「リアリズムを徹底したセカイ系を構築するとこうなるのか!」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリズムを徹底したセカイ系を構築するとこうなるのか!
とりあえず見ておくかというスタンスで鑑賞した前編。ラストでは、完全に参りました、とスクリーンにひれ伏してしまった。
後編は、気合を入れて初日に鑑賞。ハードな幕開けでSF全開かと思えば、不意打ちでくるハート❤ズキューンのシーン。ツンデレもここまで進化すると、乗っかるしかない。全身感情移入で、腰が砕けそう。さすが、吉田玲子のシナリオ。
腰が砕けたところに、襲ってくる容赦無用のリアリズム描写。『イソベやん』そっくりのおバカ顔の首相の登場で油断していると、害虫のごとく殺されていく侵略者たち。グロいというか、心理的にダメージを受けてしまう無慈悲描写。
ラストは、衝撃の連続です。未来を信じていいのか悪いのか。人を信じてよいのか悪いのか。
この破壊的で愛にあふれる余韻をぜひ劇場で。
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