「首都直下地震が来ると分かってる我々のリアル」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
首都直下地震が来ると分かってる我々のリアル
2024年劇場鑑賞36本目 優秀作 70点
前章に引き続き概ね楽しめたが、個人的には世間の風潮通り前章の方が好み
まぁ、二部構成にする場合はどうしても、回収しきれていない謎を残してもそれが許される上に、それが続編に向けた高揚感になるので着地点をつけないといけない分、後章の方が評価が難しい
まず、主人公二人のバックボーンの描きや侵略者の諸々よりも、今シリーズは風刺の描きが凄まじい
タイトルにもある通り現代を生きる我々と切っては切り離せない首都直下地震を誰しもが想起する形で、前作はそれすらもわからなかった危機が可視化されて2年だか経過してでの話だったため、隣り合わせの恐怖の緊張が解け、平和ボケの中で謎と迫る人類崩壊が後章に向けた形なので、いい悲哀と描くベクトル差別化になった
最後のまた終わらない夏休みかぁみたいなセリフが、こんにちの我々に通じる集約された言葉な様に感じた
君は絶対なんだよっていい言葉だね
根拠のない自分は助かるや、まだ大丈夫なんてことより、危機感と余生を考えてからの行動と放つ言葉の想い、最も真剣に生きるべきだと考えさせられる
是非
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