劇場公開日 2024年5月24日

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想・評価

全278件中、1~20件目を表示

5.0「ぽちっとな」は宇宙共通

2024年5月28日
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鑑賞方法:映画館
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猿田猿太郎

4.0現実との符号に正直ビビる。

2024年6月29日
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村山章

4.0二人の声の化学反応がもたらしたものの大きさ

2024年5月29日
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鑑賞方法:試写会

あの得体の知れない前章ラストで、謎のど真ん中へと急降下していった我々を待ち受ける今回の後章。門出とおんたんの親友コンビをはじめとする仲良しグループは揃って同じ大学へ。新たな友人やサークルの先輩も加わり、宇宙船をめぐる世間のキナ臭い状況が渦巻く中でも、相変わらずの賑やかさがスクリーン一杯に広がる。この「相変わらず」がどれだけ大切かを知るのは前作で大切な人を失った彼女たち自身。だからこそカウントダウン色が強まる中での、高校時代からまた一段階、歳を重ねていく青春の日々が我々にもいとおしく感じられてならない。そして何より、主演二人の個性と声の力がもたらすものの大きさは相変わらず。前作で定着した複雑かつ独特な言い回しを基盤にした「絶対」な関係性は、さらにコンビネーションと化学反応を際立たせ、安心感を持って突き進んでいく。ストーリーの完結と共に、二人の共演がもう聴けなくなってしまう寂しさが身を貫いた。

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牛津厚信

5.0浅野いにおの構造主義的世界観

2025年12月16日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

ドキドキ

カワイイ

このアニメに関して前章、後章、通して言える事は、大きな世界観が横たわっているという事を見逃してはいけない。
それはユングからレヴィ=ストロースにつながる構造主義的世界観に、さらに新たな観点を導入した世界が描かれている点であろう。そしてこのアニメで描かれている世界があまりに巨大である為に、まずこの作品を鑑賞する為には大まかなアウトラインの確認が必要だと実感した。

本アニメ作品に関して浅井にいおの原作未読なため、どこまでが浅野マンガの世界観に忠実なのは自分には判断する材料がない。原作クレジットが打たれている点、小学館がバックアップに入っている事を考えたら脚本家や監督の思想が独走した作品とは考えにくい。それゆえこの映画作品=浅野にいおの世界観として俯瞰する。

ちなみに整理すると・・
本作、監督は『ぼくらのよあけ』の黒川智之
脚本は『猫の恩返し』『映画 けいおん!』『ガールズ&パンツァー 劇場版』『若おかみは小学生!』『きみと、波にのれたら』『のぼる小寺さん』の吉田玲子が担当している。

まず絵柄から言うと萌えキャラベースでメインストリームは少女たち(小学校高学年?から大学生になるまでの)が繰り広げる所謂セカイ系の物語と言えるが、従来のセカイ系と本質が異なる。

まずいつからこの萌えキャラをシリアスな物語に絡めるようになったのかと言うと自分の知る限り🎦映画大好きポンポさんと考える。勿論その前に🎦若おかみは小学生!(2018)や📺ガルパン(2012~)などは存在したものの、所謂セカイ系の特徴である萌えキャラが絡んだ後の世界がその恋愛系の世界に物語の世界が引っ張られていくのが常である。しかし本作品にはそれがない。即ち外挿された現象(侵略者?・UFO)の飛来などに一部5人の少女たちの世界にほとんど影響を受けない。特にその中のコアを占めるふたりの主人公「小山門出(IKURA)」「中山鳳蘭(あの)」の関係は「絶対」と位置付けられ日常生活に揺らぎがない(厳密にいうと修正された日常)。この「絶対」をベースに考えると突然現れたUFOの襲来までもが集団的無意識に、特に厄災の象徴ととらえる事が出来、米軍の民間エリアでのありえない殲滅行為や政府の宇宙人狩りなど、その描写がどんなにリアルでも現実的な軍事オペレーションとはおよそかけ離れている点やさらには多くのアニメへのオマージュもそうであるが現実的な世界の描写とはおよそいいがたい。オマージュの内容については最後に簡単にまとめてみたいが、それらがすべて象徴として描かれているとしたらその荒唐無稽さも理解出来る。

顕著なオマージュにはまず藤子不二雄の『ドラえもん』で、ほんやくコンニャクなどの様々な未来ツールが登場する。特にタケコプターはこの物語のメイン器具でもあり、恐らく作者の高い藤子愛が根底にあり、藤子サイドの著作権問題まで気になるがそこは同じ小学館管轄、抜かりはない事であろう。『ドラえもん』に関しては小道具のみならず設定ももはやオマージュではなくそのものと言うような倒置の仕方をしている。これは先に述べたように現実をイメージしたものと言うより設定自体がメタファである事を如実に物語っている。

またキャラクターについて言えば水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するようなデザイン(目玉おやじや鬼太郎、ねずみ男などの引用)、かきふらいの『けいおん!』キャラなどの指摘も相次ぐ。また『映像研』の影響やストーリーの展開の壮大さや仕掛けとしては,『魔法少女まどかマギカ』の影響も無視できない。これらアニメ上級者に向けたオマージュの散りばめは逆に『ドラえもん』しか見いだせなかった鑑賞者には小ばかにされたような不快感を与える結果となったかもしれない。

また往年の漫画ファンからは古くは『デビルマン』『漂流教室』そしてアニメにおいての『エヴァンゲリオン』のようにクリエイターの見てきたもの、影響されたものをそのまま倒置する手法に加え、明らかに進化途上での新表現を導入した『AKIRA』『ドラゴンボール』『20世紀少年』など1980年代前後に確立したのニューウェーブコミック的表現、主題も織り交ぜながら日本のサブカル、日本のアニメの「総決算」を見せられつつ、少年誌におけるコミック文化の大いなるテーマとしての「ともだち」はまさに『20世紀少年』の主題であり、3.11の際の日米災害オペレーションの合言葉を経て、今回の起爆としての「合言葉」で使われる②至る。そこで、この合言葉はあくまでも爆破を止める為のパスワードであったはずが、容赦のない破壊の前倒しのキーワードとなっているところも注目である。全てのオマージュがどこへ向かっているのか?この物語の大きな主題の屋台骨となっている。
こここそが読み違えてはいけない点なのだがこの作品が単なる「セカイ系」でないとことの所以である。少女たちの物語は異世界との接点はもつものの決してその世界に影響を及ぼし解決はしない。

最初の接点は5人の中のひとり栗原キホの死である。その日常への介入に対して引きずられるのは元彼の小比類巻の変容である。これ自体も、大切な人を奪った現実に対して屈折した復讐劇へと駆り出されていく様は安倍元首相銃撃事件を先取る予見性を持った表現となってる点が注目される。ここにも予見性、暗示性の中の集団的無意識による作用が見て取れる。レヴィ=ストロースの記号論による予見性、人知を超えた循環性の表れと言っていい。

3.11の震災やコロナ禍の暗喩、ウクライナやガザ地区の実情、この国を覆う閉塞感と展望のないモラトリアム感など、日本の中で渦巻く打開できない閉塞した世界観は🎦インデペンデンス・デイと言うより、全編隠喩的表現の🎦第9地区の方が近いかもしれない。おんたんが大学へ行ってやりたい事として「洗脳しやすいエリートを洗脳して軍を作る」という発言は1980年前後の大学自治の中で多くの大学における宗教団体の青年部がサークルの名を借りて布教活動をした事に由来する。統一教会の原理研、創価学会の第3文明研究会、オーム真理教は大学学内にスカウトでピックアプしサテアンと言う基地まで作ってみせた。そう言った創作背景にある不安と言う名の世界の影と「3.11」と「コロナ禍」、そして「安保」などの社会的、自然災害的事象などの不安要素と絡めてきた現実。そう言ったメタファとしての現実に対し、「小山門出(IKURA)」「中山鳳蘭(あの)」の関係は常に『絶対』である。このアニメにおいて世界は不安がいっぱいでも少女たちの世界は決して変わることのない『絶対』である。これこそ本アニメのメインテーマであり、この作品が単なるセカイ系にカウントされない本質である。

原作コミックは12巻あるので、それでもこのアニメでは結構はしょられていると言うからまだまだ多くの予見された世界が描かれているのかもしれない。

自衛隊や軍需産業の描き方が図式的にすぎないかとか辞職に追い込まれることをビビってる高校教師が平気で女子生徒を自宅アパートに入れか?ドアまで閉めるか?とかの荒唐無稽描写への指摘や、アイドル推し総理とかトランスヴェスタイトなど、モブキャラに徹底的なこだわりを見せて手抜きがないわりとクセになる描写などマニア向けのサービスなのかステレオタイプ的なネットキャラのオンパレードで冷静に考えるとリアリティとは程遠い世界と世界構成員。しかもこれもいくつかの指摘が散見されたがキャラたちの顔のアンチ萌に対して、少女たちの肉体の描写が徹底的に性的でリアリティがありしかも萌系と、かつて見た事のないなまめかしさを持つ。それ故に人間劇としてウルッとする場面や性的なトキメキを覚えるシーンなど妙にその表現とは反対にリアリティがあり没入感が持てたりするのだ。この点を「青春時代に抱えている正義、恋愛、性欲、家庭、成績、進路、友情、イジメとかそういうゴチャゴチャした精神的なクライシスをSF世界観として表現した素晴らしい作品」と評した人の視点も同じ見立てから来ていると思われる。その一方で日本の磨き上げてきた最強ギミックを、宮崎駿とも富野由悠季とも新海誠とも異なる方向で、きちんとまっとうなSFとして仕上げてきている、もしくは最新作の細田守の🎦果てしなきスカーレットに繋がる程のビジュアルエフェクトなど徹底して日本アニメ史の本質を踏襲してきている点も見事である。

そして第二の世界との接点が後半のかどでが人類英知を超えた器具を手にしそれを使っていくうちに自らの自我と独善を暴走させ自滅していってしまう描写である。そこには🎦クロニクルをの設定アイデアを彷彿と連想された指摘もあった事をここに併記しておきたい。冷静に見るとこんなステレオタイプに描かれた人間たちも都合のいいだけの世界も現実には存在しないだろうという考え当然であるが、それがあえての演出だったらすごいと思うと言う指摘と共にここではあえてそれを設定のコアに据えているのだと断言してみたい。なぜならこの後かどでは🎦インターステラーよろしく別の時間軸にスライドする事でかどでとほうらん(おんたん)の関係が再度リセットされて「絶対」となる。逆に言えば、ところどころ友人の死とかUFOの撃墜とか、ストーリーのポイントになりそうなエピソードは一つ一つを掘り下げられる事も、引きずることもなく何事もなかったように話が進んでいく、言ってみれば、えげつないことが起こるけど、スルーしていく日常系アニメとして淡々と進行するまさにこの方向性こそが逆にリアリティを醸し出すと言うアイロニー。その淡々と進行するだけの現実は女子高生たちのクセのありすぎる会話だけでも十分成立しているからこの映画のリアリティに対するこだわりの深さを示すのである。

そして最後にこのアニメの一見すると本筋とは関係ないかのように描かれる「恐怖」はこの「絶対」を背景にしている事を観客は最後に思い知らされる。自分の正義を信じる人間が力を持つことの独善の怖さ、卒業式の日の「仰げば尊し」をバックに侵入者を「殲滅」「駆除」するシーンの怖さ。この「恐怖」こそを描かなかった🎦オッペンハイマーに欠落していたものこそこの「終末観」である。日本では既に🎦AKIRAで描かれてる世界観でもあったのに。

この「絶対」の「恐怖」の一方で描かれているものアンチテーゼとして無抵抗な弱者の殺戮。侵略者と言うレッテル。排外主義者と自己主義者。アイデンティティの喪失と自己発見。異界、異質とのコンタクトは新たな出会いの無い世界。マルチバースにおけるシフターとしての存在の相対性。侵略者=先住者=支配者の相対性。ネガティブサイドからの覚醒。かどでの暴走に繋がる覚醒。やり直しが本質的に無意味との同義性。自分と言う存在によって他者の人生の有り様が変わろうとも、自分の人生は誰のものでもないと言う「絶対性」と「独善性」。侵略者たいするその上位者としての存在の設定。また細かい日常描写ではあるが教師と教え子の禁断愛は閉じた世界での近親者との出会いが遺伝子の反発の健全性を損なう危険性の暗示であるとか、おうらんが僕から私へと移行するアイデンティティの変化には異世界(大葉君)との融合における世界構築の健全性などの暗示とか・・・

前・後編を通じて「絶対」と「相対」への価値観の揺らぎがステロタイプ化された世界(異世界)と何があっても不変を貫く少女たちの日常の絶対世界とを行き来する。この答えのないさまを丸ごと観客に投げつけてエンドロールを迎えるこの作品構成、かつて体験したことがあったであろうか?その答えは各自の胸に去来する日常と今も変わらず周囲で流れる日常との狭間でそれぞれがその答えを見つけるしかないのである・・・・。

最後に二人の絶対的主人公の声を演じた幾多りらとあのの凄さは日本アニメのアイコンとしての力が宿ったかのようで称賛の限りを贈りたい。

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mark108hello

3.5【”明日世界が滅びるとしても、今日君はリンゴの木を植える。”やり直しの選択が惹き起こした取り返しのつかないデストラクション。前章ラストの流れからイキナリ、ディストピアな衝撃の結末を迎える後章。】

2025年5月1日
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悲しい

怖い

難しい

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NOBU

4.0平和とか日常が簡単に奪われる世界と、リンクした。

2025年3月31日
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琥珀糖

4.0コチラは悪くなかった

2025年1月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

前章は全く面白くなかった。ただ何かを散りばめただけで何も感じなかったし、何も生み出されてなかったからだ。
後章は観なくていいかもなというくらいどこがいいのか分からなかった。
前章後章セットで手元にあったのでせっかくだから観ることにしたのだが、一転して後章は面白かった。

前章でばら撒かれただけのピースを取り込みながら、キャラクター個人に関するミニマムなことからUFO飛来から始まるマキシマムなことまで、互いに干渉しながら展開していく物語はなかなか刺激的だ。
前章はただの糸で後章は編まれた布になったような感覚だろうか。

死に気味だったキャラクターも後章ではいきいきとしていたし、門出と凰蘭を演じた二人のボイスキャストも良かった。

締めくくりは若干大味な印象を持ったけれど、作品全体としては悪くなかったのではないかと思う。
難点を言うなら、この物語で4時間は尺を取りすぎかと思う。
前章のほうが評価が高いので何とも複雑な気持ちだが、前章のパートは30分くらいでまとめられた。

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つとみ

2.02025 3本目

2025年1月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

前編もそうだが、テーマが重くグロい。
殺戮者は明らかに人間の方ですね。
最後も個人的にはバッドエンディングかなと。

映画を観てhappyになりたい人は観ないほうがいいかもしれません。

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しゅん.13

4.0ずっとずっとダーリンズドキドキドストライクっしょ

2024年12月30日
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泣ける

笑える

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Don-chan

4.0疑問は残っただわな

2024年12月30日
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泣ける

楽しい

難しい

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DPZ

4.0『絶対』の存在と地球危機への警鐘

2024年12月23日
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悲しい

怖い

興奮

昨日の前章に続いて、後章を本日鑑賞。小山門出と中川鳳蘭のW主演を、幾田りらとあのちゃんが務めてきた本作。前章では門出を中心に据えた展開で、後章ではどちらかと言うと、鳳蘭をメインに据えた内容となっていた。

前章のレビューでも記したが、地球上を取り巻く自然災害や戦争の破壊的な問題だけでなく、後章に入って、ジェンダーや多様性といった社会的な問題も視野に、本作のテーマがあることがよく分かった。人類の豊かさを追求するあまりに破壊してきた自然への代償は、今や計り知れないものもある。また、一方的な見方で、悪と決めつけ、仲間として認めなかったり、命までも奪うことがまかり通ったりしている、人類への警鐘とも思える内容だ。実際に、今この時も、世界中で、身勝手な正義の名の元に、殺戮が行われている現実を、侵略者狩りとして、描いているようにも感じた。

物語は、門出達も無事に、宇宙船が上空にある東京の大学に入学し、一風変わったオカルト・サークルに入部し、新しい仲間と共にキャンパスライフを謳歌するところから始まる。一方で、宇宙船からの侵略者も街のあちらこちらで目にするようになり、自衛隊によって徹底的に駆除され、政府転覆を狙う青共闘も、侵略者の狩りを続けていた。そんな折、宇宙船自体も耐久年数も訪れ、煙を上げ始め墜落の危機を迎える。それは、同時に地球滅亡へのカウント・ダウンでもあった。

そんな時、門出達は、前章でも現れた不思議な青年・大場圭太とオカルト・サークルの部長を通して出会う。実は、彼は小型宇宙船の墜落で亡くなった大場圭太の体を借りた侵略者なのだが、彼こそが、その後の展開の重要なキーパーソンとなって行く。鳳蘭の過去と正体を知り、この宇宙船墜落爆発の危機から地球を救う救世主として立ち上がるのだが…。

こうした内容のラストは、何とか無事に災難を回避して終わると思いきや、多くの等々い命が奪われてしまうシーンには衝撃を受けた。これこそが、私達に訴える本作のテーマの重みとも感じた。

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bunmei21

3.5二部作併せて、今年の“絶対”の一本

2024年12月21日
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怖い

興奮

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近大

4.0前編との印象の違いに、自分でも驚いた

2024年12月20日
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個人的な諸般の事情により、観られなかった後編をやっと観られた。
だいぶ期間が空いたせいか、またスクリーンではなく配信での視聴だったことが理由かはわからないが、前編を観た時との印象の違いに自分でも驚いた。
前編では、門出とおんたんの無敵感にそのまんま乗っかって一緒に突っ走れたのだが、後編は、ほぼ全ての場面でブレーキがかかった。
こういう言い方をすると、この映画のつくりや描き方に対して、否定的に聞こえるかもしれない。でも、そういう訳でもなく、あえて前編と後編に分けた意味も、そこにあるのではないかと肯定的に思っているくらいだ。
この後編、自分にとっては、観客がその場その場で何かしらの疑問点を抱くように、意図的に少しずつ極端な描き方をしているようにも感じられた。賛成派、反対派、それを揶揄する者たち、傍観者等々の振る舞いを、ストレスに感じたり逆にスッキリしたりというのは、人それぞれだと思う。でも、それがどれも「100%同意にはならないような描き方」と言えばいいだろうか。どこかザラっとした居心地悪さを感じて、そこから問いが生まれてくる感覚を味わった。
しばらく前に、フォロワーさんから教えていただいた、イェフダ・アミハイというイスラエルの詩人の詩に「わたしたちが正しい場所に花は咲かない」というものがある。その詩をもとにした、同じくイスラエルの作家のアモス・オズの同名の本の中では、「わたしたちが正しい」を譲れない者たちを「狂信者」と表現していたが、今作に登場する人々の多くが、何らかの譲れない「狂信者」なのだ。それは、お互いを「絶対」と表現する主人公2人も同様だ。だから、観た後のカタルシスがあまりない。

自分はこの映画の中で、マコトの「悪いと思うなら、こっち世界で責任取るのが筋ってもんじゃねぇの」の一言が一番響いた。マコトのナチュラルさに、ホッとした。

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sow_miya

5.0しかし イメージと全く違う内容でビックリ

2024年12月9日
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前半の感想にも書いたけど実写ならエグい描写過ぎて観るのが無理なくらいキツい描写がこの絵🖼️のおかげで多少軽減されてるんだけどキツいわ👾👶🔫☠️
脚本とセリフが凄いし
あのちゃん全く違和感無いのも凄かったし
自分的には滅亡系作品てプリオの科学者のやつもありましたが年末に観るのに何故か合ってる気がしてます。(去年はクリスマスに市子を観てあまりにもキツいラストのオチで観た後食事🍽️や買い物🛍️するエネルギーが無くなりライフゼロ❤️0️⃣⤵️で帰って家でジーっとしてましたよ🥹)
しかしデデデは余韻が凄くて韓国のヤバイ作品を5本連続で観たような最高の🥰疲労感です🥹
つうか劇場行けば良かった😵‍💫
やはり日本てマンガやアニメのレベルが本当に高いんだなあと思いましたよ💯
自分が観たプライムのやつは 0話目と18話目が追加されてたそうでビックリ‼️ あのエピソードが無いとまあまあキツいオチになりますねしかし🤮

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2024年12月7日
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はて1984

4.5言えるようになった映画館スタッフ・言えないままの映画館スタッフ

2024年9月19日
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前章での謎を明かしつつその後を描写している。
結末は意外過ぎず凡過ぎずといったところか。視聴者に媚びていないのは良いかもしれない。いずれの結末にしろ作品として成立しそうではあったが。
前章よりも評価は下げたが、日常感や所々のギャグと、人間の強さや脆さなどを違和感なく取り合わせているのは評価に値する。

良い点
・絵やBGMも褒めて良いだろう
・主役
・表情
・テーマソング

悪い点
・キャラデザが一部ギャグに寄りすぎている
・脇役が深掘りされていないため、とりあえず登場した感が僅かにある
・突入くだりのシーンがやや安っぽい

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猪古都

5.0文句なし!

2024年8月27日
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泣ける

笑える

興奮

前章の伏線もキッチリ回収してくるし、意外さも含めてとっても素敵な作品。
笑いあり、涙ありで危うく涙溢れるとこだった。
鑑賞後、原作11巻ポチったほど。
それくらいめちゃいい!

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キチ

キッチリ「終わらせる」こと

2024年8月26日
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鑑賞方法:映画館

日本のアニメには冷ややかな僕も「何じゃこれ?」と身を乗り出した前章を受けての結末作です。あの壮大な謎は一体どうなるんだとワクワク。ただ、物忘れが酷いジイサンで、3月に観た前章の細部は既にあやふやになっているので前章との連続上映を鑑賞したのですが、これは正解でした。

 前章で提示された謎を後章で明かすのでややもた付きは感じられ、「いや、これはどうなのかな」とツッコミを入れながらの鑑賞でしたが、それがスクリーンとの対話になり、終始見入ってしまいました。

 あの巨大なUFOは原作時点では震災や原発のメタファーだったのかも知れませんが、今やそれがコロナにも戦争にも見えて来ます。でも、地球が終わろうとも貫かれる「あなたが大切」との思いは切実にしみました。

 ただ、原作では映画とエンディングが異なっているそうです。原作がどうなるのかは知りませんが、映画版でのあの甘い (?) エンディングにはがっかりだったな。もっとキッチリ「終わらせ」ようぜ。

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La Strada

3.5作品が映像になる醍醐味を感じた。

2024年8月9日
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ゆめ

3.5ちょっとモヤッと

2024年7月23日
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幸せ

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