キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパークのレビュー・感想・評価
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ド・ストライク!
1973年にセントラルパークで開かれた彼女の無料コンサートを収めたドキュメンタリーです。様々な洋楽を浴びる様に聴いていた僕の十代ど真ん中で活躍した彼女の歌声はドストライクでした。ナレーションや回想コメントは最小限に抑えて、各曲をフルコーラスでたっぷり聞かせる構成にまずは拍手拍手。大きなスクリーンとスピーカーで迸る彼女の歌声でコンサート気分に浸る事が出来ました。ややブルージーなフレーズが飛び出す度に身を乗り出してしまいます。
歌声が伸びやかのは勿論なのですが、歌唱中の表情がとてもキュートでキュンキュン。そして、彼女が奏でるピアノの音色が鋭い切れ味だったのに驚きました。
最後の曲 ♪ You’ve got a friend ♪ の時にはもうウルウルを抑える事が出来ませんでした。
2023/12/7 鑑賞
ライブを追体験させてくれる
キャロル・キングの愛すべき人柄が伝わってくる
前半、キャロル・キングの作曲家としてのキャリアのスタートからシンガーソングライターとして世界的に知られるようになった過程のドキュメンタリーがとてもよかった。自分の十代から二十代に掛けてとても知られたミュージシャンで、「タペストリー」は大ヒットしたアルバム。ニューヨークに生まれ、LAへ。そしてA&Mでのスタジオミュージシャンとの交流。ジェイムス・テーラーやジョニ・ミッチェルも。
ニューヨークセントラルパークでのフリーコンサートは推定十万人を集めたという圧巻のライブであった。前半は主にピアノの弾き語りで歌うキャロル・キング。後半はレコーディングメンバーが登場しリズムやバッキング、ホーンセクションが音楽を彩る。特に、デヴィッド・T・ウォーカー(ギター)、ハーヴィー・メイソン(ドラムス)、トム・スコット(サックス)らはトップミュージシャンで多くのレコーディングに参加しており、今回の映画でも期待していた。が、トム・スコットはほとんど映らず。デヴィッド・T・ウォーカーのバッキングギターもちょっとイマイチ。ハーヴィー・メイソンはたくさん映っていたがまあまあ。
演奏曲目は18曲。知っている曲のIt's Too Late、You’ve Got A Friendの2曲は素晴らしかった。ただその他の曲にはあまり心が動かされず全体的にはイマイチだった。ただ、愛や友情、気持ちのすれ違いなどその歌詞はいいものがあった。
映画(動画)での見どころは彼女の歌いっぷりやオーデェンスとのやり取り(白人が多かったがアフロ・アメリカンもチラホラといる)、会場の雰囲気・ファッションや1970年代のNY。
唯一スペイン語で歌ったCorazón(コラソン)。どうしてスペイン語で作ったのかは分からないが、ブルックリン生まれの彼女にとってはスパニッシュ系の住民が身近にいたのかもしれない。そこは私の知らなかった彼女の一面で、ラテン好きの私にはとても興味が湧いた。
君の友だち
やっぱり最後の曲は
いい曲
50年前のコンサートが今リアルに蘇る!
50年前にtimeslip
1973年5月26日、ニューヨークのセントラルパークで行われたCarole Kingの野外コンサートのドキュメンタリー映像。コンサート映像の前に10分程、歴史的名盤"Tapestry"で大ブレークするまでのCarole Kingの足跡が流れるが、後はすべてコンサート映像である。この"Tapestry"は中学生の時に購入し、今でも時々聴くくらい大好きなアルバムであり、もちろんCarole Kingは大好きなアーティストである。だからSCREENで彼女の生映像が見られるという、その事実だけでこの映画には満足である。ただただ懐かしい。
コンサート終了後に髭面だったりアフロだったりのニューヨーカーがゴミを集めてビニール袋に。コンサート後のごみ拾いなんて、日本の専売特許かと思ったら、50年前のニューヨーカーもやってんだな(今はどうなんだ?)。
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