評価は下げたが、日常感や所々のギャグと、人間の強さや脆さなどを違和感なく取り合わせているのは評価に値する。

良い点
・絵やBGMも褒めて良いだろう
・主役
・表情
・テーマソング

悪い点
・キャラデザが一部ギャグに寄りすぎている
・脇役が深掘りされていないため、とりあえず登場した感が僅かにある
・突入くだりのシーンがやや安っぽい

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猪古都

5.0文句なし!

2024年8月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

前章の伏線もキッチリ回収してくるし、意外さも含めてとっても素敵な作品。
笑いあり、涙ありで危うく涙溢れるとこだった。
鑑賞後、原作11巻ポチったほど。
それくらいめちゃいい!

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キチ

キッチリ「終わらせる」こと

2024年8月26日
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鑑賞方法:映画館

日本のアニメには冷ややかな僕も「何じゃこれ?」と身を乗り出した前章を受けての結末作です。あの壮大な謎は一体どうなるんだとワクワク。ただ、物忘れが酷いジイサンで、3月に観た前章の細部は既にあやふやになっているので前章との連続上映を鑑賞したのですが、これは正解でした。

 前章で提示された謎を後章で明かすのでややもた付きは感じられ、「いや、これはどうなのかな」とツッコミを入れながらの鑑賞でしたが、それがスクリーンとの対話になり、終始見入ってしまいました。

 あの巨大なUFOは原作時点では震災や原発のメタファーだったのかも知れませんが、今やそれがコロナにも戦争にも見えて来ます。でも、地球が終わろうとも貫かれる「あなたが大切」との思いは切実にしみました。

 ただ、原作では映画とエンディングが異なっているそうです。原作がどうなるのかは知りませんが、映画版でのあの甘い (?) エンディングにはがっかりだったな。もっとキッチリ「終わらせ」ようぜ。

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La Strada

4.0面白かったけど おっさんの私には少し重い!

2024年7月17日
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鑑賞方法:映画館

面白かったけど
おっさんの私には少し重い!

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あすきち

4.0原作を読んでみたいと思った。前章の盛り上がりよりは落ち着いた展開。...

2024年7月3日
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鑑賞方法:映画館

原作を読んでみたいと思った。前章の盛り上がりよりは落ち着いた展開。たとえ世界が終わると分かっていたとしても最後の瞬間までいろんな愛を感じて生きて行きたい。良い映画だった。

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Cちゃん

3.0やはり、むつかしいよなぁ

2024年7月3日
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鑑賞方法:映画館

前章はとても素晴らしく、その勢いで
後章に大期待して鑑賞。

前章同様にアニメとしてのクオリティは
すばらしかったです。お話自体も
崩壊しておらず、後章として十分
まとめられたと思います。

原作ファンとしては、「どう終わらせる?」と
いうところが気になっていました。

劇場版オリジナルエンディング・・・怖い

仕方なし。。。。かぁ。
やっぱり2部作には無理があったんだよなぁ。
この終わり方は物語としてはアリなんでしょう。
原作を読んだことない方にはスッキリするの
かもしれません。

しかし、僕としては本作の本質がブレて
しまったような気がするのです。
かろうじて筋には沿っていますし、
駆け足のような描写はあるのですが、
決してあのエンディングでまとめる
話しではないと思うのです、

色々終わっていくけど、守り続ける
「絶対」とは何なのか?
それを求める理由は何なのか?

そこにこそ本作のテーマが
あるような気がしています。
そのあたりがモワンとして
しまった本作は不完全燃焼で
消化不良だと思っちゃうのです。

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バリカタ

4.0説明不足が目立つも…時間内に詰め込んだ感はある

2024年6月24日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

前編を見たけど殆ど記憶が飛んでいる状態から鑑賞しました。
『侵略者』の扱いや立ち位置、各登場人物像、原作が掲載されていた時代感から色々と考えさせられながらも、こうなるのかと思いながら楽しく見れました。
登場人物が後編も特徴的なのも想像しながら見ていく上で楽しむ事が出来ました。

ただ、全体的に説明不足は目立つなとは思いました。
色々と伏線は回収しているし、話の流れから冒頭から気になっていた内容も推測出来たりはしていますが、全体的に説明不足・鑑賞した人の想像に任せてしまっている風になってしまった感はありました。
表現できる上映時間という制約から、脚本家が色々と悩んだ上でこうしたんだなぁと思える部分を多く感じたため、解説本とかがあるとより楽しめたのではと思いました。
映画の終わりについては、映画らしい終わりの世界軸になったなという感想でした。

個人的にはポップコーンMサイズがあると程よく鑑賞出来ると思いました。
食べながら気軽に見ていった方が良い感じにエンタメとして楽しめると思います。
SF作品として堅苦しく見てしまうと説明不足から疲れてしまう、そんな作品でした。

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かなん

4.0"絶対"

2024年6月23日
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鑑賞方法:映画館

好きだ。原作の終わり方は知らないのだけれども、もっと虚無な感じなのかな?ラスト手前の展開を考えるとそんな事を思ってみたり。でも劇場公開作品としてはコレでええんじゃないのでしょうかね。声が抜群に良くて「鉄コン筋クリート」を思い出したりもしました。前後章作品としてクセはあれども万人にオススメしたい逸品です。
とっ散らかってるのに一貫してるキャラクター達の魅力。世界は広いけれども大事にしたい世界が広い必要は無いんだよとはっきり言えるメッセージ。それでもファンタジー寄りのエンディングを添えて優しく食べやすいコース料理に仕立て上げたのは、映像化スタッフとなんとかひと噛みしたい原作者のマリアージュの賜物だったのではないでしょうか。エンドロールにちょいちょい出てくる名前にほっこりしながらそんな事を思いました。

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lynx09b

4.5思いのほかわかりやすい。

2024年6月21日
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鑑賞方法:映画館

しばらく映画鑑賞できない状態だったけど、まだ上映していて良かった。
前編はあれこれの要素が断片的で、でも不穏な展開や主演二人の魅力などで惹きつけられたけど、
後編はあの球体が便利に全体像をまとめてくれてかなり分かりやすかった。
そしてあのクライマックス。
いっそ清々しい。
エグさとふわふわ感が楽しめた。良かった。

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kawa

5.0すごく好き

2024年6月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

幸せ

よくこれだけの要素ぶっこんだなぁと。
もしこの作中の女の子たちがスイーツバイキング行ったら多分ケーキとかアイスとか好きなものをこれでもかって積みまくった巨大なパフェタワーとか作ると思うのよ。なんか作品がもうそういう感じ。
もうとんでもないんだけど、でもちゃんとどこ食べても美味しいのね。
もう感情ぐっちゃぐちゃになるから2回目見れるようになるまで心の準備が必要だけど、間違いなくこの作品大好き!
(レビューの「印象」のところ3つまでしか選べないとか無理。大体の要素入ってる。泣けるし笑えるし悲しいし楽しいし怖いし…以下略!)

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なみなみ

3.0前章よりパワーダウン

2024年6月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

単純

いつも通り予備知識なしでの鑑賞。前章はもちろん観てますが原作漫画は全く未読です。

前章は風呂敷を拡げてゆく一方なので「あれ?意外とおもしろいね(どこから目線)」と素直に評価できましたので、この後章でどう畳むのか・・・という事で拝見させていただきました。

うーん・・・、ちょっと話の畳み方もその演出についても作画面についても、全般的に前章より一段落ちるような力尽きちゃったような印象でした。

よくある話をあちこちからつまんできて再構築して風呂敷を拡げて魅せるまではよかったけど、畳む方向についてやはり難しいものなのだな、と1人で納得してしまいました。

いやでも本当に意外とおもしろいのでサブカル臭が苦手とかでなければお薦めしたい作品ではあります。

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寝落ち中尉

4.0原作もあのアイドルも知らないけど

2024年6月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

怖い

あの曲での、あのシーンは、すべてのモチーフを回収するだけの力・効果があったと思います。

原作もでんぱ組も知らなかったけど。
あのシーンはやられた。

絶望と希望が入り混じったような
笑いながら怒る人みたいな
竹中直人出てた(笑)

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スコア105

4.0崩れていく世界でなおみずみずしい青春

2024年6月15日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

幸せ

何度かあるキスシーンの
「衝動的」な「自然体」な雰囲気は
グロテクスな世界の歪みの中にあって
まったくいやらしくなくてすがすがしくてよかった

原作未読なので原作の結末との比較はできないのだけど、

どんどんと先鋭化していく世界と
呑気なキャンパスライフを送るメインキャラたちの対比と乖離
終末後の世界のややほっとさせる物語の締めも含めて

前後編合わせ最後までたっぷり楽しめる作品だった

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破雲泥

3.0中高生になら心に残る一作かもね

2024年6月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

個人的にはステレオタイプなおバカなオトナばっかり出てくる前章がイマイチでしたが、原作者がこだわり抜いて制作に携わったとのことで、吉と出るか凶と出るか知りたくて観に行きました。前章がアフォなオトナばかりなのも、過去の出来事がきっかけのあえてのものなんじゃないかと期待も込めて•••。

冒頭、前章のダイジェストもなくいきなり続きから始まります。

前章後半で意味ありげに登場させたキャラクターたちは大して活躍せず、前章で何のためにわざわざ時間割いて登場させたの?と思ってしまう。

しまいにはセリフと映像で丁寧な説明が始まっちゃう始末•••。

おそらくアニメ制作のプロの方達と原作者の間でいろいろあったんだろうなあ、と邪推してしまいました。

前章では後章を推理•考証させる伏線がそれほどあるわけでもなく、ただ異常な世界での日常を見せるだけにとどまり、いきなりの急展開で幕を閉じましたが、おそらくアニメ制作のプロの方たちからすれば、もっと後編につながる引きや考察のネタとなるヒントや伏線をいろいろ張りたかったんじゃないかなあ、と思ってしまいました。

結局伏線やら考察のヒントもないので、それらの回収もなく、結末に向かってのカタルシスもなく、謎は謎のまま終わってしまいます。
申し訳ないけど、原作者さんがもう少しアニメのプロの方々の意見を取り入れていれば、アニメ作品として、映画作品として面白いものになったんじゃないかなあ、って感じです。

結局、藤子マンガ&ガールミーツボーイがやりたかっただけなんかな、と…。
たくさんの作品を浴びるほど見てきた理屈を求める大人には残念ながら響かない作品かと。

ただ、おそらく中高生なんかにとってはなかなかの心に残る一作になるんじゃないかなあ~、って気はします。

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よんしん

4.0終末的青春映画

2024年6月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

楽しい

お互いに「絶対!」と呼べる存在、シュールでポップでエモい会話、かつヘタにベタベタ恋愛していない、いい塩梅。これぞ青春映画の金字塔だわ…この感じは実写では無理でしょう。ひろし兄さんは残念だったけれど、大葉くんは帰ってきて良かった。近いうちに原作を読みに行くぞ!漫喫に。

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印刷局員

3.5ストーリの凹凸とテンションの凹凸

2024年6月11日
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 映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。

 前章を見てから2か月ちょっと経っていたこともあり、少々細かいことは忘れていた感もありました。
 第一の感想としては前作と同様にやはり若干冗長かな、と感じてしまいました。日常シーンのやり取りなんかは好きです。また、作品の雰囲気も好きです。ただ、話が動くのかな、と思ってから実際に話が展開するまでにテンポの悪さを感じました。
 特に、作品の中盤から終盤にかけておんたんと門出の過去の話となり、作品の肝となる部分が明らかになります。ここについては鑑賞していても「なるほどなぁ」と思ったのですが、話の展開のスピードが上がらず、大場くんが宇宙船に近づいていくシーンでもなかなかカタルシスを感じられませんでした。(これは映画というより、原作からのテンポ感なのかも、と思いますが。。。)
 この作品の世界を構成するものをより現実的に、でも重くなりすぎないように書くと、表現もストーリーの結果もこのような作品になるのかな、と感じました。

 演じるキャラクターもあるのかもしれませんが、あのちゃんやっぱり演技上手だなぁ、と思いました。

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kame-pukupuku