デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価
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二人の声の化学反応がもたらしたものの大きさ
あの得体の知れない前章ラストで、謎のど真ん中へと急降下していった我々を待ち受ける今回の後章。門出とおんたんの親友コンビをはじめとする仲良しグループは揃って同じ大学へ。新たな友人やサークルの先輩も加わり、宇宙船をめぐる世間のキナ臭い状況が渦巻く中でも、相変わらずの賑やかさがスクリーン一杯に広がる。この「相変わらず」がどれだけ大切かを知るのは前作で大切な人を失った彼女たち自身。だからこそカウントダウン色が強まる中での、高校時代からまた一段階、歳を重ねていく青春の日々が我々にもいとおしく感じられてならない。そして何より、主演二人の個性と声の力がもたらすものの大きさは相変わらず。前作で定着した複雑かつ独特な言い回しを基盤にした「絶対」な関係性は、さらにコンビネーションと化学反応を際立たせ、安心感を持って突き進んでいく。ストーリーの完結と共に、二人の共演がもう聴けなくなってしまう寂しさが身を貫いた。
言えるようになった映画館スタッフ・言えないままの映画館スタッフ
前章での謎を明かしつつその後を描写している。
結末は意外過ぎず凡過ぎずといったところか。視聴者に媚びていないのは良いかもしれない。いずれの結末にしろ作品として成立しそうではあったが。
前章よりも評価は下げたが、日常感や所々のギャグと、人間の強さや脆さなどを違和感なく取り合わせているのは評価に値する。
良い点
・絵やBGMも褒めて良いだろう
・主役
・表情
・テーマソング
悪い点
・キャラデザが一部ギャグに寄りすぎている
・脇役が深掘りされていないため、とりあえず登場した感が僅かにある
・突入くだりのシーンがやや安っぽい
キッチリ「終わらせる」こと
日本のアニメには冷ややかな僕も「何じゃこれ?」と身を乗り出した前章を受けての結末作です。あの壮大な謎は一体どうなるんだとワクワク。ただ、物忘れが酷いジイサンで、3月に観た前章の細部は既にあやふやになっているので前章との連続上映を鑑賞したのですが、これは正解でした。
前章で提示された謎を後章で明かすのでややもた付きは感じられ、「いや、これはどうなのかな」とツッコミを入れながらの鑑賞でしたが、それがスクリーンとの対話になり、終始見入ってしまいました。
あの巨大なUFOは原作時点では震災や原発のメタファーだったのかも知れませんが、今やそれがコロナにも戦争にも見えて来ます。でも、地球が終わろうとも貫かれる「あなたが大切」との思いは切実にしみました。
ただ、原作では映画とエンディングが異なっているそうです。原作がどうなるのかは知りませんが、映画版でのあの甘い (?) エンディングにはがっかりだったな。もっとキッチリ「終わらせ」ようぜ。
原作を読んでみたいと思った。前章の盛り上がりよりは落ち着いた展開。...
原作を読んでみたいと思った。前章の盛り上がりよりは落ち着いた展開。たとえ世界が終わると分かっていたとしても最後の瞬間までいろんな愛を感じて生きて行きたい。良い映画だった。
やはり、むつかしいよなぁ
前章はとても素晴らしく、その勢いで
後章に大期待して鑑賞。
前章同様にアニメとしてのクオリティは
すばらしかったです。お話自体も
崩壊しておらず、後章として十分
まとめられたと思います。
原作ファンとしては、「どう終わらせる?」と
いうところが気になっていました。
劇場版オリジナルエンディング・・・怖い
仕方なし。。。。かぁ。
やっぱり2部作には無理があったんだよなぁ。
この終わり方は物語としてはアリなんでしょう。
原作を読んだことない方にはスッキリするの
かもしれません。
しかし、僕としては本作の本質がブレて
しまったような気がするのです。
かろうじて筋には沿っていますし、
駆け足のような描写はあるのですが、
決してあのエンディングでまとめる
話しではないと思うのです、
色々終わっていくけど、守り続ける
「絶対」とは何なのか?
それを求める理由は何なのか?
そこにこそ本作のテーマが
あるような気がしています。
そのあたりがモワンとして
しまった本作は不完全燃焼で
消化不良だと思っちゃうのです。
説明不足が目立つも…時間内に詰め込んだ感はある
前編を見たけど殆ど記憶が飛んでいる状態から鑑賞しました。
『侵略者』の扱いや立ち位置、各登場人物像、原作が掲載されていた時代感から色々と考えさせられながらも、こうなるのかと思いながら楽しく見れました。
登場人物が後編も特徴的なのも想像しながら見ていく上で楽しむ事が出来ました。
ただ、全体的に説明不足は目立つなとは思いました。
色々と伏線は回収しているし、話の流れから冒頭から気になっていた内容も推測出来たりはしていますが、全体的に説明不足・鑑賞した人の想像に任せてしまっている風になってしまった感はありました。
表現できる上映時間という制約から、脚本家が色々と悩んだ上でこうしたんだなぁと思える部分を多く感じたため、解説本とかがあるとより楽しめたのではと思いました。
映画の終わりについては、映画らしい終わりの世界軸になったなという感想でした。
個人的にはポップコーンMサイズがあると程よく鑑賞出来ると思いました。
食べながら気軽に見ていった方が良い感じにエンタメとして楽しめると思います。
SF作品として堅苦しく見てしまうと説明不足から疲れてしまう、そんな作品でした。
"絶対"
好きだ。原作の終わり方は知らないのだけれども、もっと虚無な感じなのかな?ラスト手前の展開を考えるとそんな事を思ってみたり。でも劇場公開作品としてはコレでええんじゃないのでしょうかね。声が抜群に良くて「鉄コン筋クリート」を思い出したりもしました。前後章作品としてクセはあれども万人にオススメしたい逸品です。
とっ散らかってるのに一貫してるキャラクター達の魅力。世界は広いけれども大事にしたい世界が広い必要は無いんだよとはっきり言えるメッセージ。それでもファンタジー寄りのエンディングを添えて優しく食べやすいコース料理に仕立て上げたのは、映像化スタッフとなんとかひと噛みしたい原作者のマリアージュの賜物だったのではないでしょうか。エンドロールにちょいちょい出てくる名前にほっこりしながらそんな事を思いました。
思いのほかわかりやすい。
しばらく映画鑑賞できない状態だったけど、まだ上映していて良かった。
前編はあれこれの要素が断片的で、でも不穏な展開や主演二人の魅力などで惹きつけられたけど、
後編はあの球体が便利に全体像をまとめてくれてかなり分かりやすかった。
そしてあのクライマックス。
いっそ清々しい。
エグさとふわふわ感が楽しめた。良かった。
すごく好き
よくこれだけの要素ぶっこんだなぁと。
もしこの作中の女の子たちがスイーツバイキング行ったら多分ケーキとかアイスとか好きなものをこれでもかって積みまくった巨大なパフェタワーとか作ると思うのよ。なんか作品がもうそういう感じ。
もうとんでもないんだけど、でもちゃんとどこ食べても美味しいのね。
もう感情ぐっちゃぐちゃになるから2回目見れるようになるまで心の準備が必要だけど、間違いなくこの作品大好き!
(レビューの「印象」のところ3つまでしか選べないとか無理。大体の要素入ってる。泣けるし笑えるし悲しいし楽しいし怖いし…以下略!)
前章よりパワーダウン
いつも通り予備知識なしでの鑑賞。前章はもちろん観てますが原作漫画は全く未読です。
前章は風呂敷を拡げてゆく一方なので「あれ?意外とおもしろいね(どこから目線)」と素直に評価できましたので、この後章でどう畳むのか・・・という事で拝見させていただきました。
うーん・・・、ちょっと話の畳み方もその演出についても作画面についても、全般的に前章より一段落ちるような力尽きちゃったような印象でした。
よくある話をあちこちからつまんできて再構築して風呂敷を拡げて魅せるまではよかったけど、畳む方向についてやはり難しいものなのだな、と1人で納得してしまいました。
いやでも本当に意外とおもしろいのでサブカル臭が苦手とかでなければお薦めしたい作品ではあります。
原作もあのアイドルも知らないけど
あの曲での、あのシーンは、すべてのモチーフを回収するだけの力・効果があったと思います。
原作もでんぱ組も知らなかったけど。
あのシーンはやられた。
絶望と希望が入り混じったような
笑いながら怒る人みたいな
竹中直人出てた(笑)
崩れていく世界でなおみずみずしい青春
何度かあるキスシーンの
「衝動的」な「自然体」な雰囲気は
グロテクスな世界の歪みの中にあって
まったくいやらしくなくてすがすがしくてよかった
原作未読なので原作の結末との比較はできないのだけど、
どんどんと先鋭化していく世界と
呑気なキャンパスライフを送るメインキャラたちの対比と乖離
終末後の世界のややほっとさせる物語の締めも含めて
前後編合わせ最後までたっぷり楽しめる作品だった
中高生になら心に残る一作かもね
個人的にはステレオタイプなおバカなオトナばっかり出てくる前章がイマイチでしたが、原作者がこだわり抜いて制作に携わったとのことで、吉と出るか凶と出るか知りたくて観に行きました。前章がアフォなオトナばかりなのも、過去の出来事がきっかけのあえてのものなんじゃないかと期待も込めて•••。
冒頭、前章のダイジェストもなくいきなり続きから始まります。
前章後半で意味ありげに登場させたキャラクターたちは大して活躍せず、前章で何のためにわざわざ時間割いて登場させたの?と思ってしまう。
しまいにはセリフと映像で丁寧な説明が始まっちゃう始末•••。
おそらくアニメ制作のプロの方達と原作者の間でいろいろあったんだろうなあ、と邪推してしまいました。
前章では後章を推理•考証させる伏線がそれほどあるわけでもなく、ただ異常な世界での日常を見せるだけにとどまり、いきなりの急展開で幕を閉じましたが、おそらくアニメ制作のプロの方たちからすれば、もっと後編につながる引きや考察のネタとなるヒントや伏線をいろいろ張りたかったんじゃないかなあ、と思ってしまいました。
結局伏線やら考察のヒントもないので、それらの回収もなく、結末に向かってのカタルシスもなく、謎は謎のまま終わってしまいます。
申し訳ないけど、原作者さんがもう少しアニメのプロの方々の意見を取り入れていれば、アニメ作品として、映画作品として面白いものになったんじゃないかなあ、って感じです。
結局、藤子マンガ&ガールミーツボーイがやりたかっただけなんかな、と…。
たくさんの作品を浴びるほど見てきた理屈を求める大人には残念ながら響かない作品かと。
ただ、おそらく中高生なんかにとってはなかなかの心に残る一作になるんじゃないかなあ~、って気はします。
終末的青春映画
お互いに「絶対!」と呼べる存在、シュールでポップでエモい会話、かつヘタにベタベタ恋愛していない、いい塩梅。これぞ青春映画の金字塔だわ…この感じは実写では無理でしょう。ひろし兄さんは残念だったけれど、大葉くんは帰ってきて良かった。近いうちに原作を読みに行くぞ!漫喫に。
ストーリの凹凸とテンションの凹凸
映画館にて鑑賞しました。原作は未読です。
前章を見てから2か月ちょっと経っていたこともあり、少々細かいことは忘れていた感もありました。
第一の感想としては前作と同様にやはり若干冗長かな、と感じてしまいました。日常シーンのやり取りなんかは好きです。また、作品の雰囲気も好きです。ただ、話が動くのかな、と思ってから実際に話が展開するまでにテンポの悪さを感じました。
特に、作品の中盤から終盤にかけておんたんと門出の過去の話となり、作品の肝となる部分が明らかになります。ここについては鑑賞していても「なるほどなぁ」と思ったのですが、話の展開のスピードが上がらず、大場くんが宇宙船に近づいていくシーンでもなかなかカタルシスを感じられませんでした。(これは映画というより、原作からのテンポ感なのかも、と思いますが。。。)
この作品の世界を構成するものをより現実的に、でも重くなりすぎないように書くと、表現もストーリーの結果もこのような作品になるのかな、と感じました。
演じるキャラクターもあるのかもしれませんが、あのちゃんやっぱり演技上手だなぁ、と思いました。
良く出来たストーリー、映像が綺麗!!
・前章が凄く面白かったのですが、エンディングがイメージ出来なかったのですが、良い感じに終わったと思います。
・若者の馬鹿らしく素晴らしい日常がどんな時でも続いていく感じが素晴らしいです。
・結構大事な人がめっちゃ死んでいくんですが、音楽が良い感じで悲しくなりません。(笑)
・登場人物それぞれ良い感じで、良い意味で普通の人たち、ありがちな美男美女もあまり登場せず、等身大で感情移入がしやすい、良い映画だと思います。
リアルなのか?前章の終わり方で完結はしてるけど
原作は読まず映画前後章だけの知識ですが、
前章の後半にあった急展開からの高校生活に続く理由などなど、
前章で??????だった点は全て解決しましたが、
なんて言ったらいいのか?
スッキリして終わったと言うよりはぽっかーんとしてしまった。
伏線の未回収とかそう言ったモヤモヤではなく、
モヤモヤが残る映画でした。
どう読み解けがいいのか?
見た人ごとでの解釈でいいのだけれども、スッキリ全てが腑に落ちで終われる人は少ないと思います。
見終わってそこそこ経ちますが、モヤモヤ感が残って暇の時にあの終わり方の事を考えてします映画です
モヤモヤ感の分だけ星マイナス1にしました。
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