「中途半端なハッピーエンド・・・」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 浅見探偵さんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端なハッピーエンド・・・
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前編をみて、けっこう、地球外からの侵略者が日常に溶け込んだなかで青春を謳歌する少女たちのゆるいストーリーと、その底に漂う人類破滅への予知というアンバランスなストーリーに魅了されて、待ちかねてみた後編。公開初日に行ってきましたよ。
でも、まあ、期待ほどには後編は私を満足させてはくれなかった。ある程度、前編での仕掛けた物語は回収されたけど、安易なパワレルワールドや、凄いのか凄くないのかわからん侵略者たち、なんの意味があったのか疑問だらけのノアの箱舟計画、過激派グループ「青共闘」の活動など、話が整理されないままでした。めちゃめちゃもやもやさせられて、大勢の人間が無意味に死んだだけで、とはいえ、地球が滅亡することなく、主人公の門出や凰蘭、そして侵略者の大葉くんは生き残って、中途半端なハッピーエンド・・・。だわな。
原作未読だったので、映画とは違う原作のラストはどうだったのかと、少し興味がでたが、全12巻のマンガ本を読もうとは思わないし、いささか期待ハズレだった本作。
前編を観たときの感想で「最終の評価は後編をみないと採点できないが、あえてするなら★3.8かな。後編の出来次第で、3.5になるかも、4.0になるかもしれない・・・」と書いたが、最終の評価は★3.6。ちょっと惜しい映画だった。
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