「コレはヤバイ、トンデモない傑作❗️かも 前編までのところは。」デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章 かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
コレはヤバイ、トンデモない傑作❗️かも 前編までのところは。
浅野いにお氏の漫画は苦手で、読むと何と無く嫌な予感がする(おやすみプンプンとか)ので避けてきた。
当然、本作原作も未読だがSF設定なので気にはしてた感じ。
映画館で、ポスター見るまでアニメ化も知らなかった。
ポスター見てコレは観なきゃいけないヤツかもって気になり出し、あのちゃんが声優?で観るぞっとなったのだが、やはり浅野いにお効果で中々決断できず、後編始まるからそろそろ終わりそうなので、ギリ鑑賞。
観て良かったって言うか、コレはヤバい。
前編なので基本、風呂敷を広げる作業なのだが、広げ方が絶妙で面白い。
3年前の突然の巨大飛行物体襲来と沈黙、その後現在まで続くやんわりとした終末感を帯びつつ余り変わらない日常の2つの時間軸をカットバックして繋げていく。
その間に観客に感情移入や理解を誘う、各キャラ描写や背景が心地よい情報過多で流れ込む。
徐々に日常が崩れだし、もう一つの時間軸が描かれ出した時、頭の回転が加速する快感で、おおーっとなった。
一つ一つの設定や描写は、既知なモノ(ただ浮かんでる巨大飛行物体、ドラえもん擬き、ニート、いじめ、夏休み、過大な力を得て暴走ナドナド)なのだが、その編集から醸し出すグルーヴにヤバいもの見てる感が半端なかった。
(ノーラン監督も見た方が良い!おすすめっ❗️)
原作がどのように表現してるのか読んで無いので分からないし、漫画はそもそも受け手のペースで読み進められるメディアなので、この快感が得られるのかも分からない。
しかしこの魅力的な世界は、原作からきてる部分なのだろう。
それを咀嚼や再構成して、受け手を拡げるアニメーションの作り手の手腕に脱帽した。
所謂セカイ系だし前編なので、この大風呂敷をどう畳むかに後編はかかっているし、待ちきれないし楽しみだ。
本来、後編公開は4月末だったみたいで(知らんかった予定通りなら間違いなく見逃してる)、どうもギリまでリテイクしてるとか、原作と違う結末なのかとか(原作の結末も知らんけど)色々噂がある様で、益々楽しみです。
こんばんは。
かぼさん!前章間に合って良かったですw!
私は既読組なんですが、漫画では途中、中弛みしていた所があって、世界観に引き込まれるものの、スピード感・緊張感は本作の方が格段に勝っておりました。漫画後半の見せ場を早くも前章に出してきており、結末も、映画オリジナルとの事!どう着地するのか、後章が待ち遠しいです!